ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

人間のゲノム編集は30億年の生命の歴史の抹殺だ

2018-11-29 | 生命
中国でゲノム編集した双子を誕生させたという。驚くべき犯罪行為だ。父親がエイズ感染者であるというのが、そんなことをした理由だが、許されるべきではない。それ以外にもすでにゲノム編集した卵子で妊娠した人がいるとも言っている。人類はついに地獄の道に落ち込んだ。ゲノム編集することによって、人間は生命の誕生から30億年かかって作り上げてきた進化の道を断ち切ってしまうことになる。生命の進化は、一つ二つの遺伝子を切ったり張ったりして作れるものではない。非常に多くの多様な生命との相互作用と共存の上で、作られたものなのだ。進化の道を壊したことによって、地球の生命の歴史に終止符を打つことになるかもしれない。そんなことが、一人の科学者の自己満足でなされてはならない。こんな科学者の存在そのものが許されない。

歯舞・色丹、先行返還は時期尚早

2018-11-19 | 政治
安倍首相がプーチン大統領と会談して、これまでの日本の外交原則を変更するような提案をしたと報じられている。四島返還が平和条約締結の前提条件という立場を捨てて、二島返還を書いた日ソ共同宣言の立場にかえって、領土問題を交渉しようと言うのだ。これまでの外交では、数兆円という巨額の援助を各国に与え続けたけれども、これといって特段の成果を生まなかった。さらに先のプーチン大統領の発言「まず平和条約を前提条件無しで結ぼう」という言葉に、ただ苦笑いをしただけで何の反論もできなかった。恥ずかしい安部外交の敗北の図だった。焦った安部の日露交渉での提案。果たして二島も貸すだけだというロシアの意図も見えてきた。
 テレビのワイドショウなどでは、二島返還で領海が広がり、漁業権も日本が設定できると喜ぶコメントが増えた。アベに忖度したコメンテーターたちばかりだ。でも、この歯舞・色丹両島の周辺は、ソ連時代から禁漁区なのだ。いっさいの漁業は禁止されている。そのために、この海域は、多くの海獣や海鳥が棲み、海の中にはハナサキガニ、ホタテガイ、コンブ類がひしめいている海になっている。日本の北海道の漁業は、この禁漁区から供給される魚や貝に依存しているのだ。ところが、日本に施政権ができると、日本はどうするだろうか。島にはホテルが建ち並び、周辺海域は汚される。漁業権が設定され、水産資源は取り放題。あっという間に、海の生きものたちはいなくなってしまうだろう。数年もてば良いところ。知床半島といっしょにこれら四島を含めて世界自然遺産に指定してはどうかという提案もあったが、日本政府は頭からこれを否定してきた。日本に帰ってきたらこの禁漁区は海洋保護区として、大切に保全する必要があるが、それを考えている日本人はいない。それでは、二島といえども日本に帰ってきて欲しくない。日本が四島をどう守って行くか、その体勢を作ってからでなければ、返せとは言うべきで無い。

稀勢の里は引退すべき

2018-11-14 | ちょっと一言
稀勢の里が4敗になった。もう引退しかない。そもそも稀勢の里に横綱の資格があったかどうか、分からない。外国人ばかりが横綱を張って、日本人力士がいないのは国技の大相撲として恥ずかしいなどというおかしな国粋主義者がいて、十分な力も無い稀勢の里がたまたま2場所優勝したことを奇貨として、それまでの不成績を見て見ぬ振りで彼を横綱にしてしまったのが、そもそもの間違いだった。モンゴル人が横綱であることがなぜ恥ずかしいのか。日本の国技を外国人が支えていることに、なぜありがたいと思わないのか。今国会で論議されている入管難民法改正案も、人材不足を補うのが最大の目的なのだ。日本が外国人によって成り立っていることをおかしいと思わない人が、横綱になるべきじゃなかった稀勢の里が引退することに反対している。おかしいのじゃないか。稀勢の里は、明日にでも引退を発表した方が良い。今夜のニュースでは、親方との協議で結論がでなかったという。5敗になってからでは、恥の上塗りだ。

なぜ河野太郎はアベの提灯持ちをするのか

2018-11-12 | 政治
河野太郎外務大臣の国会答弁を聞いて驚いた。共産党の小池晃議員の質問に、まともに答えようとしない。河野太郎氏は、かつて「日米地位協定を見直す国会議員の会」の幹事長をやっていた。その彼が、日米地位協定について見直す気があるか問われると、官僚の書いた答弁「一つ一つの事案についてもっとも適切と考えられる解決を求めていく」と答えるばかり。何を聞かれてもそれを繰り返す。質問に答えようとしない。それでも日本は主権国家なのだろうか。ドイツやイタリア、韓国などは地位協定で自国による米軍基地への立ち入り調査権を地位協定で認めさせている。日本だけがこんな植民地状態を続けているが、それを屈辱とも感じない安倍政権と自民党。日米地位協定をもっと平等な協定に変えていく努力をすることこそ、小池議員が言うとおり、「戦後レジームからの脱却」なのだ。安倍内閣に入閣したとたん、それまでの脱原発の主張もかなぐり捨て、日米地位協定の改訂の主張も忘れたふりをする。情けない。それでも河野洋平の息子なのか。安倍首相やアメリカにべったりと寄り添い、自分の主張すらなくしてしまう。それが自民党の政治家の姿なのだとしたら、自民党は売国政党と言われても不思議ではない。多くが自民党の知事で構成された全国知事会でさえ、全員一致で日米地位協定を変えて欲しいと声明を出している。売国奴の政府は、いずれ国民に仕返しを受けるだろう。