
NHK総合で深夜から「戦争証言プロジェクト」の集中再放送をやっている。NHK沖縄では下記の「兵士たちの戦争」シリーズに加えて、4日には「”集団自決”戦後64年の証言〜沖縄・渡嘉敷島〜」と「ひめゆりを語り継ぐ」も再放送された。改めて見ても胸に迫る番組ばかりである。ぜひ多くの人に見て欲しいので紹介したい。
8月4日(火)
午前0時45分〜1時28分 ※3日(月)深夜24時45分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「ビルマ 濁流に散った敵中突破作戦 〜徳島県・歩兵第143連隊〜」
午前1時29分〜2時12分 ※3日(月)深夜25時29分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「戦場の少年兵たち 〜沖縄県・鉄血勤皇隊〜」
8月5日(水)
午前0時45分〜1時28分 ※4日(火)深夜24時45分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「中国雲南 玉砕・来なかった援軍 〜福岡県・陸軍第56師団〜」
午前1時29分〜2時12分 ※4日(火)深夜25時29分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「フィリピン・シブヤン海 戦艦武蔵の最期 〜横須賀海兵団〜」
8月6日(木)
午前0時45分〜1時28分 ※5日(水)深夜24時45分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「人間魚雷 悲劇の作戦 〜回天特別攻撃隊〜」
午前1時29分〜2時12分 ※5日(水)深夜25時29分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「東部ニューギニア 絶望の密林戦 〜宇都宮・歩兵第239連隊〜」
8月7日(金)
午前1時35分〜2時18分 ※6日(木)深夜25時35分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「重爆撃機 攻撃ハ特攻トス 〜陸軍飛行第62戦隊〜」
午前2時19分〜3時02分 ※6日(木)深夜26時19分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「中国戦線 大陸縦断 悲劇の反転作戦 〜福島県・歩兵第65連隊〜」
8月9日(日)
午前1時55分〜2時38分 ※8日(土)深夜25時55分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「従軍看護婦が見た戦争」
午前2時39分〜3時22分 ※8日(土)深夜26時39分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「インパール作戦 補給なき戦いに散った若者たち 〜京都 陸軍第15師団〜」
5日午前0時45分から再放送された〈証言記録 兵士たちの戦争 「中国雲南 玉砕・来なかった援軍 〜福岡県・陸軍第56師団〜」〉は、中国雲南・拉孟の「玉砕」を取り上げていた。大本営報道部が発表した「玉砕」は、アリューシャン列島のアッツ島や太平洋のサイパン島、テニアン島などの島々だけでなく、中国雲南省の拉孟、騰越もある。同番組を見るのは二回目だが、四方を重慶軍に囲まれ、援軍もないまま見捨てられた兵士たちの戦いが語られている。
写真の古山高麗雄『断作戦』(文春文庫)は中国雲南省の拉孟・騰越の玉砕戦を生き延びた兵士を主人公とした小説である。古山自身、雲南省の龍陵で戦った体験を持つ。古山は『フーコン戦記』(文春文庫)のあとがきでこう記している。
〈私が送られたのは、東南アジアで、私は終始最下級の兵士であったが、戦後のこの国の人たちの戦争の語りように納得の行かないものがある。
たとえば、インパールの悲劇が、あれほど大きく賑やかに語られるのに、中国雲南省や北ビルマの戦いがろくに語られていない。本書の文中にも書いたが、雲南、北ビルマの戦いを語らずにビルマの戦いを伝えることはできない。だが、ビルマの戦いの本道を伝える伝えないのということは別にしても、私は、雲南、北ビルマを書きたかったのである。
そんな思いがあって、私は、まず、雲南省騰越守備隊を軸に、「断作戦」を書いた。騰越守備隊の主幹は、龍兵団(第五十六師団)の歩兵第一四十八聯隊である。久留米の聯隊である。騰越守備隊が雲南遠征軍と呼ばれている重慶軍に包囲されたときの兵員は、二千六百人ぐらいだったというのだが、そのうち捕虜になった三十人ぐらいが、戦後生還したのではないか、と言われている。その生還者の一人に取材して書いたのが「断作戦」である〉(389ページ)。
古山の戦争三部作『断作戦』『龍陵会戦』『フーコン戦記』と『二十三の戦争短編小説』は、いずれも文春文庫から出ている。今では手にする人は少ないかもしれないが、〈最下級の兵士〉の目から戦場をとらえ、戦争や国家の意味と戦後を生きる意味を、薄れゆく記憶や老いの問題とからめながら描いた秀作がそろっている。こちらも多くの人に読んでほしいと思う。
8月4日(火)
午前0時45分〜1時28分 ※3日(月)深夜24時45分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「ビルマ 濁流に散った敵中突破作戦 〜徳島県・歩兵第143連隊〜」
午前1時29分〜2時12分 ※3日(月)深夜25時29分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「戦場の少年兵たち 〜沖縄県・鉄血勤皇隊〜」
8月5日(水)
午前0時45分〜1時28分 ※4日(火)深夜24時45分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「中国雲南 玉砕・来なかった援軍 〜福岡県・陸軍第56師団〜」
午前1時29分〜2時12分 ※4日(火)深夜25時29分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「フィリピン・シブヤン海 戦艦武蔵の最期 〜横須賀海兵団〜」
8月6日(木)
午前0時45分〜1時28分 ※5日(水)深夜24時45分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「人間魚雷 悲劇の作戦 〜回天特別攻撃隊〜」
午前1時29分〜2時12分 ※5日(水)深夜25時29分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「東部ニューギニア 絶望の密林戦 〜宇都宮・歩兵第239連隊〜」
8月7日(金)
午前1時35分〜2時18分 ※6日(木)深夜25時35分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「重爆撃機 攻撃ハ特攻トス 〜陸軍飛行第62戦隊〜」
午前2時19分〜3時02分 ※6日(木)深夜26時19分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「中国戦線 大陸縦断 悲劇の反転作戦 〜福島県・歩兵第65連隊〜」
8月9日(日)
午前1時55分〜2時38分 ※8日(土)深夜25時55分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「従軍看護婦が見た戦争」
午前2時39分〜3時22分 ※8日(土)深夜26時39分〜
証言記録 兵士たちの戦争 「インパール作戦 補給なき戦いに散った若者たち 〜京都 陸軍第15師団〜」
5日午前0時45分から再放送された〈証言記録 兵士たちの戦争 「中国雲南 玉砕・来なかった援軍 〜福岡県・陸軍第56師団〜」〉は、中国雲南・拉孟の「玉砕」を取り上げていた。大本営報道部が発表した「玉砕」は、アリューシャン列島のアッツ島や太平洋のサイパン島、テニアン島などの島々だけでなく、中国雲南省の拉孟、騰越もある。同番組を見るのは二回目だが、四方を重慶軍に囲まれ、援軍もないまま見捨てられた兵士たちの戦いが語られている。
写真の古山高麗雄『断作戦』(文春文庫)は中国雲南省の拉孟・騰越の玉砕戦を生き延びた兵士を主人公とした小説である。古山自身、雲南省の龍陵で戦った体験を持つ。古山は『フーコン戦記』(文春文庫)のあとがきでこう記している。
〈私が送られたのは、東南アジアで、私は終始最下級の兵士であったが、戦後のこの国の人たちの戦争の語りように納得の行かないものがある。
たとえば、インパールの悲劇が、あれほど大きく賑やかに語られるのに、中国雲南省や北ビルマの戦いがろくに語られていない。本書の文中にも書いたが、雲南、北ビルマの戦いを語らずにビルマの戦いを伝えることはできない。だが、ビルマの戦いの本道を伝える伝えないのということは別にしても、私は、雲南、北ビルマを書きたかったのである。
そんな思いがあって、私は、まず、雲南省騰越守備隊を軸に、「断作戦」を書いた。騰越守備隊の主幹は、龍兵団(第五十六師団)の歩兵第一四十八聯隊である。久留米の聯隊である。騰越守備隊が雲南遠征軍と呼ばれている重慶軍に包囲されたときの兵員は、二千六百人ぐらいだったというのだが、そのうち捕虜になった三十人ぐらいが、戦後生還したのではないか、と言われている。その生還者の一人に取材して書いたのが「断作戦」である〉(389ページ)。
古山の戦争三部作『断作戦』『龍陵会戦』『フーコン戦記』と『二十三の戦争短編小説』は、いずれも文春文庫から出ている。今では手にする人は少ないかもしれないが、〈最下級の兵士〉の目から戦場をとらえ、戦争や国家の意味と戦後を生きる意味を、薄れゆく記憶や老いの問題とからめながら描いた秀作がそろっている。こちらも多くの人に読んでほしいと思う。











古山は政治的には保守・右よりの人と思われるのに、牛島・長の自決現場を訪ねた時の感想として、三十二軍司令官に厳しい言葉を投げています。
「戦争を長引かせ、多数の住民を犠牲にした責任はどうするのか、何で牛島中将が沖縄で崇められているのか理解できない」と。
情報とご紹介ありがとうございます。
「中国雲南 玉砕・来なかった援軍 〜福岡県・陸軍第56師団〜」
残念ながら私は見れなかったのですが、雲南省の拉孟・騰越は、従軍慰安婦の壮絶死としても知られています。思い出しました。
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/520.html
日本軍あるところ従軍慰安婦あり。
(NHK番組では触れていたでしょうか?)
古山氏のその文章は読んでいませんが、古山氏の小説を読んでいると、そのような感想を抱いたのも分かる気がします。
政治的には保守でも、下級兵士の目から戦争を見続けた小説家だと思います。
ni0615さん、NHKの番組では従軍慰安婦については触れていません。
「兵士たちの戦争シリーズ」では、従軍慰安婦について触れた証言はこれまで見ていません。
古山氏の『フーコン戦記』(文春文庫)の203ページに「雲南では拉孟、騰越まで、慰安婦が来ていた」という記述があります。
ほんのわずか触れているだけですが、参考までに。