海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

7・25 海上座り込み大行動成功ー辺野古の海をカヌーの色で染める

2017-07-25 18:04:59 | 米軍・自衛隊・基地問題

 25日はカヌー71艇、抗議船8隻で「海上座り込み大行動」を行った。4月25日に日本政府がK9護岸の着工を大々的に打ち出してから3カ月。節目の日にあらためて新基地建設阻止!を全国と世界にアピールした。前日には沖縄県が辺野古新基地建設の工事の差し止め訴訟を起こしており、それへの応援ともなった。

 カヌーチームの呼びかけに応えて、全国や世界各地から送られてきたバナーや横断幕、メッセージボードをオイルフェンスに取り付けたり、船やカヌーで掲げてアピールした。また、マイクでもメッセージを読み上げて紹介していた。

 船からは参加者の発言も続いた。午前10時からは海上集会が開かれたが、途中で雨雲が迫ってきたので、急遽、松田ぬ浜に戻った。海上行動は雨のため午前中の行動の途中で打ち切りとなった。

 当初は午前中雨の予報で、海に出られるかどうか危ぶまれていた。今回は最初の取り組みであり、これだけの数のカヌーが海に出て、整然と行動できただけでも大きな意義がある。

 県内外から多くの人が日程を調整し、時間と旅費をかけて集まった。参加者一人ひとりの熱意がなければ、これだけの行動はできない。大行動のあいだK1護岸予定地近くの浜で作業は行われなかった。

 一方で消波ブロックを製作している作業ヤード前の浜では、根固め用袋材が設置され、工事用仮設道路の工事が始まっている。ゲート前の座り込みと連携しながら、海上でもさらに抗議行動を強めたい。

 午後1時からは松田ぬ浜で集会が開かれた。ゲート前のメンバーも含めて、200名以上の人が新基地建設阻止!の思いを新たにした。各国語で書かれたメッセージも掲げられ、辺野古の運動は着実に広がっている。

 


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