海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

東京MXテレビ「ニュース女子」の虚偽報道に対する抗議の記者会見。

2017-01-28 15:18:39 | 米軍・自衛隊・基地問題

 27日(金)はカヌーの行動を休んで那覇に行き、県庁記者クラブで記者会見を行った。1月2日に東京MXテレビが高江のヘリパッド建設反対運動について、沖縄への差別と偏見をあお虚偽報道を行ったことに対し抗議するためだ。

 記者会見は東京と同時に行われた。会見の様子は以下の動画で見てほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=SBYWOkvWQq4

 こちらの動画では沖縄の記者会見の発言をまとめてくれている。

https://www.youtube.com/watch?v=tIWbn2jRyNs

 日頃、カヌーの活動から帰って写真や動画を整理し、ブログで報告するのがやっとで、この問題について言及することができなかった。27日は発言の機会を与えてもらったことに感謝したい。

 直接、MXテレビの番組で名指しされ、誹謗中傷されたのは「のりこえねっと」の辛淑玉さんだが、同番組のデマで被害を受けたのは高江・辺野古の反対運動に携わってきたすべての市民である。また、同番組が拡散しているデマは沖縄への差別と偏見をあおるものであり、県民全体にかかわる問題である。これを放置しておくことはできない。

 同番組で発言している井上和彦、ボギーてどこん(手登根安則)、我那覇真子という面々はチャンネル桜沖縄支局の常連メンバーだ。地元住民という依田啓示という男性もその仲間である。なおかつ、依田は高江でヘリパッド建設に反対していた女性の顔をこぶしで殴りつけ、怪我をさせた人物である。

 殴られた女性はカヌーメンバーでもあるので、二日後に怪我の様子を見た。顔に青黒いあざができて痛ましかった。番組の視聴者の大半はそういうことを知らないだろう。「反対派の暴力」などとよく番組で扱えたものだ。こういうメンバーをそろえること自体、番組の目的がデマの拡散による沖縄の反基地運動への不信あおりにあったことを示している。

 それにしても、中高年の男たちから若い女性が物事を教えてもらう、という構図の醜悪さは見ていてうんざりする。しかもその中身たるや、取材もろくにしていないデマばかりなのだから。井上和彦のレポートの最初の方で、名護警察署の前で抗議をしている市民の映像が出てくる。そこに取材に行くのも危険なのだそうだ。機動隊や私服刑事も大勢いるというのに。呆れはてる。


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