海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

3月21日の高江の様子

2014-03-22 01:15:23 | 第32軍司令部壕説明板問題

 21日は春分の日だったが、高江では前日に続き、丸政工務店の資材搬出が行われた。搬出は明日も行われるとのこと。メインゲートに立ちながら柄谷行人『遊動論』(文春新書)を読み、搬出確認後は日暮れまで別作業を行った。農業の6次産業化がいわれるのだが、柳田国男が唱えていた農村のあり方を見直すべきことを『遊動論』を読みつつ思った。

https://www.youtube.com/watch?v=4wu4cJA0TtU

 21日は米海軍のHH60ヘリが高江上空を高速で何度も通過し、一度はメインゲート近くのヘリパッドに着陸した。昨年8月にキャンプ・ハンセンで墜落事故を起こしたHH60が、今も当たり前のように飛び回っている。いつか誰かが当たるロシアンルーレットをやっているようなものだ、沖縄の空は。

https://www.youtube.com/watch?v=7e1d79DYyWA&feature=youtu.be

 この数日、やんばるの森で訓練を行っていた米兵が、大型バスや輸送車で北部訓練場を出ていった。こういう車両を片っ端から止めて演習を阻止しないかぎり、米軍は沖縄から出ていかないだろう。逆に言えば、腹をくくった沖縄人が1000人単位で立ち上がれば、海兵隊を沖縄から出ていかせることができる。惨事が起こる前に、やるべきではないか?

 


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