副題1、「本日の導入と、菅首相の叱責は妥当だと思うこと」
23日の土曜日は、金沢に泊まり、24日の夜である今は、大阪に泊まっています。
このブログの世界で、珍しく、ことっとも、音もさせずに、
二兎を追うものは、一兎をも得ずという言葉があります。23日も24日もここをパスして過ごしたのは、それが理由でした。
私は実は二兎も三兎も追う人間で、それが、わが得意ポイントでしたが、無理に無理を重ねてきていたのです。とうとう、無理の利かない段階になってきています。体力の面でね。
それが、自分でわかるので、普段とまったく違った行動をした23日と24日の、この二日間は、パソコン特にこのブログにタッチしませんでした。恐れ入ります。テレビも見ませんでした。NHKニュースも点検せず、・・・・・
ただ、菅首相が、ツィッターかブログで、小沢派の議員に、呼びかけて、「小沢氏の駒となるのはよしなさい。目覚めなさい」とおっしゃったのは、ウエブサイトニュースで、知りました。
そのとおりだと思います。でも、その小沢ガールズというのを選挙で落っことせばいいのでしょう。と、私は思いますが、鎌倉の選挙区には谷亮子さんも、そのほかも、小沢ガールズはいない模様です。また、ガールズとはいえない議員たち、男性で壮年でありながら、小沢氏にべったりな議員がいるのは、どういう神経と頭脳を持っている人種なのだろうと、不思議でなりません。
それで今日も、そのこと以外は、何も意味あることを書かないで、おかせてくださいませ。
自分のパソコンではないので、キーの場所が違うことと、体力的に疲れきっていて、こう言うときは何もいいものは書けないと感じますので。恐れ入ります。
副題2、最近加わった新しいバイキング料理、批評。
追伸、くだらない小さな話ですが、例のバイキングの続きを。
最近、レストラン・スカイ(新しい三井アーバンホテルの16階)のお昼のランチバイキングを食べて、「見事です」と、うなりました。
一食だけ、メインの料理を、選ばせて、後、前菜とデザートを、ビュッフェ形式で多数出すという形式です。
インテリアと食器、は、イタリアの有名デザイナーの監修だそうで、シックで大人っぽいのです。そして、お料理もきれい、きれい。
本日ね。金沢21世紀美術館にいってみて、建物には、満足ができなかったけれど、スタッフの教育がよくできていて、皆さんが親切なことに感心しました。
そして、何よりもレストランがすばらしい。最高ランクのランチでも、2100円です。前菜の材料がいいし、メインのお食事も銀座だったら、6000円のランチコースの主料理ぐらいだなと感心しました。
公共の施設なので、土地代が、安く、テナント料が、小さいと思いますが、それでも、よく研究していて、謙虚です。人気がとても高いみたいです。
美術館の食堂で、これほど、おいしいところは世界にもないなと、感じました。オルセー美術館だって、10年前の当時4800円ぐらいのランチを頼んだけれど、おいしくなかったです。もちろん、メトロポリタン美術館も、リンカーンセンター(メトロポリタンオペラのお客が食べるところで、なかなか入れないので、同じ料理を普通の人は立って食べる形式になっている。だけど、おいしくない。
私は、まだ、葉山の美術館(日陰茶屋のフランス料理部門が経営していると聞いている)とか、芸大美術館の中二階のカフェ(ホテルオークラが経営していると聞いている)とか、と美術館のレストラン(前は、精養軒が経営していて庶民的だったけれど、改築後どうなっているかしら。行ってみたことがまだない)などは、
東京のというか、自分の地元の美術館なので、贅沢すぎるような気がして、そこで、2000円以上は払う気がしないのです。今は、美術館も、交通費と切符代をあわせれば、行くこと自体が、とても贅沢な場所となっています。
だから、お食事は美術館内ではしない。ところが、金沢21世紀美術館は、私にとっては、一生で、初めて訪れた場所で、晴れの席ですから、最高ランクのランチを頼んでみて、大満足をしました。
副題3、「金沢21世紀美術館のスタッフ教育がすばらしい」
小さな話を書いているうちに元気が出てきました。
で、金沢21世紀美術館のスタッフの話を、さらに続けさせてくださいませ。
金沢市って、おもてなしの心がいっぱいです。
スタッフといっても、美術館(市立)の公務員の枠に入ってはいないらしいのですが、案内の女性スタッフに中年、または、熟年の主婦らしい人を雇っているのですが、これは、とてもよいことなのです。
金沢というところは、工業生産があまりなさそうなので、女性にはよい仕事がないのでしょうね。で、意欲的な人が、この案内係に応募してきているのだと思いますが、とても感じがよいのです。親切で明るくてフランクで。
冬が寒い金沢なので、制服は、化繊でできたスモックという形式で、ゆったりとしています。中にカシミヤのセーターでも着れば、暖かいことでしょう。しかもカラフルです。だから、官僚的には見えないし、実際に官僚的ではないのです。
昔のことですが、上野の西洋美術館のラトゥーヤ展で、込んでいるから気が立っているのはわかるけれど、こういう立場の女性スタッフが、(無論、正式な国家公務員ではなくて派遣会社の社員ですが)、大変意地悪で失礼で、参りました。せっかくの名画も気品がうせます。
今回は、雲泥の差というほどでした。全員がきびきびしていて、誇りを持って、喜んで仕事に取り組んでいることがわかります。つまりたとえてみれば、幼稚園の先生みたいなのです。そして、私たちお客は、先生に見守られている幼稚園児みたいです。が、それが、まったくいやみではないのです。馬鹿にされているなどとは、微塵も感じなくて、ただ、ただ、気持ちがよい。
その意気込みの高さは、徳川美術館のサポートスタッフに似ています。が、そちらは、ビジネススーツを着こんだ、紳士が多く、女性も、ややけんだかい。
比べると、金沢21世紀美術館のスタッフさんは、とても、愛らしくて、(おばちゃんたちがなのですよ)、フレンドリーで、こちらも気分がよくなります。
美術館の人気が高くて、お客さんがいっぱいいる秘密がわかったような気がしました。
東京近辺の美術館では、この種のスタッフさんは、すべて、お若いお嬢さんで、きちんとした黒か紺のリクルートスーツを決め込んでいて、お客ににこっともしないで、ただ、「泥棒はいないかなあ? 急に強盗に、はやがわりして、美術品を傷つけるお客がいるはずだから、それを、見つけるのが任務なのよ」と言う風情で、緊張しきっているので、見ていて、「つまらない仕事だなあ。よく、8時間近くも同じ姿勢で、我慢ができますね。つらいでしょう」と、話しかけたくなってしまいます。だけど、金沢では、皆さんが歩き回っていて、いろいろな説明をしていて、生き生きとしていました。
美術館のほうで、人材を生かす教育をしていると感じました。ハラショー、または、スプレンディッドといいたいです。
副題4、「しかし、建物には異議がある。特に県立美術館周辺の落ち着きを考えに入れれば」
しかし、人はいいのです。ソフトはいい。だが、ハードがだめだと思う。話題の建築らしいのです。ガラスが多用されているということと、円形であるということが、ユニークもユニークです。
キッズルームが備えられていて、24日の日曜日も、ワークショップに参加したお子さんは多いみたいです。「未来は子供たちのものです。だから、それだけがターゲットです」とおっしゃるのなら仕方がない。
だけど、私のように常に美とは何かを考えているものにとっては、肝心の作品そのものが、まるで、記憶に残らないのです。どうしてかというと、色が氾濫しすぎているからです。
落ち着かない。片付いていない。そういう感覚を受けます。入り口に、缶ジュースの自販機を置いている民家があります。営業権だから許すべきかも知れないけれど、県立美術館周辺の見事に上品なたたずまいを思えば、館側が、「どうか撤去してください」とお願いしたって、おかしくはないでしょう。
レストランを上で、馬鹿にほめています。それはね。食べる前までは、「どうせ、市役所のお偉いさんの伝か何かで、入店していて官僚的に運営しているのでしょうから、おいしくないでしょう?」との予測を持って入ったのに、驚くべき差として、よいほうに裏切られたから、びっくりしたのです。
どうして、事前にたいしたことはないだろうと尾も立ったかですが、兼六園側から見ると、レストランもまた、ごったご谷見えるのです。お客の衣装、お料理の色彩。ワインの棚の鏡がきらきらと、また、外部の色を反映して、細切れの色ばかり見せられます。それはたとえて見れば新聞の付録として週末に特にたくさん入ってくるチラシ等が、じゅうたんの上に散らかっている状態に似ています。いかにも、整理されていない片付いていないという印象。
上はレストランについて述べていますが、メインの展示室も同じです。どの廊下を曲がっても、外の景色と観客の動きと衣服が見えます。高校生の修学旅行だけが見物客」ではないのだから、ありとあらゆる色彩の氾濫があります。
私みたいに、物事を丁寧に緻密に見ようとする訓練を長年続けてきたものに、これだけ、多量の色彩の情報が入ってしまうと、脳がある部分で、拒否反応を起こしてしまい、作品を見ても何も感動しないのです。
「ええ、この美術館って、もっとも肝心なところで、失敗している建物を使っているわ」と、・・・・・・
厳しい言い方ですが、この建物(市立です)を訪れる二時間ほど前に訪れた、県立美術館の、すべてを思えば、差がありすぎると感じます。
県立美術館あたりで、新幹線から飲み続けたいた、水のペットボトルが空になったので、別のお茶を買いたいと思っても、まったく自販機が見つからなかったのです。spれには本当に感心しました。そこから能楽堂と、成巽閣にかけての、環境は真に美しくてすばらしいものです。
その後で、兼六園内の茶店によりました。それがまた、汚いことこの上ない施設なのです。でも、私はそこで、抹茶(お薄)と、和菓子をいただきました。運営しているおばちゃんに言ったって、私の言っていることの意味はわからないだろうと思うから、何も失礼なことも意地悪なことも言いませんでしたけれど、あの茶店類は撤去すべきだと思う。そして、数寄屋造りの、小さな東屋を立てて、その中に水のみ場でも、一箇所作ればそれでよい。
カキ氷などというちゃちでかつ原色の旗が、ひらひら待っていて、壊れそうな汚い小屋が、園内の中心にあるなんて、許すべからざる光景です。殿様たちが、園を少しずつ向上させ改善して行ったときに、こんなこじき小屋を設計に入れていましたか? ありえないです。どうして、どこの誰が許可したのですか? その人間はとんでもない無責任人間です。管轄はどこにあるの?
そういう風に、元からはないもので、色の強烈なものがおいてあることは、大いなる美への破壊行為なのです。
私が何を言っても変更はない見込みです。そして、その方が自由に発言できるからそれでいいのです。いつも、美とは何だ。真実とは何なのだと、考え続けることが私の日常なのです。別に改革者でも、予算執行者でもないのだから。
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