海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

海上保安庁による市民の抗議船への危険行為

2015-02-10 22:50:27 | 米軍・自衛隊・基地問題

 10日は大浦湾に新型フロートの設置が始められた。カヌーチームも船4隻に分乗して、午前、午後と抗議行動を行った。例によって海上保安庁に守られてフロートの引き延ばし作業が進められるなか、カヌーチームが船から海に飛び込み、数名が泳いで作業船にすがりつき、作業が止まる場面もあった。

 

https://www.youtube.com/watch?v=3_Kp-_w5tpM&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=-typtd2xHGY&feature=youtu.be

 9日はカヌーが出なかったぶん、海上保安庁は船に対する集中的な弾圧を行った。中でも市民が乗った抗議船・ラブ子号への弾圧は極めて危険なものだった。定員いっぱいに乗っているラブ子号に海上保安官が次々と乗り込んできただけでなく、海から舷側にぶら下がって船を傾け、危うく横倒しになるところだった。その際、傾いた船から市民が海に投げ出され、一人を海保があわてて救助していた。他の乗員も手すりなどにしがみついて難を逃れる状態だった。

 こういう危険な行為のどこが「安全確保」なのか?これまで何度も乗り込んできて、ラブ子号の特質を海保はよく知っているはずだ。海保は以前にもラブ子号で転覆寸前の危険な状態を作り出している。

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-238160-storytopic-271.html

 海から舷側にぶら下がって引っ張っている海保の様子を見ると、わざとラブ子号を傾けて乗員を脅かし、嫌がらせをやっているとしか思えない。これが海の安全を守るプロ集団のやることか?こういう海保の常軌を逸した暴力的弾圧、市民の命を危険にさらす行為を断じて許してはならない。


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