副題1、『利害関係のある、交渉術と、そこから学ぶもの』
さて、社会現象についてなども、話し合いましたが、リアルな会合を持って、話せることは、『相手が気を悪くしないかな?』と思う部分を話すことです。話し合うことです。
前報では、主人公が、『交渉術が上手な方だ』と言う話をしています。美術館のリニューアル、と言うか、新設は、お金がからんでいます。普通の個人住宅を注文する時だって、施主の方には、「こうしてほしい」と言う要望があり、工務店の方は、『材料と人手間を考えると、それを、すると、こちらが損になる』と思うことは、なかなか、引き受けてもらえません。実行をしてもらえません。
その交渉術に自信の無い人が多いから、プレハブ会社の建築する家が増えるのでしょう。
それは、住宅展示場の応接室で、ほとんどの交渉が決まります。そして、細かい仕様について、どういうランクの壁紙を使うとか、どういうランクのキッチンセットを使うとか決めておけば出来上がった時に、ほぼ、カタログどおり、または、住宅展示場の見本どおりの家が、出来上がります。すこぶる安心ですね。
お金が潤沢にあって、何事もスムーズに、進行する場合なら、何の問題も無いのですが、そこが、すり合わせの最大ポイントで、普通の木造建築を、小さな、工務店にお願いする場合は、いちいちの、交渉術が、非常に重要になってきます。つまり、家が完成するまでは、仲良くしなければいけないのに、お金と言うポイントで、利害関係が衝突する間柄だからです。
その点、根津美術館の新設と言うのは、注文主側が、有名人ですから、だいぶ、楽だともいえましょう。個人住宅の場合でも、注文主が、有名人だったら、工務店は、サービスをして、無理な注文でも引き受ける場合があると思います。
根津美術館と言う、有名な場所を、「設計しました」とか、「建設工務を引き受けました」と、いうのは、後々、そこが、見本となるので、お金を、少しサービスすることはあると思います。そこですが、設計者が、隈研吾氏だと言うことは公表をされています。
副館長の西田宏子さんが、強調をされたことは、隈研吾氏が、過去に、設計した他の美術館の大部分は、掃除が行き届いていなかったり、メインテナンスが、行き届いていなかったり、付属の施設が、後から付随して建てられたりして、『これが、隈研吾の代表作だ、と言えるものが少なく・・・・・(それゆえに、根津美術館の突出した価値もあるのだ)』と言うことでした。さすがに、( )内は、口には出されなかったのですが、聴衆も、高校までは、同じ学校に学んだ間柄ですから、( )内の言葉を察して 『なるほど、良かったですね』と思ったことです。
そこに、香港、での、15品目の名品のオークションの大成功が、加わって、32億の資金が加わったのですから、注文主、設計者、建設会社の三社が、満足する結果が出来上がりました。
だが、その間の、言葉によるやり取りは、本当はずいぶんと大変な事もあったと思います。主張は、きちんと、しなくてはならないが、喧嘩にまで持っていってはいけないし、相手が黙っていても、相手の方に、内心の、不満を残してはいけないのです。だって、有名な建造物ですから、どこかから不満が、もれる可能性が、将来にあるわけですからね。で、立派な交渉術だと感心をしたのです。
~~~~~~~~~~~~
副題2、『リア充、VS オタク・・・・・創作をする人間は、口下手なところがある?』
少し前に、リア充と言う言葉がはやりました。ネットの世界で。それは、当然の事、パソコンを覗き込む時間が長い、いわゆるオタクと呼ばれている人種と、「金曜日は、必ず、飲み屋でいっぱいやってから帰宅をし、土曜日は、必ず、接待ゴルフで、日曜日は、テニス倶楽部の同好会で、汗を流す』などと言う40代のサラリーマンを比較したら、後者が勝ち組だという様な発想ですね。
しかし、トレンドはまた変わって来て、収入が少なくても、忙し過ぎない生活を送る事が大切だとか言って、過疎地の古家に移住する人もあるとか?
私ね。この間同窓会の事で、幹事だったので、電話では駄目な連絡を取る必要があって、昔の同級生で、よく人物の方は、知っているのだけれど、そのおうちとかプライヴァシーの方は、よくは、知らないと言う男の子の家を訪問したのです。
ものすごく豪華なおうちにすんでいる人だったので、ただ、ただ、あっけに取られました。この人とは、別の人で、鎌倉の、私のうちに、一回ほど、用事で、来てくださった方が、その後、別の人たちに、「川崎さんは、豪邸にすんでいる」と、言ってくださったそうで(笑い)、ニコニコしていたのですが、それは、まったくの誤りであって、上には上が在ったのでした。これは、小学校時代の同級生の話ですが、中学時代の同級生の中にも、桁外れの豪邸にすんでいる同級生がいます。
よく、『上には上が在るから、東京圏では、威張っては駄目よ』と言っている私も、ただただ、呆然としました。もちろん、彼自身だけの、資産形成ではなくて、親代々のものもあるでしょう。
ただ、何回もクラス会で、五時間以上は、一緒に過ごしていても、その人が、自分の事をほとんどしゃべらないし、まったく威張らない人だったので、さらに驚きが深かったのです。中学校時代の大富豪同級生の方は、昔から、その家を知っていたので、別に驚かないのですが、こちらの人は、その実家を訪問をした事が過去になかったので、驚きました。高校時代の同期生の中にも、大学時代の同期生の中にも多分大富豪は、います。だけど、大体、昔から、知っていることだから別に驚かなかったけれど、今回だけは、初めて知ったことだったので、肝を冷やして、いえに帰っても珍しく噂話として、主人に話しました。友達が大豪邸にすんでいたと。
いや、どうして、こんな話をしたかと言うと、話術が巧みな方が人生に成功すると言われていますね。だけど、話術を含めて、すべての側面で、ただ単に、積極的である事が、すなわち、大富豪に結びつくと言うわけでもないのでした。
このエピソードは、ただ単に、話術云々を、説明するための、導入にしか過ぎません。本章の、本当のテーマは他のところにあります。
~~~~~~~~~~~~~~~~
副題3、『目の前の人に、逆らった意見を言ったり、否定をしたりして、カツ仲良くするのは、ものすごい、成熟を経ないと駄目かな?』
今日のお友達は、非常によくこのブログを読んでくださっていて、いろいろな意見をくださいました。その中に、よく、私が使う、<<<<<『私が大物なので』と言う表現は、良くないかもよ>>>>>と言うのが、ありました。
私はまず、「それには、気がついている」と答えました。「しかし、変えられない」とも言い添えました。その時に、私は、『ああ自分も、成長したものだ』と思いました。71歳にもなっていて、『年の甲を経た』と言うのは、まさしく、こう言うことをさすのだろうと思いました。
目の前にいる人、しかも、親切な人に向かって、逆らっているのです。こう言うことは過去には、やった事がないのです。ずっと、ずっと、いい子ちゃんだったから。
これは、私個人の体験ですが、結構普遍的なことだと思います。現代の子供達って、皆どこかで、そう言うところを持っているのではないかしら?
きょうだいの数が少ないケースが多いです。家庭は一応以上に裕福で、親も高学歴が多くて、先へ、先へと、いろいろ準備してくれています。私は、良く東横線に乗るのですが、二歳ぐらいのお子さんが、きちんとした高価そうな子供服を着ていて、電車に乗っているのをよく見ます。その傍にこれも高価そうなドレスを来たお母さんが、大きな画板をもって、付き添っているのなどを見ると、『あ、お受験用の塾へ通っているのだなあ』と思います。そう言う子供達の将来って、大体、私みたいに、リアルな周辺には、逆らえない子供になるでしょう。
親は、成功をもたらしてあげたくて、最上の事をしているつもりだけど、思いがけない結果に終わる事がある。思いがけない結果とは、東大などを出ていても会社に入ってから引きこもったりする事をさします。
~~~~~~~~~~~~~
副題4、『いい子は、実は自信がない。それは、なぜか?』
いい子は、実は自信がないのです。どうしてかと言うと、自分が他人から、好かれているとは、思わないからです。人に好かれるという事はどういう事かと言うと、結構踏み込んで行かないと、いけないのですが、踏み込まないので、魅力を感じてもらえないのです。
実は人気と言うのは、手相に出るそうです。私がパリへ行く直前とか、ニューヨークへ行く直前とか、二回目にニューヨークへ行く直前とかには、日傘雅水さんと言う有名人に手相を見てもらいましたが、・・・・・芸術家としては、抜群の手相であった・・・・・みたいです。「あなたは、芸術家でよかった。この手相で、普通の主婦をしていたら、事件を起こします」と言われました。
金星帯と言うのがくっきりと在って、その後、物の本で調べたら、幸運のしるしであるスターが、太陽線の下の方で、意志を示すところにあったり、指導線のところに同じくスターがあったり、他人からの人気を示す、寵愛線と言うのがあったり、幸運を示す白い星がいくつも爪に出ていたり、
また、これは、日傘さんにも教えてもらったのですが、土台線と言うのが在って、親からの援助に恵まれると言うしるしがあったりして、また、パートナー線と言うのも在って、他人に仕事を援助してもらえると言う線もあったりして、絶好調と言ってよいほど、本質的には人に好かれるタイプらしいのに、人に好かれていると言う実感には、ほど、遠かったのです。それは、個性をはっきり打ち出すと言うことがなかったし、意見をはっきり言うと言うこともなかったからです。
自己主張をするという事がなかったからです。他人と喧嘩をしてもいいんですよ。それが、普通の人間だから。 だけど、親が強大だと、親の望む事を先取りしてしまい、自主的な意見を、リアルな世界で、言うのを避ける様になったりするのです。いや、本日は、71歳にもなって、自分がはっきりと悪い子になっているのを発見し、そう言う自分を引き出してくれた相手の方に感謝をしたものです。その方は、実は我が家にも何度も遊びに見えています。そして、我が家の猫を大好きになってくださっています。
『オタクの猫は、何か、とても、深いところがあるわね。そこには、本当に、惹かれます』とおっしゃるのです。それで、お礼に猫の写真を載せます。この写真はピントが、ずれてはいますが、彼女の、その考え深そうな雰囲気が、ちょっと、捉えられているものです。
で、私は、今は悪い子です。自己主張をはっきりといたします。しかし、それは、文章の上であって、リアルな世界で、それをするのは、非常に難しい事です。
~~~~~~~~~~~~~~~~
副題5、『実は美味しんぼの、鼻血描写問題の時に、意見をいわなかったのはなぜか?』
私は、美味しんぼの表現が、鼻血についてもめた時に、自分が何かを言うと、必ず、それを否定する方向へ流れるので、
・・・・・それほど、自分が大物なので、(笑い・・・・・こここそ、
本日6月2日にご注意を受けたところですが・・・・・皆様が引いてしまって、読んでくださらなくなるところでしょうが) 何も言わなかった事が、美味しんぼについては、悪い方へ流れたらしくて、休載になってしまいました。
「朝日新聞さんよ、どうしたの?」と問いたいです。≪≪≪≪≪どうして、黙っているのですか? お宅は、文化人のサロン(=新聞と言う場)を自認をしていらっしゃるのでしょう。こんなことで、表現の自由が奪われては駄目でしょうに。お宅の著者達だって、将来悪い影響を受ける可能性があります。自主規制を自分でかけてしまって、穏便で、毒にも薬にもならないことを書く様になってしまうでしょう。≫≫≫≫≫・・・・と、言いたいのですけれど・・・・・
ところで、どうして、何も言わなかったかについて、もうひとつの理由があります。それが、本章の骨子と直結しているのですが、・・・・・≪≪≪≪リアルに、人と面と向かっていると、そのひとが嫌がるだろう真実は、言いにくいのだ≫≫≫・・・・・ということも在りますね。
私が、その時に言いたかったことは、福島県在住の人にとっては、あまくないものです。
私は、2011年の、3月13日から、5月の末までに書いたもののなかで早急な移住を進めています。そして、それを変更しようとは、今でも、微塵も思っていません。そこでは、≪≪≪≪≪3.11の悲惨さの、直後で、日本全国民が同情している間に、福島県以外の、各都道府県に、移住してもぐりこみなさい。そして、そこで、生産されるGDP(=富)を、シェアの精神で分けてもらいなさい≫≫≫≫≫と言っています。
日本中に過疎の村があって、休耕田とか、休耕地が多いです。そう言うところに三々五々もぐりこんで、溶け込みなさいと言っています。
ところが、それを、させない様な政府の方針が示され、除染などに、膨大に無駄な税金が使われました。また、生活への補助金が出ている事も、全国民に知られてしまっています。原発反対の運動も全国的に下火になっています。
何度も言っていますが、2011年9月11日に、柄谷行人さんが、全国へ向けて、「原発反対デモに参加しなさい」と、呼びかけました。それは、私が「原発デモには参加しない様に」と、お若い人へ呼びけたので、それに、有名人が反対すれば、このブログの読者数を減らせるだろうと考えた手合いがあって、それに、柄谷さんが、利用をされたのです。柄谷さん・ご本人がどれほど、また、どこまで、その目的を聞かされていたかは知りませんが、柄谷行人を走らせるほど、私は大物なのです。・・・・・(笑い・・・・・また、嫌われてしまい、読者様に引いてしまわれますが・・・・・)・・・・・それが、真実でしょう。
私が反対しているのは、「原発デモなどに参加をすると、それが、あなたの思想調査に利用されるから、ご損ですよ」と言う事が経験上、解っているからです。
そして、≪≪≪≪≪デモでは、絶対に原発は廃棄できません。それは、柄谷氏や大江健三郎氏などの、勢力(=大体、新左翼と言うくくりで、呼ばれている人たち)も、共産党も、今では、ただ、単に、日本に、言論の自由が在るかのごとく見せるための装置と化しているから、何の力も無いのだ≫≫≫≫≫≫という事があるからです。しかも、そう言う人たちが、自分達の社会的、レベルの高さを補償してくれると信じているだろう、大・朝日新聞が、
いつの間にか安倍総理大臣を、支援しています。で、原発反対デモは、ここ何ヶ月も、雲散霧消してしまっています。と書くと、今週末にでも、銀座で、また、デモ行進があるかな?
1)除染も、2)『絆』を強調する事も、3)生活の補助金が出ている事も、すべて、福島県人を間違った方向で、過剰に甘やかしているのですが、それが、なぜかを皆様ご存知ですか?
<<<<<それは、『原発の危険性がたいした事が無い』と、国民全体に思わせるためなのです>>>>。核燃料と言うものが莫大に儲かるものだから、そのビジネスから、国際的・大資本家は、去りたくないのです。永遠に、それを、儲け頭として、保持しておきたいから、福島県人は、変な方向で、甘やかされています。私は、2011年以内には、びしびしと、それを言いました。ものすごく舌鋒鋭くね。
しかし、今は、この私でさえ黙っています。もう、主張をするのに疲れました。
しかし、もうひとつ、美味しんぼの件について、2週間前には、何も、意見をいわなかった理由があったのでした。当時、ちょうど、福島県を旅行していたのです。その旅行について、まだ、いろいろ書く予定がありますが、すでに、ひとつ書いています。
以下のリンク先のものですが、その中に登場する旧名・猫魔ホテル(現在星野リゾート傘下にある)の中で、働いている人々、また、そこに投宿して、楽しそうにしている人たち、また、五色沼や磐梯吾妻スカイラインの途中にある観光施設で働いている人たち、また、そこを散策している観光客、また、今回の旅行の、出発点である群山市、と、終点であった福島市で働いている大勢の人たちを、現実に見てしまうと、なかなか、真実を語れないのも、本当の話でした。
旅行直後は特にそうだったのです。福島県は、新緑の季節であって、吾妻小富士付近は、残雪も多く、非常に美しい自然がある、一帯でした。
皮肉になろうが、はっきりと、言えば、その深い山を縫って走る登山道路は、福島県・浜どおりに、原発が、多数設置された事による下付金が、間接的に寄与した道路かもしれないのです。が、その立派な観光施設が、今では、閑散としている事実も、観光客が密集している鎌倉に比較をすると、気の毒であり、何もいえない気分になってしまったのです。
ホテル内の歌声喫茶で「遥かな友に(磯部俶作曲)」を聞いて、感動しきった人が出て来た△
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます