日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

嘘っぱちDSMで診断しないでください(怒)

2019-01-29 21:37:06 | 発達応援
ふと、洗濯物を干しながら外を見ると、梅が咲き始めていました。暖かい日が続きそうなので一気に満開になりそうですね。

今日も腹の立つ話を聞きました。

ある親御さんが言葉の遅い2歳のお子さんに「知的障害もあるからこれ以上は無理でしょう」と偉い教授に診断されたそうです。それで親御さんは絶望しながらも「どこか早期療育ないか⁉︎?」と探していらっしゃるとのこと。

この世界に生まれてきて、たった2年です。
それで「これ以上は無理」と診断する教授先生は、一体、何を根拠にそんなこと言えるのででしょうか?まさか、嘘っぱちDSM-5を手元にそんなこと言っていませんよね。

花風社の浅見さんが南雲さんとの共同ブログに書いてくださってますが、DSM-5の原書によれば、

知的障害は小さい子の場合診断する前に介入するのが普通である
すなわち日本のように早期診断を絶対視はしていないことと
・知的障害は診断基準を外れるほど発達することがある=治る
こともある


とのことです。(赤字は浅見さんの文章の引用)
片道切符でいいんですか?

偉い教授か何か知りませんが、2歳のお子さんについて、介入なしにいきなり親御さんに「これ以上無理」ってただのドクターハラスメントです。

不幸なことですが、これは珍しいことではなく、全国津々浦々で日常的に起こってることと思います。

「知的障害は診断基準を外れるほど発達することもある」ということを親御さん方は忘れてはいけません。

神経も身体もどんどんぐんぐん育ち盛りのお子さんたち。栄養面は足りていますか?藤川徳美さんの本を手にとってみてください。ウツだけではなく、発達障害のお子さんにも有益なことが書かれています。身体の発達は、ハイハイをしなかった、眠らない子だったなど発達のヌケをお子さんに感じたことはありませんか?花風社の栗本啓司さんの本を読まれてください。お子さんの身体の状態を考えるヒントが満載だと思います。

偉い教授や医者の言いなりにならず、お子さんにお家でできることをしていきましょう!



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一緒にあーそぼ!

2019-01-28 21:44:52 | 発達応援
 今日は寒い一日でした。
寒さに弱い桜は、一日中ホットカーペットとそのカバーの間に潜ったり、顔を出したり。



 去年は寒くてもどこかに潜る知恵がなく、湯たんぽで暖かい寝床を作ラなくてはなりませんでしたが、今年は自分で暖かいところを探してくれるので母ちゃんもラクチンです。

 猫も日々、成長です。

 昨日、一昨日と福岡での教室でした。



福岡の教室では、来たお子さんがやりたいことをします。

 今回はボール遊びをする子が何人かいました。
お子さんたちは、それぞれ、自分が遊びたいボールに目がいくようで、
大きなバランスボールをボールとして手に取る子もいますし、普通のゴムボールを手にする子もいます。

 また、手を使ったボール遊びをする子もいれば、足を使ったボール遊びをする子もいます。
もちろん、両方使う子もいます。

 そして、面白いのですが「キャッチボールみたいなのがしたい!」と言いつつ、ボールを投げてくるのですが、こちらが投げるボールはブロックするように両手で打ち返してくる子もいます。

 ある子は、立ってボールを受け止めるのが難しかったので、椅子に座ってボール取り。
そして、「いろんな椅子に座ってやってみる!」とアイデアを出し、「足がブラブラするとボール取りにくい!」と、足元にバランスボールを置き、バランスボールに足をのせてボール取りをすると「取りやすーい!」とニコニコ。

 子どもは自分でできるやり方を探すのがとても上手。子どもが自分の力を発揮するやり方を見つけるまで大人が手出し口出しせずに一緒に遊び、
子どもの突飛とも思えるやり方で遊んでいると、ふっと、子どもの動き方が変化するように思います。

 今回はそんな場面を何度か感じました。

 遊びは特別なものではなく、日々の中でやることに意味があると思います。難しい遊びではなく、お子さんがやりたい遊びをひたすらやる時間が持てるといいですね。

 忙しくても、そんな時間を持てたお子さんは、
大人になって子どもの頃を「あー楽しかった!」と思い出し、力強く色々なことに取組めるのではないかと思います。
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お家最強!

2019-01-24 16:57:52 | 発達応援
天気がいい日が続き、桜のおねしょで毎日洗うおねしょシーツも乾きが早いです。



干されたおねしょシーツをバックに熟睡中の桜姫。このまま春になりそうですねぇ。

発達障害、お子さんの凸凹に悩む親御さん方は本当に必死です。私の住む鹿児島でも、それは同じで以前私が学んだことがある「発達支援コーチ」でも親御さんの参加がとても多かった印象がありました。

発達支援コーチを学んでいた親御さんの中には、
まわりの親御さんが「初級発達支援コーチの認定コーチになる!」とか「次は中級もいく!」とか言う言葉に「焦りを感じていた」、と言う方が複数人いらっしゃいました。

田舎の狭い環境で、あの人もこの人も、と思うと遅れをとってはいけない、我が子だけが置いていかれる!治すには学ばなきゃ、と藁をも掴む思いであったことだけは確かだったと思うのです。

で、その掴んだ藁は、今も使えているのでしょうか。

さて、世の中にはいろんな藁があります。使える藁、使えない藁。藁でも高級なブランド藁なんていうのもあるみたいです。

で、藁がスッカスカ!と気がついてお家でお子さんをガチで治してる親御さん方が、井戸端会議形式でとてもおもしろいnoteを始められました。

家庭で治そう!発達障害!試行錯誤を楽しむ母の集い!

リアルです!爽快です!
我が子を治すのは私たち!という勢いと明るさとに満ちています。そうだそうだ!がんばって!とエールを送りたくなります。

今でも、我が子のためにと使える藁を探し回ったり、ギョーカイ活動、私が変われば子どもも変わると自分探しと迷走する親御さんの姿を見かけます。

私も藁の一本として、できることはお手伝いしたい!と心から思っています。でも、お子さんの発達したい!を後押しして治すのは、お母さん!お父さん!あなたたちです!

お家が主役!に立ち帰れるお母さんたちのnote。
ぜひ立ち寄られてみてくださいね!



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治さんかーい!

2019-01-23 23:04:57 | 発達応援
 私の中の家庭科的能力は、極端なほど「食」に限定されています。
というわけで、お裁縫方面の能力はほぼゼロに近いものがあります。

 以前から、小豆のアイマスクが欲しかったのですが、友人が作ったというので「私も欲しい!」と言ったら、
「あいよー!」と気軽に作ってくださいました。しかも、猫柄。

 忙しい中、貴重な時間を割いて作ってくれてありがとう!
今日から、ますます爆睡です。

 昨日の浅見さんの原書のDMS-5に当たっての暴露で、
日本における発達障害の「生まれながらの脳の機能障害です!」には騙されていたなぁ、と思いながらの一夜が明けました。

 私も原書で!と言いたいところですが、高校での英語も大学での授業の英語もおぼれ気味だった私には難しそうです。
それでは、その原書の翻訳されたものにも当たって見ようと思ったら、
「虎の巻」的なものや診断基準を抽出したポケット判やら様々な種類がたくさん出ています。

 でも、それらの虎の巻的な本や診断基準を抽出したものには、昨日の浅見さんのブログで指摘されていた「生まれつきなんて書いてない」や「知的障害も状態像が消えることがある」
などの情報は記載がないらしい。

 それは、まるで治すために必要な情報はいらなくて、ちゃっちゃと手際よく「診断」するために、簡便さを求めているかのようです。

 そんなマニュアル片手にお仕事している方々が、まだまだ、先がわからない小さなお子さんに「ちょっと発達が…」などという資格があるのかなぁ、と思わずにはいられません。

 以前、関わっていたお子さんが年中さん、年長さんの頃発達検査を受け、ある項目だけが、極端にに出来が悪かったということがありました。
検査後、これからどうすればいいか、何をしたら年相応になっていくのかの見通しについてのアドバイスはなく、ただ、「2歳児程度」とだけ言われて、打ちのめされていた親御さんがいらっしゃいました。

 一緒に学習する中では、その出来の良くなかった項目と似たような力がいる学習も難なくこなしていました。そんな姿を見ながら、発達検査って何の役に立ち、検査をしている人は何のためにしているのだろう、という思いでいっぱいでした。

 DSM-5もマニュアルに当てはめ、診断するための利用ではなく、治るために勉強して欲しいですね。もっとも、そのためには分厚い原書に当たるか、読みにくい分厚い日本語訳に当たって、
神経発達障害ということについて、真剣に真摯に学ばなくてはなりません。人の人生に関わることです。そのくらいはやっていただきたいものです。

 それにしても、診断はお医者さんにのみ許された特権。治さないで診断重視って、なんだか変です。

 お医者さんは治すための存在であって欲しいものですね。
 
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騙されてた⁉︎

2019-01-23 00:55:02 | 発達応援
宇宙ステーションキボウが、夜になりかけた空に見えました。



おいおい、どれだよ?って?コレです。



明日も見えるみたいですから、夜空を仰いで見るといいかもしれませんね。

私が学校で凸凹っ子たちの支援を始めたとき、この子たちは、何が困ってる?どういう凸凹なの?と手探りでした。だから、頼るべきは本で色々な本を読みました。本には「生まれつきの脳の機能障害」ということが書いてありました。

その頃、脳梗塞になった方の治療をしている、という病院が鹿児島にあり、その番組を私は見ていました。脳梗塞で脳の機能が失われても治療によって機能が回復していくなら、凸凹っ子の「生まれつきの脳の機能障害」というものも何か方法があるんじゃないの?どっちも脳のバグだし、と良くも悪くも楽観的短略的に思い、更に本を読み漁り、コレだ!と思ったことは学びに行きました。

そして、幾歳月。

2013年米国精神医学会の新しい診断基準DSM-5で、神経発達障害の項目が設けられて、発達障害は脳の機能障害ではないということになりました。

脳から神経へ。それを知ってこれまでも、凸凹っ子ができるようになる道筋、なんかあるよなーと色々学びつつやっていたの、この解釈の変化を知ったとき、とっかかりが増えそうな感じが増すなぁ、というのが私が抱いた感想でした。

でも、テレビで発達障害の特集があると「発達障害は生まれつきの脳の機能障害で云々」と言われます。おかしーなー。

更に、発達障害は治らないから、周りが理解したり、配慮したり、本人に無理させちゃいけないと言います。

おかしーなー。支援員してたとき、めっちゃ勉強させてたし。居残りもさせてたし。宿題もめっちゃ出してたし。でも、やってたよ、子どもたち。そんなことを思いつつ数年過ごしてきました。

そしたら、DSM-5の原文を花風社の浅見さんが読まれたそうです。なんと、原書には「生まれつき」なんてどこにも書いてないらしい(°▽°)さらに、どちらかというとそれを否定しているような気配もあるらしい…。また「知的障害も状態像が消えることがあると書いてある」とのこと。

神経発達障害とは解放である、という講座やります

嗚呼!発達障害に関わる人で原文に当たる力がない者は、長年、騙されていたのか!?何のための情報操作でしょうか。

それでも、発達障害は「生まれつきの脳の機能障害」と、それも個性の一部とお子さんをありのままにしておきますか?

支援者のあり方もですが、親御さんがどんな方針でお子さんを育まれていくのかも問われています。

何を選び、どうするか。
真剣に選び、実行するときです。



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