アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

M120号制作記その25

2017-03-18 18:10:07 | 絵画制作記、スケッチ記、版画制作記
 ようやく制作が進みました。実は今日も描く気がしなかったのですが、取りあえず右隻の簡単に手をつけられるところをやってみると調子が出ました。今日は主に右隻を描きましたが、左隻も同様に描けたのでよかった。

 もちろん2枚とも制作途中なんですが、制作途中は制作途中なりに、画面のあらゆるところが同程度の進捗状況だと、下手に中途半端なだけに、何やら完成度があるような印象を受け、手を出しづらくなる。そういう状況でした。絵画制作ではよくあることなんですが、制作が止まりがち。いい見直し期間と言えばその通りなんですが、そしてそれは悪いことではないんですが、いつまでも描かないわけにはいかないわけで。

 こういうときは、画面のどこかに取っかかりを見つけて取りあえず描いてしまうのがよい。そうすると画面のそこだけが先へ進んでいるわけで、それまでの制作途中の画面の均一な中途半端さ、つまり制作途中であるにもかかわらず妙な画面全体の統一感が崩れるわけで、制作が再び進められる。

 これでおそらく左隻、右隻ともに次回は一気に制作が進むでしょう。仕上がり具合は50%といったところ。まだまだこれから。

 蛇足)それにしてもパソコン買い替えたから投稿もすっとできるようになった。余計なストレスを感じずに済んでます。こんなことだったら、とっとと買い替えておけばよかったです。

模写「茶と銀の装いのフェリペ4世」「鏡を見るヴィーナス」「青の服のマルガリータ王女」

2017-03-18 08:58:03 | 石膏デッサン、模写、自分の絵

「茶と銀の装いのフェリペ4世」 F6号


「鏡を見るヴィーナス」 F6号


「青の服のマルガリータ王女」 F10号

 3枚とも2009(平成21)年、一番上が11月、他は12月の完成です。なお一番下の模写は再掲になります(2016-11-03 の記事参照)。

 上の2枚はF6号と小さいせいか、あまりいい出来とは言えません。真ん中の「鏡を見るヴィーナス」は、やはり人肌の表現が全くできていないことをよく示しています。

 私は小さい画面での模写が多いのですが、こうして見てみると、やはりある程度大きい画面の方が描きやすいと言えそうです。最低でもF8号、できればF10号は必要なのかなあと。

 それにしてもたくさん模写してますね、この時期。武者修行のつもりだったのかもしれません。