2725、岩隈快挙

12日（日本時間13日）、マリナーズの岩隈久志投手がオリオールズ戦でノーヒットノーランを達成しました。
日本人投手としては野茂英雄投手以来2人目で、14年ぶりの快挙です。
今シーズンのメジャーリーグでは3投手が達成していますが、いずれもDH制がないナ・リーグでのノーヒットノーランです。
DH制があるア・リーグでは同じマリナーズのヘルナンデス投手が完全試合を達成して以来3年ぶりです。
その3年間にナ・リーグでは12度も出ていることからも、DH制のあるア・リーグで達成することの難しさが分かります。
野茂選手はナ、ア両リーグで達成しています。
岩隈投手が大リーグに行ったとき、ここまでやるとは思いませんでした。
本人も「正直に言って達成できるとは思っていなかった」と本音を吐露しています。

快挙を達成し、チームメートと抱き合って喜ぶ。
マリナーズの本拠地セイフィコ・フィールドでの達成に地元ファンも大興奮で、9回はスタンドのファンも総立ちで応援しました。

スタンドの声援に答える岩隈投手。

＊ノーヒットノーラン：安打0、得点0に抑えること。
四球やエラーなどのランナーが出てもOK。
今回の岩隈投手の投球内容：9回、116球、無安打、3四球、7奪三振、無失点。
完全試合（パーフェクト・ゲーム）：四球やエラーなどの出塁もなく、9回を27人で抑えること。
＊DH制：投手の代わりに打つのが専門の人がいる。
投手が打席に立つナ・リーグに比べて安打や得点が入る可能性が高い。
快挙達成は難しく、9回2死、あと一人でヒットを打たれた投手は多くいます。
レンジャーズのダルビッシュ有投手は2度快挙を逃しています。