海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

H、G地区にヘリコプターで機材を搬入。

2016-09-09 22:33:41 | 米軍・自衛隊・基地問題

 9日も早朝から国頭村の国場組採石場前や東村宮城の作業車集結場所、赤橋、メインゲート北側と各所で、砂利を運ぶダンプカーの車列やH、G地区にヘリで運ばれる機材の搬送に抗議する取り組みが行われた。県道70号線の北部訓練場メインゲートから高江橋の間では、車や徒歩でN1表ゲートに向かうダンプカーの車列と作業車に抗議を行った。

 例によって大量の機動隊員によって強制排除され、午前10時20分頃に砂利を積んだダンプカー10台がN1表ゲートに入っていった。ほかに20トントレーラー車3台に積まれた砂利はメインゲートの奥に下ろされた。

 宮城の空き地に置かれてあったH、G地区用の赤土ろ過装置やコンテナなどは、ユニック車4台でメインゲート内に運ばれた。砂利ダンプとともにN1地区内に入っていくと思ったのだが、N1には置き場所がなかったのかもしれない。

 ダンプカーの助手席にはN1の作業員が乗っていた。ほかの作業員たちは砂利搬入が終わったあと、午後12時頃にN1表ゲートに入っていった。N1表ゲートの南北両側での抗議行動によって、ダンプカーの車列に混じらざるを得なくなり、この時間帯にしか入れなくなっている。

 午後1時を過ぎて宮城の空き地から、ユニック車2台が鉄筋や単管などの資材を積んで、メインゲートにやってきた。赤いロープで縛られており、H・G地区にヘリコプターで運ばれる資材である。ゲート前で抗議を行ったが、機動隊が排除してゲートに入れていった。この日はユニック車6台分の資材が、メインゲートに搬入された。

 メインゲートの奥では、ユニック車が単管を降ろす様子が確認された。そばには午前中に運び込んだ赤土ろ過装置などが置かれている。プレハブに隣接した作業ヤードらしく、近日中にN1表ゲート内に移され、ヘリコプターでH、G地区に運ばれると思われる。

 9日の午後からN1内に運び込まれた重機などの機材が、H・G地区に民間ヘリコプターで運ばれていった。

https://www.youtube.com/watch?v=hE15N31gt-E

 1回目の運搬は午後2時半頃から始まり、網に入った資材がN1からH・G地区に運ばれていった。

https://www.youtube.com/watch?v=MrUNPcPEYtA

https://www.youtube.com/watch?v=10GNonLiixs

 3、4、5回目には小型のバックホーが運ばれていった。5回目を運んだあとヘリコプターはH・G地区内に着陸し、午後3時7分頃に離陸して南の方に飛び去った。

 テレビの映像を見ると、すでにH・G地区でもかなり樹木が伐採されている。ヤンバルの森でも原生林に近いと言われる貴重な森が破壊されているのだ。ヘリを使ってバックホーを運び入れ、これから根株を掘り起こして整地が進められるだろう。

 すべての機材はN1表ゲートの中に運ばれている。ヘリは止めることができなくても、車でN1に運ぶのは止めることができる。あとはその意思を持つ市民がどれだけ現場に来るかにかかっている。座して眺めているだけでは何も解決しない。N1表ゲートへの機材搬入を止める行動に参加してほしい。

 

 

 


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