海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

基地の島に安全な場所はない。

2012-09-08 20:56:55 | 米軍・自衛隊・基地問題

 アメリカ南部ノースカロライナ州の市街地にオスプレイ1機が緊急着陸した。海兵隊基地から5㎞離れた場所で、ニュース映像を見ると幹線道路から間近に見える場所だ。

http://news.tbs.co.jp/20120908/

 広大な国土を持つアメリカと島嶼の沖縄では、緊急時にオスプレイが着陸できる公園などの空き地に大きな差がある。沖縄で同じ事態が発生した場合、住民がスポーツを楽しむ運動公園のグラウンドや学校の校庭などが着陸場所に使われることもあるだろう。仮に故障が深刻で機体の制御がうまくいかなかった場合は、住民を巻き込んだ大惨事につながる。オスプレイに限らず、狭い沖縄でアメリカと同じように軍用機の訓練をおこなうことじたいが無理なのだ。基地の島に米軍の事故・事件と無縁でいられる安全な場所はない。

 8日には渡名喜島で米軍の爆弾の一部と見られる金属片も発見されている。

http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-08_38711

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120908-00000001-ryu-oki

 事実関係はこれから明らかになるだろうが、これも重大な事故である。沖縄では9月4日に米軍がナパーム類似弾を投下する訓練をおこなった可能性が報じられている。

http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-05_38573?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

 誤爆に漁民が巻き込まれる危険性を考えれば、陸だけでなく海も空も沖縄に安全な場所はない。そういう沖縄の現状に黙っていたら、いつか米軍や自衛隊の事故、事件に巻き込まれて殺される。県民大会を大きく成功させるのはもちろん、終了したらすぐに帰るのではもったいない。せっかく大勢の県民が集まるのだから、自発的に普天間基地の大山ゲート前まで移動して、自分の思いを米軍にぶつけようではないですか。

オスプレイ配備反対!

普天間基地撤去!

 怒りの声をゲート前でもあげましょう。

 

 

 


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