ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

2234、世界遺産へ

2014年04月27日 | Weblog
日本が世界文化遺産に推薦していた「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県富岡市など)が世界文化遺産への登録勧告を受けました。
日本の近代工業化に果たした役割や、保存状態の良さが高く評価されました。
1987年操業停止後も赤煉瓦の建物や300人の女子工員が一斉に糸を繰った世界最大の繰糸場がほぼ完全に残っていて、その保存状態は「奇跡的」と評価されています。
今年6月にも世界遺産に登録されるようです。
「富岡製糸場を世界遺産に!」、と群馬県は2003年から運動してきました。
登録勧告のニュースに号外も出ました。

喜ぶ関係者(右端は富岡市のイメージキャラクター「お富ちゃん」)
ゴールデンウイークには多くの人が訪れるでしょう。
正式に登録されれば、日本の世界文化遺産は昨年の「富士山」に次いで14件目で、世界自然遺産も含めた世界遺産では国内18件目となります。
近代産業遺産では国内初の快挙です。
群馬県は日本一の養蚕県で、その象徴が富岡製糸場です。
というより、1872(明治5)年に開業した日本初の官営製糸工場で、日本の養蚕・製糸業を世界一の水準に引き上げ、日本の近代工業化に大きな役割を果たしました。

*「お富ちゃん」とは全く関係ありませんが、春日八郎さんが歌ってヒットした「お富さん」の作詞者は、高崎出身で前橋に住んでいた群馬県の人。

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