海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

怒りを力へ!オスプレイともども普天間基地の全面撤去を実現しましょう。

2012-10-01 23:09:59 | 米軍・自衛隊・基地問題

 10月1日にMV22オスプレイが普天間基地に飛来した。阻止できなかったことが残念ではあるが、落胆している暇などない。明日は第2陣が飛来し、間を置かずに本格的な訓練が始まるだろう。配備されたからには、オスプレイともども普天間基地まるごと撤去させる取り組みを進めるしかない。

 30日は午前5時半に起きて宜野湾市に向かい、7時に普天間基地の大山ゲートに着いた。機動隊員を乗せたバスが数珠繋ぎとなるなか座り込みをしていると、市役所向かいの第4ゲートに警察が集まっているとのことで応援に行き、ゲートをふさいでいる市民や車を強制排除しようとする動きを食い止める。そのあと大山ゲートに戻ったのだが、午後になって県警機動隊が市民に襲いかかり、ゲート前をふさいでいた市民と車10数台が強制排除された。
 続けて、野嵩ゲートでも強制排除の動きあり、という連絡があったので急いで移動。午後11時頃まで沖縄県警の暴力的な弾圧に必死で抵抗するが、ゲートをふさいでいた市民と車すべてが強制排除された。
 30日午前中の段階で、普天間基地の主要なゲート3ヶ所が、市民の力ですべて封鎖されていた。これは沖縄の戦後史でも画期的なことである。このまま月曜日を迎えれば、普天間基地の機能が停止し、オスプレイが配備できない。そう危機感を抱いた日米両政府から、沖縄県警に強い圧力がかかっていたのは明かである。女性や年輩者にも機動隊は容赦なく襲いかかり、けが人が続出した。野嵩ゲートでは、私が見ただけで救急車が4回呼ばれ、負傷者を搬送している。このように沖縄県民への暴力をむき出しにして、日米両政府はオスプレイ配備を進めたのだ。

 1日からは野嵩ゲートに力を集中するとの方針だったが、大山ゲートを放置できないと60代、70代の皆さんが自主的な取り組みを進めていて、今日は午前5時に応援に行く。9時頃まで大山ゲート前での行動を行い、そのあと野嵩ゲートへ移動。オスプレイ飛来を阻止できなかった無念さをかみしめながら、午後6時まで取り組みに参加した。

 明日も午前7時から野嵩ゲートでの取り組みがあるが、その前に午前6時前から大山ゲートでも60~70代の皆さんを中心に独自の取り組みが行われる。都合のつく方はぜひ応援をお願いします。メインゲートである大山ゲートから普天間基地に入る米兵に、オスプレイの配備強行への怒りと反対の意思を突きつけましょう。

 


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