ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

100、NYジャイアンツ\(^o^)/

2008年02月04日 | Weblog
それは奇跡としか言いようがありません。
形勢が何度も逆転する中、最後の4thクオーター残り35秒で逆転のタッチダウンを決めジャイアンツが17年ぶり3度目のスーパーボウルを制覇しました。
残り時間2分39秒で4点を追うジャイアンツの攻撃は信じられないようなプレイが何度も続きました。
その中でも極めつけは残り1分15秒QBマニングは自陣でペイトリオッツ守備陣に取り囲まれサックされそうになりました。
シャツを引っ張られながらも持ちこたえて投げたパスが32ヤードのロングパスとなり、逆転に繋げました。
自陣15ヤードからのこのドライブでは何度も絶対絶命のシーンがありました。
残り2分42秒でペイトリオッツのQBブレイデが逆転のタッチダウンを決め4点リードしたときは、今年もペイトリオッツの勝ちかな、と思いましたが。
ジャイアンツはチーム一丸となって逆転しました。

42回スーパーボウルはジャイアンツがペイトリオッツを17-14で降し、ペイトリオッツのレギュラー・シーズンからの連勝は18で止まり、72年シーズンのドルフィンズ以来となる史上2回目のシーズン全勝はなりませんでした。
それは歴史に残る好試合でした。
ジャイアンツのQB(クォーターバック)イーライ・マニングは昨季の兄ペイトン(コルツ)に続き兄弟でスーパーボウルを制覇し、最優秀選手(MVP)にも選ばれ、初の兄弟受賞となりました。

大リーグではヤンキースは2000年以降ワールド・シリーズの優勝が無く、メッツも低迷しているので、ジャイアンツの優勝でニューヨークは大フィーバーしていると思います。
明日(火曜日)、ニューヨークで凱旋パレードが行われます。

スーパーボウルに優勝したチームには、ヴィンス・ロンバルディ・トロフィーと呼ばれるトロフィーが与えられます。
名を冠されているヴィンス・ロンバルディはグリーンベイ・パッカーズの名コーチとして知られ、第1回、第2回のスーパーボウルを連覇しています。
ロンバルディ・トロフィーを高く掲げ喜ぶイーライの笑顔が輝いていました。
また、優勝チームのメンバーにはスーパーボウル・リングという指輪が与えられます。
この指輪をもつことはNFL選手にとって最高の名誉です

今季のジャイアンツはレギュラー・シーズンではもたつきワイルドカードでやっとプレイオフに出場できました。
しかし、プレイオフでのジャイアンツの戦いは目覚しく、次々と強敵を倒してスーパーボウル出場を果たしました。
スーパーボウルでもペイトリオッツ有利の予想を覆し劇的な勝利を収めました。

ペイトリオッツの司令塔のトム・ブレイディは今度勝てばQBとして4度目のスーパーボウル制覇となり、伝説のQBフォーティナイナーズのジョーモンタナ、スティーラーズのテリー・ブラッドショーに並ぶところでしたが、それは成りませんでした。
しかしブレイデはまだ30歳です。
そのチャンスはこれから何度もあるでしょう。

スーパーボウル (Super Bowl) は、ナショナルフットボール・リーグ(NFL)に所属するナショナルフットボール・カンファレンス(NFC)の優勝チームとアメリカンフットボール・カンファレンス(AFC)の優勝チームの間で争われます。
NFLの優勝決定戦で、アメリカンフットボールの最高の大会で、アメリカ最大のスポーツイベントです。
(日本のプロ野球がセ・リーグとパリーグに分かれていて、各リーグの優勝チームが日本シリーズで戦うのと同じ仕組みです。
アメリカのプロスポーツの多くはこの形式をとっています。
例えば大リーグはアメリカン・リーグとナショナル・リーグの2つに分かれていて、各リーグの優勝チームがワールド・シリーズで対戦します。
去年はこのワールド・シリーズでアメリカン・リーグは松坂大輔、岡島が所属するボストン・レッドソックスが優勝し、ナショナル・リーグは松井稼頭央が所属するコロラド・ロッキーズが優勝し、初の日本人対決が実現しました。)

ちなみにこの日(スーパーサンデー)は宅配ピザの注文が1年で最も多い日だと言われています。
ビールを飲み、ピザを食べながらスーパーボウルを見るのが多くのアメリカ人の楽しみ方です。
今年もピザ屋は大忙しだったことと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿