ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

35、ニューヨークでテニス

2007年07月25日 | Weblog
34、ニューヨークの夏」で書いたように、ニューヨークで何かやろうとするといろんなことができます。
ゴルフをやろうとすれば、ゴルフ場はたくさんあり手頃な値段で楽しむことができます。
また、ゴルフのトーナメントもよく行われているので一流のプレイを見ることができます。
この10年間でUSオープンが3回ニューヨーク州で行われました。
1980年に青木功がジャック・ニクラウスと死闘を演じ、準優勝したバルタスロール・ゴルフクラブは隣の州ニュージャージー州にあります。
ここを訪ねたことがありますがニューヨークから1時間くらいでした。

北へ1時間も走ればスキー場もたくさんあります。
1932、80年に開催された冬季オリンピックの開催地レークプラシッドはニューヨーク州北部の町です。
野球、フットボール、バスケットボールなどのスポーツ。
美術はメトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、MOMA(近代美術館)、・・・。
音楽はメトロポリタンオペラ、カーネギーホール、エブリフィシャーホール、・・・。
それぞれの分野で超一流に触れることができます。

私はいろんな経験をしましたが一番熱心に行ったのはテニスでした。
テニスの経験はありませんでしたが、ボルグが5連覇を達成した1980年のウインブルドンでのボルグとマッケンローの戦いをテレビで見てテニスに興味を持ちました。
さっそく、その年のUSオープンを見に行きました。
それから帰国する前年の1992年まで13年間毎年見に行きました。

USオープンを見て、自分でもやりたいと思いテニスを始めました。
ニューヨークのちょっとした公園にはテニスコートがあり、年会費を払えば自由に利用できます。
年会費はその当時35ドルくらいだったと思います。
この市営のテニスコートはニューヨークの5つのボロー(区)にたくさんあります。
私はクイーンズでよくプレイしましたがブルックリンにも友人がいてブルックリンでもやりました。
セントラルパークの中にも市営のコートがあります。
USオープンが開かれるUSTAテニスセンターでもプレイできます。
もちろん、センターコートではできませんが、周りにはコートが30以上あります。

また、クイーンズ・カレッジでもよくテニスをしました。
ここも会員制で、やはり35ドルくらいだったと思います。
アメリカの大学は一般の人にも施設を開放したり、カルチャー・クラスを開いたりしています。
英語のクラスもあっていろんな国の人が勉強していました。

このクイーンズ・カレッジはサイモン&ガーファンクルのポール・サイモンが卒業した
大学です。
二人はクイーンズ区のフォレスト・ヒルズに住んでいた幼なじみです。
小学校、中学校、高校まで一緒で、ポールはクイーンズ・カレッジにアート・ガーファンクルはコロンビア大学に行きました。

フォレスト・ヒルズにはいろんな国の人が住んでいて国際色豊かです。
頭にお皿のような帽子をかぶり、髭を生やしたトラディショナルなユダヤ人も多く住んでいます。(屋根の上のバイオリン弾き・Fiddler on the Roofのお父さんテヴィエのような人)
サイモンとガーファンクルもユダヤ系アメリカ人です。

マンハッタンから東へ10キロくらいのところにあり、静かな住宅街です。
日本人も多く住んでいましたが70年代後半から韓国人や中国人が多く住むようになって日本人は郊外へと移っていきました。(今でも多く住んでいます。)
私も住んだことがあります。
マンハッタンに近いし、サブウエイも通っていて便利です。
日本人学校もここにあり(ニューヨーク周辺には何ヶ所かある)、土曜日には日本人の子供が集まってきます。
秋には運動会も行われ日本人の交流の場になります。

写真は1987年のUSオープン(ナイターのセンターコート)

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