鹿島×川崎（その2）

「一矢を報いる」
負けてしまったのに良かったなんて意味のこの言葉、きらいだったんだけど、今日はこの言葉通りの試合でした。
トータルでは負けたけど、今日は久々の勝ち試合でした。
清々しい気持ちです。

雨で中断した試合の日には、行く途中で川崎のチームバスを見かけたけど、今日は、川崎のアウェーツアーのバスの19号車から12号車までを、途中で抜かしました。
バスの中では、この間の中断した試合の映像が流されていたように見えましたよ。
バスは、色んな会社のものでした。川崎のページに書いてあったように、懸命にかき集めたんでしょうね。

さて、スタジアムに来たサポの数ですが、ゴール裏は鹿島側が若干多かった感じ。
2点もリードされた試合で、これだけ集まれば、もう十分でしょう。
声も出ていた。

それと、今日、スタジアムにいたスタッフの人たちは、なんだかすごくちゃんとしてた。
こんな試合に来てくれてありがとう、という気持ちが感じられた。

今日のアップは、鹿島にしては珍しい内容。

まず、本山がアップしていたのには、びっくりした。
アップの相手をしてくれるために、来てくれたんでしょう。
心強かった。
それと、試合前のアップには姿を見せないオリヴェイラが、今日はジャージ姿で、指示を出していた。

少しアップした後で、普段はやらないミニゲーム形式。
9対8で、これには本山が入ってくれていました。

その後、入念なシュート練習。これも、普段はやらない内容。
攻撃して点を取るんだという姿勢が見てとれました。
この時、伊野波だけ別メニューでオリヴェイラ直々にアップの相手。
ヘディングなど入念に練習をしていました。

そして、最後に、ダッシュして終了。

私はシロウトなので分かりませんが、さすが、オリヴェイラ、フィジカルコーチ出身らしい内容かも。試合直前まで身体を動かすメニュー。
すべては、試合開始直後から全開で行くための内容だと思いました。

一方、川崎は、いつも通りの感じに見えました（普段のことは当然知りませんけど）。
試合開始前に、これはコーチの差が出たな、と思っていました。

で、開始して、いきなり小笠原がスルーして、伊野波が放り込み、なだれ込んで得点。
その後も、ゴールの角に当たるシュートもあり、怒涛の攻撃でした。

こんな試合なので、スタジアムにいたら、誰がどうこうじゃなくて、なんとか入れてくれ、と見ていました。
川崎の攻撃は、腑抜けな感じで全く怖いところはありませんでした。

鹿島の方は、内容うんぬんは、どうでもいいです。それくらい面白かった。

「SHOUT! for SHOOT!」声、枯れるまで。体、果てるまで。
良い意味で体感しました。

それと、今日は、交替をしないオリヴェイラらしい采配だと思いました。
鹿島は、勝ち点は取れなかったけど、これで調子が戻ると思います。
久しぶりにやれる、と思った試合でした。
今日だけなら、1-0で勝利ですからね。

川崎のことはあんまり書きたくないけど、割りと好きなチームだったのに、今日は嫌いになりました。
当たり前だけど、ひどい時間の使い方。ファールされたら、痛がって起きない。
痛くないでしょ。ちゃんと、起きたのはケンゴだけだよ。ケンゴはすごいヤツだと思ったけど。
ホントに当たり前のプレーというか態度なんだけど、でも、こんな試合を見に来てる人たちに、その時間の使い方はどうなのよ。
キープだってロングキックだって、なんだって時間使えるだろうにさ。

川崎さんと川崎サポがどう感じたかは知らないけど、鹿島にとっては、良い通過点、きっかけになった試合だったと思う。
これで、あの時どうとか、うじゃうじゃ言われなくて済むし、ここから頂点を目指して、今後が楽しみです。

首位を守らなければいけないとか、そういった呪縛から解かれたような気がします。
そもそも、鹿島の脚質は、先行、逃げ切りではなく、差し、追い込みなんですからね。


最後に、これだけは書いておきたいと思います。
今日のピッチ状態、さすがの鹿島スタジアムだった。
雨はやんでたけど、ここまで降り続けてたのに、水たまりは全くありませんでした。
ピッチを管理をしている方々が、一番悔しい思いをしていたと思うので、感謝の気持ちを伝えたいです。


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