人民元が国際通貨になった。とともに、今年の流行語大賞は「爆買い」中国語では「爆买 baomai」こちらのニュースでも報じられ、なぜこちらでも製品があり品質も対して変わらないのに日本で購入するのかという分析がなされた。日本製品に対する信用、信頼が違うという話、やはり細かな部分で異なることなど話していたのだが、それよりも「爆」という字のもつ意味、大量のエネルギーが一気に日本へなだれ込んだと言ってもいいだろう。大量といえば、北京の地下鉄はラッシュアワーの朝などは駅前で30分ほど並ばなくてはならない。入場規制しているからだ。そうでなければ、ラッシュ時にホームに人がなだれ込んで毎日のように事故が起きてしまう。こうした大量の光景が当たり前になっている。日本では大量という言葉はあまり好みではない。そのため爆買いという意味は好ましい部分もある反面、好ましくない反面もあったかと考える。ただ、こちらにいると、日本は近々、いやすでに中国のリゾート地になっているだろうという感覚を常々感じている。普段、日本にいると当たり前で感じることはないかもしれないが、きれいな街、空気、水、森、そして安全、親切な人々ということがこちらでも定着している。そこから物価が不安定で元高から日本の円安の国を見れば、一気になだれ込むのは目に見えていた。今後は人民元が国際通貨になったことから、近々、元の価値が下がっていくだろう。そうなると今年程の爆買い現象は少しは落ち着くとみているが、それでも一定の観光客はこれからますます増えていく。先日、日本へ行った方と会って話した。「これまで日本という国を誤解していた。とてもすばらしい国だ」こうした人がますます増えてくると現行の中型機ボーイング767や小型機MRJの飛行機よりも、かつてスカイマークが画策していた超大型機であるエアバスA380の方が、今後日中間にて需要が増えるようになるかもしれない。
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政府は3日、中国で植林・緑化事業を行う民間団体を支援する「日中緑化交流基金」に対し、100億円弱を拠出する方針を固めた。
2015年度補正予算案に盛り込む。民間交流を通じ、両国の関係改善につなげる狙いがある。
同基金は、小渕恵三首相(当時)が主導し、1999年に日本政府が100億円を拠出して創設された。中国で植林・緑化事業に携わる日本の民間団体の経費などを助成し、毎年約1000万本、計約6万5000ヘクタールの植林が行われたという。植林などにより、発がん性の微小粒子状物質(PM2・5)が中国から飛来する「越境汚染」の低減が期待されている。
ただ、基金は今年度末で10億円程度に減少する見込みで、活動の先細りが懸念されていた。日本政府は創設当時の規模に基金を積み増し、中国側の資金提供も受けて、日本国内や東南アジアなどでの事業拡大も検討する考えだ。
2015年12月04日 07時34分Copyright © The Yomiuri Shimbun