海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

反戦や反核を口にするだけでなく……

2014-08-06 21:33:40 | 米軍・自衛隊・基地問題

https://www.youtube.com/watch?v=FFHWhw1QhB0&feature=youtu.be

 連日、昼となく夜となく、抗議行動を先頭で引っ張っている山城博治さんの朝の挨拶。

https://www.youtube.com/watch?v=UKdxB5EO11M&feature=youtu.be

 1時間おきに、仮設ゲートの前でデモやシュプレヒコールを行い、工事車両が来ると抗議する。現在はそのような形で1日の行動が取り組まれている。工事車両の出入りを多少遅らせることはできても止めることはできず、兵舎の建設などがどんどん進んでいるのが実情だ。

 台風の影響で海が荒れているため、海での作業は進んでいないが、台風の風が止んで旧盆が明ければ、ブイの設置作業が始まる。もっと多くの人が現場で阻止行動に取り組まなければ、新基地建設の工事は止められない。反戦や反核をいくら口にしても、いま目の前で進んでいる基地建設に反対の意思を行動で示さなければ無力だ。

 国道を行き来する米軍車両も目にするたびに怒りが湧くのだが、もう一つのゲートから出入りしているので具体的に抗議行動を取ることはできていない。もっと参加者が多ければ、工事車両の抗議行動のさなかにやって来た米軍にも抗議ができるのだが。

 6日は高校生が30名ほどやって来て現場の様子を見たり、親子連れでデモに参加する皆さんもいて、運動のすそ野が広がっていることを感じさせた。実際に工事を止めるために、少人数で先鋭的な行動をするのではなく、より多くの人が集まって数の力でゲートを封鎖させる。いまはそのような考えに基づいて行動が取り組まれている。

 かといって形だけの運動では工事がどんどん進むので、現場で臨機応変に判断し、県警の弾圧を許さず、かつ怖れず、適切な行動をとる必要がある。難しいことだが、現場は常に動いている。沖縄防衛局や警察、警備会社の動きを観察し、参加者の状況を見ながら、陸上での工事を思い通りに進めさせないために、できる限りのことをやっていきましょう。

 「命どぅ宝・さらばんじぬ会」の皆さんは、普天間基地大山ゲートで早朝から米軍に抗議行動を行い、そのあとキャンプ・シュワブに駆けつけている。ネット右翼の嫌がらせを笑い飛ばし、パワフルに活動している。

 6日はネット右翼らしい男が3人ほど姿を見せたが、道路の反対側でしばらくうろうろしただけで姿を消した。

 砂利や栗石以外に大きめの石灰岩を搬入しているダンプカーが3台往復していた。どこで使われているかははっきりしない。

 昼の行動の最後に、仮設ゲート前に座り込み、シュプレヒコールを行った。台風11号が近づいているが、7日も朝から通常通りの行動が取り組まれる。ぜひ自分の目で現場の様子を見て、辺野古の海の埋めたてを許さない、という意思を行動で示してほしい。現場で行動する人が増え、仮設ゲートの前を抗議の人で埋めない限り、新基地建設工事は止められません。

 

 


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