海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

8月2日の高江の様子

2013-08-02 23:57:34 | 米軍・自衛隊・基地問題

 8月2日も高江では、早朝からN4ヘリパッド2の建設をくい止めようと監視・阻止行動が取り組まれている。2日は参加者が少なく、工事を止めることはできなかった。午前9時20分頃からN4の奥の方で重機が動く音が聞こえだし、その後、ヘリパッド1の芝生に撒水作業を行っている様子もゲート付近から確認された。連日の猛暑でかなり芝生がダメージを受けているらしく、午後5時前前で散水作業が行われていた。

 散水車のタンクが空になると、いったん奥に退いて福地ダムから水を吸い上げ、戻ってきて撒水する。そのくり返しだったが、県民の水瓶を使ってヘリパッドに撒水させるくらいなら、サトウキビが枯れかけて困っている農家に水を提供させたいものだ。北部訓練場だけではない。雑草さえ茶褐色になっている少雨の夏に、青々とした芝生が広がっている米軍・自衛隊基地で、どれだけの水が浪費されているのだろうか。

 午前中、N4の既存のヘリパッドにCH46ヘリが二度着陸していた。N4の敷地内では撒水作業などが行われているのだが、労働者の安全確保はどうなっているのか。2日は普天間基地所属のAH-1Wスーパーコブラも北部訓練場上空を飛行していた。前日に続き、へリの飛行訓練が活発化している。

 午後は静かだったが、南部から教員のグループがやってきたので、高江のヘリパッド建設や北部訓練場、やんばるの自然などについて説明した。3日午前にMV22オスプレイが沖縄に飛来するという。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-210421-storytopic-1.html

 日本政府・防衛省、米軍は沖縄県民の圧倒的多数の声を無視し、踏みにじってもかまわない、たいした抵抗はないと考えているらしい。しかし、「沖縄差別」という言葉をまざまざと実感させることで、自分たちが置かれている位置への怒りと屈辱を感じる沖縄人は多いはずだ。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8月1日の高江の様子 | トップ | オスプレイ追加配備への抗議行動 »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事