【続き】
6月23日(土)
お弁当も食べたし、前掛山頂上を降りましょう。
また、赤茶けた尾根をたどっていきます。
他の人に、Jバンドはどこらへんなのか尋ねました。
あそこだと。写真の赤線がJの形になっているから、Jバンドと呼ぶらしい。
「ウ~ン、あそこなら上がれるかもしれない」
もっとも、実際の登攀ルートは右寄りの黒線あたりでしたが。
今まで登ってきた浅間山の登山道を降りていきます。降りるのにも時間がいります。
途中で、草すべりで会った青年が上がってきました。無事草すべりを登って黒斑山、
Jバンドを経由してきたそうです。私は、今からその逆道を行きます。
下り降りて、草原を少し歩いて、Jバンドの岸壁の前に来ました。
少しづつ登っていきました。
上部では鬼が島の岸壁みたいにゴツゴツ岩が迫っています。
ここを、左側にそれながら登ります。
ここが、一番の難所でした。右端から岩壁づたいに左上の頂上に、這うようにして
登るのです。これが恐くて、恐くて。
実は、私は高所恐怖症なのです。ここは、左へ踏み外したら、確実に下へ滑落し
死ぬだろうと想像すると、もう、どうしょうかと思いました(涙)。
左下の景色↑の雄大さがうらめしいくらいでした。岩に這いつくばっていると、上から
スパッツみたいなタイツをはいた若い男性が、平気な顔してヒョコヒョコ降りてきました。
「こ、この上はどーなってるんですか?」「ああ、もう少しで平なところに出ますよ」
そうかっ、もう少しだ。登ることだけ考えて、横をみないようにして、なんとか
どうにかして、上に出ました。
上に出ても、また岩場だけの仙人岳、蛇骨岳といった、いかにもおどろおどろしい
名前のピークを這いつくばらなくてはいけませんでした。
「人生は這いつくばりだ」と、ここでも哲学する私でした。
それでも、なんとか外輪山の尾根道を歩いていけるところまで来ました。
ここからの、草すべりの方向の緑の草原はきれいですね~。
尾根伝いに歩いてきた外輪山を振り返ります。
向こうから鋸岳(のこぎりだけ)、仙人岳、蛇骨岳の外輪山。これも、見事な尾根並み
ですね~。
そうこうして、やっと黒斑山2404mのピークまで周ってきました。
黒斑山のここから見る浅間山が一番の正面といえるでしょう。
ここからは、第二外輪山の前掛山の後背地にある火口口、釜山までが見えます。
アップにしましょう。
私は左の火口口まで登って、少し降りて右の前掛山まで尾根を歩いたわけです。
ついでに説明すると、火口口へ行くのには浅間山の左下の登山道↓をえっちら
登っていったわけです。
黒斑山を過ぎると、あの最初のトーミの頭にやっと戻りました。
午後3時過ぎからは、薄い白い雲がとれて、青い空が出てきました。
これが浅間山の見納めです。
もう、おそらく来れないだろうなあ。
槍ヶ鞘の頂上に戻ったのが、午後3時45分頃。
ここからは、下山ですが、初めは左足の膝だけでしたが、右足の膝も痛くなって
きました。平地ないしは登り坂なら痛くはないのですが、下りになると膝の両横
のつけねが痛いのです。
とっちん、とっちん歩きしかできず、通常40分で下るところを2倍の80分かかって
下山しました。
その間、誰にも出会わず、追い越されもしませんでした。
(ここは、山中行き倒れの危険性大です。笑)
午後5時10分に駐車場に戻りました。
車はほとんど出払っていました。朝6時半に出発しましたから、10時間40分に
わたる、私にとっては経験したことのない大山行となってしまいました。
黒斑山~仙人岳の外輪山を下って、最後にまた登っての行程がきついですね。
単純な標高差は500m余ですが、累積標高差は2,3倍あると思います。
ともかくも、無事全部見て周ってこれて拍手!
今日は、このあと温泉に入って、ここで引き続き野営だ。
明日の朝、帰ることにしよう。
6月23日(土)
お弁当も食べたし、前掛山頂上を降りましょう。
また、赤茶けた尾根をたどっていきます。
他の人に、Jバンドはどこらへんなのか尋ねました。
あそこだと。写真の赤線がJの形になっているから、Jバンドと呼ぶらしい。
「ウ~ン、あそこなら上がれるかもしれない」
もっとも、実際の登攀ルートは右寄りの黒線あたりでしたが。
今まで登ってきた浅間山の登山道を降りていきます。降りるのにも時間がいります。
途中で、草すべりで会った青年が上がってきました。無事草すべりを登って黒斑山、
Jバンドを経由してきたそうです。私は、今からその逆道を行きます。
下り降りて、草原を少し歩いて、Jバンドの岸壁の前に来ました。
少しづつ登っていきました。
上部では鬼が島の岸壁みたいにゴツゴツ岩が迫っています。
ここを、左側にそれながら登ります。
ここが、一番の難所でした。右端から岩壁づたいに左上の頂上に、這うようにして
登るのです。これが恐くて、恐くて。
実は、私は高所恐怖症なのです。ここは、左へ踏み外したら、確実に下へ滑落し
死ぬだろうと想像すると、もう、どうしょうかと思いました(涙)。
左下の景色↑の雄大さがうらめしいくらいでした。岩に這いつくばっていると、上から
スパッツみたいなタイツをはいた若い男性が、平気な顔してヒョコヒョコ降りてきました。
「こ、この上はどーなってるんですか?」「ああ、もう少しで平なところに出ますよ」
そうかっ、もう少しだ。登ることだけ考えて、横をみないようにして、なんとか
どうにかして、上に出ました。
上に出ても、また岩場だけの仙人岳、蛇骨岳といった、いかにもおどろおどろしい
名前のピークを這いつくばらなくてはいけませんでした。
「人生は這いつくばりだ」と、ここでも哲学する私でした。
それでも、なんとか外輪山の尾根道を歩いていけるところまで来ました。
ここからの、草すべりの方向の緑の草原はきれいですね~。
尾根伝いに歩いてきた外輪山を振り返ります。
向こうから鋸岳(のこぎりだけ)、仙人岳、蛇骨岳の外輪山。これも、見事な尾根並み
ですね~。
そうこうして、やっと黒斑山2404mのピークまで周ってきました。
黒斑山のここから見る浅間山が一番の正面といえるでしょう。
ここからは、第二外輪山の前掛山の後背地にある火口口、釜山までが見えます。
アップにしましょう。
私は左の火口口まで登って、少し降りて右の前掛山まで尾根を歩いたわけです。
ついでに説明すると、火口口へ行くのには浅間山の左下の登山道↓をえっちら
登っていったわけです。
黒斑山を過ぎると、あの最初のトーミの頭にやっと戻りました。
午後3時過ぎからは、薄い白い雲がとれて、青い空が出てきました。
これが浅間山の見納めです。
もう、おそらく来れないだろうなあ。
槍ヶ鞘の頂上に戻ったのが、午後3時45分頃。
ここからは、下山ですが、初めは左足の膝だけでしたが、右足の膝も痛くなって
きました。平地ないしは登り坂なら痛くはないのですが、下りになると膝の両横
のつけねが痛いのです。
とっちん、とっちん歩きしかできず、通常40分で下るところを2倍の80分かかって
下山しました。
その間、誰にも出会わず、追い越されもしませんでした。
(ここは、山中行き倒れの危険性大です。笑)
午後5時10分に駐車場に戻りました。
車はほとんど出払っていました。朝6時半に出発しましたから、10時間40分に
わたる、私にとっては経験したことのない大山行となってしまいました。
黒斑山~仙人岳の外輪山を下って、最後にまた登っての行程がきついですね。
単純な標高差は500m余ですが、累積標高差は2,3倍あると思います。
ともかくも、無事全部見て周ってこれて拍手!
今日は、このあと温泉に入って、ここで引き続き野営だ。
明日の朝、帰ることにしよう。
爆笑中です。止めて・・
・・・これが恐くて、恐くて。
実は、私は高所恐怖症なのです。
のあたりを読みながら
笑いが止まりません。
上から スパッツみたいなタイツをはいた若い男性が、平気な顔してヒョコヒョコ降りてきました。
もなんだかすごい笑えて
続きを読み始めるまで時間がかかりました。
ツボでした。
でも。
はいつくばって・・・すごい大記録ですね!
まだ笑いが・・・
本当に本当に
おつかれさまでしたーーーー
あー、笑いすぎて涙が。
失礼しました。
私も絶対に行かなきゃ、このコース。
ライバル心、闘争心、火がつきました。笑
私はすごく真剣なのですが。
Jバンドでは、私も学びました。恐怖を克服するコツを。
這いつくばりながらも、全神経は、配置する手と、引き上げる足場の安全性だけを
吟味して、他のことは考えずに、「ノボル、ノボル」とマントラのように唱えて
進むのです。これしかありません(笑)。
>ライバル心、闘争心、火がつきました。笑
アマの私に、ライバル心を燃やしてもしよーがない、でしょうが。
(ま、敵愾心でなければ構いません 笑)
でも、アサマはお薦めのスポットです。
今日、会社の同僚にアサマ登山の話をしたら、彼も去年の秋にアサマに行ったとか。
しかも全く同じコースで(しかしやはりアレは見てないのです)。
緑の草すべりは一面黄色になって、それは見事だったと言ってました。
Jバンドについては、「なんで、這いつくばる必要があるんですか?」と一蹴
されました。
共感性に欠けるヤツですね。(こういうヤツとは絶対、一緒に行かない)
Soraさんのブログは超参考になりました(#^.^#)
独りで行く予定なので、黒斑~蛇骨が精いっぱいと考えていますが、やっぱ草すべりは捨てがたい・・・
私の記事、参考になりました? でも参考にならないところも多いでしょう(笑)。
ブログを拝見すると、先週末は、高崎ICIで谷川警備隊の安全登山教室を受講されたとか。偉いですね~ 恥ずかしいですね、私の書いていることなんか。
車坂峠~黒斑山コースですか、rinさんなら全く問題ないでしょう。2往復ぐらいできると思います(笑)。ただ、今回はお独りというということですからね。あまり、登山者いないみたいなので、山中、行き倒れリスクがあるしー(冗談です)、安全第一。(ヨクイウヨ)
草すべりは残念ですね。夏にかけて、今の薄緑の草原が、もっと濃い緑の草原帯になるはずですから。
浅間山荘駐車場からのコースなら、草すべりを眺めながら通過、調子がよければ前掛山まで登ってしまう選択肢も出てきますが、どうでしょうね。
いずれにしろ、ここもお近くですから、是非、楽しい山行を読ませてください。あそうだ、イワカガミという白い小さい花とツガなんとかという赤い花が咲いていました。
参考なりませんねこれじゃ。
「登山者いないみたいで、行き倒れリスク」と、書きましたが、午後4時~5時の話です。
翌日6/24(日)の朝8時ごろ、自然観察センターの駐車場は、車であふれかえっていて、道路にまで駐車が続いていました。
これからは季節が良くなるので、週末は車坂峠も混むと思います。
以上、正確さを愛するSoraでした。
黒斑⇒Jバンド⇒草すべりコースです~
前掛山にも行きたかったけど、自分の脚力を考えて断念しました(^_^;)
次回は前掛山ターゲットに歩きたいと思います!!
正直、独りで長時間の未知の山を歩くのが怖かったのですが(気持ちだけは、まだ女子です(笑))Soraさんのブログを読んで勇気でたのです!
また山シンクロする気がするので(^_-)-☆山行を楽しみにしています~
ブログ(のほほん山歩き)見ました。車坂峠~黒斑を2往復するのはやめて(あたりまえだ)、下の草原カルデラに降りたのですね。
しかもJバンドを軽々と下りて、草すべりを足の筋トレするかのごとくよじ登って。
すごいですね~。
私のブログを読んで、なんで「勇気がでた」のかよくわからないのですが。やはり、独りで這いつくばってでも、前進する私の姿勢が、勇気を与えたのでしょうね(笑)。
そうですね、またシンクロするかもしれませんね。
どこかに、もう、火山はないかなあ。