11月も終わりになった。今年もあと1ヶ月。なぜかせわしない。もっとゆっくり生きていきたいし、ゆっくりできるはずなのに、いつまでもせわしない日々が続いている。昨日今日と山を歩いた。といっても趣味の山歩きではない。山を歩いて、いろいろ調べる。どんな杉の木が生えているか。どのくらい生えているか。その杉はいつ植えられたか。その面積はどれくらいか。天然林をどのようにして人工林にしたか。などなどを山を歩きながら調べるのだ。頂上を目指す山歩きと違い、この山歩きは達成感はない。でも山歩きの時にも歩かないような道無き道を歩き、道もつけられない険しい斜面を歩く。かなりつらいが、合計すると趣味の山歩きほど歩いてはいない。それでも体はくたくただ。計画的に歩けないからだろう。
被災した気仙沼の山を歩いて、街に帰ると、3月11日以来変わらない光景がある。がれきはかなり整頓され、集積されたが、壊れた建物は依然としてそのまま、破れ小屋のごとく立ちつくしている。この景色をそのままに、政府は消費増税やTPP参加というマニフェスト潰しをやろうとしている。福島の現実を横にして、原発輸出協定を締結しようとしているし、原発の再稼働をどうどうと主張するものさえもいる。経済発展に必要だという理由で。経済発展は何のためなのか。人の幸福のためでない経済発展などはいらない。1%の人の膨大な儲けのために、99%の命をなげだすことはしない。原発はいらない。TPPは不要だ。
山歩きをしながら考えた。コイズミ的騙かしが、いまだに人々に信じられているありさまを信じられずにいる。東京も、大阪も、人々は最低の選択をしている。騙されていると知っていても、夢を追っているのだろうか。かえって自分たちの生活が苦しくなると知っていながら、夢を追っているのだろうか。騙されることがうれしいマゾの世界に生きているのだろうか。そして、人々は99%の中に組み込まれる。亀井静香が、橋下徹や石原慎太郎、平沼赳夫などといっしょに新党を作ろうとしているらしい。うまくいかないとは思うが、実現したらかつての青嵐会の復活だ。日本はあきらかに戦争の道を歩いている。
被災した気仙沼の山を歩いて、街に帰ると、3月11日以来変わらない光景がある。がれきはかなり整頓され、集積されたが、壊れた建物は依然としてそのまま、破れ小屋のごとく立ちつくしている。この景色をそのままに、政府は消費増税やTPP参加というマニフェスト潰しをやろうとしている。福島の現実を横にして、原発輸出協定を締結しようとしているし、原発の再稼働をどうどうと主張するものさえもいる。経済発展に必要だという理由で。経済発展は何のためなのか。人の幸福のためでない経済発展などはいらない。1%の人の膨大な儲けのために、99%の命をなげだすことはしない。原発はいらない。TPPは不要だ。
山歩きをしながら考えた。コイズミ的騙かしが、いまだに人々に信じられているありさまを信じられずにいる。東京も、大阪も、人々は最低の選択をしている。騙されていると知っていても、夢を追っているのだろうか。かえって自分たちの生活が苦しくなると知っていながら、夢を追っているのだろうか。騙されることがうれしいマゾの世界に生きているのだろうか。そして、人々は99%の中に組み込まれる。亀井静香が、橋下徹や石原慎太郎、平沼赳夫などといっしょに新党を作ろうとしているらしい。うまくいかないとは思うが、実現したらかつての青嵐会の復活だ。日本はあきらかに戦争の道を歩いている。