海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

コンクリートブロック投下への警戒が続く

2016-01-27 23:54:24 | 米軍・自衛隊・基地問題

 27日は午前中は抗議船に、午後はカヌーに乗って海上行動に参加した。辺野古に基地をつくらせないぶるーの船に乗って辺野古漁港を出て、長島の間を抜け大浦湾に出た。長島の近くにあるスパッド台船は、前日26日には掘削棒が抜かれていて作業員の姿はなかった。緑のクレーン付き台船の方は台座に掘削用のガイドパイプが据えられ、作業員がボーリング調査を行っていた。

 フロート沿いに瀬嵩方向へ進んでいると、作業船がフロートの一部を開けているところに出くわした。作業員が急いでフロートを閉じようとしたが、慌てすぎて逆にうまくいかなかった。船が出入りするため鎖でつないだ場所がフロートの所々にあるが、開け閉めするところをまじかに観察できた。

 瀬嵩側の弾薬庫下まできて、コンクリートブロックを積んだ台船に対し、監視と抗議を行っているカヌーと抗議船に合流した。この日は午前中がカヌー11艇と抗議船4隻、午後がカヌー9艇と抗議船3隻で海上行動をおこなっている。

 1年前の1月27日に、現在もある青と緑のクレーン付き台船が大浦湾に初めて姿を見せた。翌日28日からバージ船に積んだコンクリートブロックをクレーン付き台船に移し、大型ブイのアンカーとして瀬嵩側に投下を始めている。それから1年経って、新たなコンクリートブロックの投下を警戒している状況だ。

http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/14c3ebd2753c9c6d7639dbc934a2ede9

http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/25fb380847915d2a0b2282904e651a3a

 コンクリートブロックを積んだ台船の動きはなかったが、作業船3隻ほどがフロート沿いに移動してアンカー部分を点検したり、オイルフェンスの一部をはずして浜に上げたりしていた。

 中仕切りとなっているオイルフェンスは、アンカー部分をはずせば台船が出入りするために開けられるようになっていると思われる。コンクリートブロックを積んだ台船では溶接作業をやっている光が見えた。コンクリートブロックの投下に向けて準備が進んでいる。

 その前にカヌーが入れないようにフロートを二重、三重にする作業が行われそうだ。天気がよくて透明度の高い海を眺めながら、長時間の監視活動が続いた。ゲート前ではブロックを積んで連日、機動隊の弾圧に抗して激しい抵抗が続けられている。それだけの取り組みを海でもやらねば、と思う。

 


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