海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

1月6~8日の高江の様子

2014-01-08 23:51:08 | 米軍・自衛隊・基地問題

 1月5日の午後12時前に、高江のN4ヘリパッド建設現場から車で1時間近くもかかる山から、作業員たちが徒歩で北部訓練場内に入った。N4ゲートやメインゲート周辺はヘリパッド建設に反対する行動が取り組まれているため、遠く離れた場所から入っているのだが、今年もまた米軍基地内に泊まり込んでの建設工事が進められている。6~8日にかけて昼間は暑いほどの晴天が続き、4トンダンプカーで赤土を運び込んで盛り土による整地作業が行われていた。

http://www.youtube.com/watch?v=amItZQ7cRvk&feature=youtu.be

http://www.youtube.com/watch?v=0el3zLOx6a8

 7日はダンプカーやローラー車が移動する様子を見られるのが嫌だったのか、散水車をゲート前に置いて視界を遮って工事が行われていた。現場に通じる道路は赤土で汚れていて、作業員がスコップやほうきで除去作業を行っている間、土埃が舞い上がっていた。

 高江の森の沢沿いを歩くと、今そこかしこでトクサランが咲いている。黄色い可憐な花が森の中ではいちだんと映える。ヘリパッド建設はこのような森を破壊して進められているのである。

http://www.youtube.com/watch?v=T9cslE4MU90&feature=youtu.be

 7日は午後に2度、メインゲート近くのヘリパッドでMV22オスプレイが離着陸訓練を行っていた。何度も繰り返すが、オスプレイの爆音や高熱の下降気流は森の動植物に大きな被害を与える。殺戮のための軍事兵器は、人間だけでなく多くの生き物を殺していく。

 年が明けてからの陽気で、新川ダム入口の桜の花がほころんでいる。連日、県内外から多くの人が訪れているが、8日は名護市で稲嶺ススム市長の総決起大会があり、夕方からそれに参加する前に高江まで足を運んだ人も多かった。やんばるの自然と住民の生活を守るために、高江のヘリパッド建設反対!辺野古の新基地建設反対!の取り組みをいっそう強化しましょう。

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゆがふにげー | トップ | 稲嶺ススム市長必勝総決起大会 »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事