アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

エミューケーキ

2015-11-29 17:37:11 | 阿拉善センター関係
今日はエミューの卵でホットケーキを作ってみた。以前、船で会ったオーストラリア人から教えてもらった代々伝わる秘伝の方法で作ってみた。1回目はホットケーキの量と油を入れすぎたので、厚くなり失敗したが、2回目からうまくできた。普通のホットケーキは叩くとパンパンだが、エミューの卵で作ったホットケーキは叩くとパフンパフンという音からして違う。中がふんわりと焼けるためだ。幸せの味。フワフワしてとても美味しかった。
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砂絵

2015-11-28 21:19:30 | 阿拉善センター関係
砂絵というのをご存知だろうか?下絵を書いた上に接着剤を塗り、その上から砂をふりかけて描く絵のことである。砂漠から砂を取って来て色をつけてみた。もともと薄い褐色の砂だったので、色をつけるとアースカラーのきれいな色になった。この砂で小学校の子供達に砂絵を描いてもらい、今年のクリスマスカードにしようかと考えている。さてうまく描けるかどうか。
http://www.brotherearth.com/ja/top.html ブラザー内モンゴルのクリック募金にご協力を!
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プロジェクト視察

2015-11-27 22:52:42 | 阿拉善センター関係
24日から27日まで鹿児島大学の山本先生と佐賀大学の根上先生が黄砂防止のプロジェクト視察に来られた。植林で一番厳しい環境の村やマスコビーなどの牧畜を行なっている村を視察しトングリ砂漠を見てから、最後に寧夏にある日本政府と中国政府との第一次黄河中流域保全林計画で行なわれた植林地を視察した。この一次黄河中流域保全林計画は、初めての日中間の大規模な共同植林プロジェクトでもあった。20年経った現地は緑豊かな森林に変わっていた。こうしたプロジェクトは自然回復に時間が掛かるが、忘れられたようでいて、自然はきちんと応えてくれている。ふかふかな土壌に変わっているのをみると、かつて日中が砂漠化に対して手を取り合って頑張った時代もあり、この防砂林が厳しい自然環境でも英知で回復できることを示している。この事業はもっとたくさんの中国の人に知ってもらいたいなと思わずにはいられなかった。
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ラクダのドナドナ

2015-11-23 11:29:58 | 現地情報
昨日、吉蘭泰村のプロジェクトサイトに行った。牧民と羊やラクダの話になった。今年の羊の肉はグローバル化が進む当地においても、近くはモンゴルや遠くはオーストラリア、ニュージーランドから安い羊肉が入って来て売れなくなってしまったと嘆いていた。日本の場合、近い将来は農家への保障があるが、TPPに加盟したあとの日本の農家は参考になる意見だろう。ラクダは協調性があり、犬に近い感情の動物といわれる。冬はラクダ肉の出荷時期でもある。この牧民はラクダを売るのをやめてしまったという。「なぜ?」と聞けば、出荷の時に皆で泣きわめくそうだ。その声がとても悲痛で、その罪悪感で、とてもじゃないけれど売る気が失せたという。ちょうど帰りにも1台のトラックがらくだ達を満載していた。ラクダの悲痛な叫びは風の音でよく聞こえなかったが、皆で寒さをしのぎながら涙を流しているようにみえた。ドナドナの歌が頭にこびりついて離れなくなった。
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砂漠のテーマパーク

2015-11-22 02:08:21 | 現地情報
雪まつりなどで雪の雪像や雪の彫刻をみかけるが、沙彫という砂を糊のような液体で固めて作る彫刻があるのをご存知だろうか。それで一大テーマパークを作ろうという計画が持ち上がり、試験的に沙彫が作られた。村長さんは「本当はオアシスの近くの景色のきれいな所に作りたかったのだけど、政府から許可が出なくて道路脇になってしまったよ」と愚痴をこぼしながらも、何とか素晴らしい見本を仕上げたとまんざらでもない。ここに将来、沙彫テーマパークを作ろうという大きな計画である。雪のように溶けないので一年中見ることが出来る。ただ、見た所、風食がすでに進んでいて、くちばしがかけてしまっていた。観光になれば、皆触ったりするので、2年も持てばいいのではないだろうか?阿拉善にまた一つ観光スポットが早ければ来年にも完成する。
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砂漠横断道路

2015-11-22 01:40:10 | 現地情報
阿拉善の通古淖尔村から甘粛省民勤県にかけてのトングリ砂漠240km横断道路が貫通した。まだ舗装道路ではないが、村に入るついでに通ってみた。これまで砂漠の中には入らなければ見ることができなかった絶景が果てしなく一面に広がっていた。これまで民勤へは迂回で6時間は掛かっていたが、この道路ができたことにより、半分の3時間で行くことが出来るようになる。その間、砂漠の素晴らしい景色が果てしなく続く。阿拉善の旅行ルートも、これからはエジナまでの650kmの北方ルートから甘粛省への西へと抜ける240kmのルートが車やサイクリストなどできっと流行るだろう。
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ブラザー中国主催上海交通大学講演会

2015-11-18 21:08:02 | 現地情報
今日は上海交通大学にてブラザー中国の主催で環境講演会を行なった。ちょうど上海はPM2.5の影響もあり、また砂漠化の問題は自国の問題でもあるだけに農業生物学科の学生200名あまりの学生たちが熱心に話を聞いてくれた。また熱心な質問が続いた。そして終ってから早速数名の学生が来て「ぜひ来年現地に行きたいです」と話しかけて来てくれた。近い将来は優秀な彼らが主役になって、現在の多くの環境問題を解決してくれるだろう。
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ブルーギルがいた

2015-11-15 02:35:48 | 日本関係
今日、出国前に少し時間が余ったので近くの沼に行き、ワカサギの天ぷらでも調達するかなと赤虫で竿を垂らしてみた。すぐに反応があり、ワカサギが数匹引っかかったのは良かったが、そのあと小さいブルーギルが掛かった。外来魚というのは、見た目からやはり外来魚だ。日本の魚はやさしそうな顔つきをしているが、ブルーギルはつり上げた瞬間、少し怖い。なぜなら外来魚は強そうな顔をしている。この魚が日本の湖沼の生態系を乱している。外来種を導入することは、こうした危険を広めることに繋がる。植物でも同じ。注意しなければならない。
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訪日団

2015-11-14 22:58:54 | 日本関係
中国の企業は産業改革を迫られている。内モンゴルの企業も同じく、これからは環境にいい産業に転換しようというところが出始めている。そのような石炭や銅鉱山、レアメタルなどの資源を掘っている地元の企業から日本視察を依頼された。社長も初めて日本に行くということであったが、初めての日本の印象を良くしなければならない。大阪から入り四国をお遍路して九州を回り、京都、東京と日本半周を急いで回ってきた。細かな日本のサービスに皆さん大感激であった。ただ、本来は長野まで行く予定だったが、さすがに強行スケジュールが祟ったのか、京都でダウンしてしまった。京都のチンチン電車に乗っていると、疲れも見せずにニコニコと嬉しそうであった。「なぜにうれしいのか?」と秘書に聞くと「普段ロールスロイスしか乗っていなくて、こうした日本の電車は初めてらしいよ」と打ち明けてくれた。行く前に実は日本の行程は5つ星のホテルと飛行機での移動を頼まれていた。これまでの訪日の例から安い方がいいだろうと、じゃらんで安いホテルを探し回り、ジャパンレールパスを薦めた自分をこの時に恥じた。社長とはいえ人のいい普通のおじさんしか見えなかった。ただ、ずっと不思議に思っていたのが、風水先生がずっと一緒だったことだった。この風水先生、人を見るだけでなく動作によって心理も分かるという。そして恐ろしいくらいに人の人生をピタリといい当てる。こういう人がよく出現するのが中国の面白いところだが、このとき、やはり風水先生を付けるだけあって普通の人ではなかったのかと驚きとともに、さらに選ぶ物がお目が高い買い物の理由が分かったような気がした。ただ、皆さん思った以上にとても喜んでくれて、案内しているこちらもうれしくなった。
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薩摩金山蔵の観音様

2015-11-11 03:04:16 | 日本関係
金山来福酒が製造されている串木野で一番の観光スポットでもある濱田酒造の薩摩金山蔵に行きました。昔々、350年前からの薩摩藩の串木野金山の長い長い坑道を利用して、年間20℃の一定の温度がお酒を製造して熟成させるのに最適の環境にあります。なつかしのトロッコに乗ってゴトゴトと坑道を入って行くと、そこにはまばゆいばかりの観音様が見守っていました。
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