アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

ガを食べるねこの話

2007-08-05 05:08:48 | 阿拉善センター関係
センターには一匹の子猫が棲みついている。名前はまだない。こちらの人は”マオ”と呼ぶ。当然、中国語では”マオ”なのだ。このネコの話は以前したことがある。彼はネズミを捕まえないネコの為に、スタッフから待遇が悪く、単なるネコになってしまった。となれば当然外をうろうろしているのだが、最近新しい発見をした。夜中によく網戸が”カサカサ”と鳴る現象が起きていた。その原因が分かったのだ。なんと、マオが夜中になると”ガ”を食べているのだ。当然ご飯をあげてはいるのだが、ネズミを食べずに、夜になると飛んでくる昆虫からたんぱく質を取っていたのだ。何とも逞しいネコなのだ。それを夜中になると毎日繰り返している為に、網戸が少しずつ破け始めてきている。将来のネズミ対策の新兵器が、モスキャッチャーとしての新兵器に成り下がってしまった。
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青海省の沙漠化を見に行く

2007-08-04 20:55:22 | 現地情報
私達のところも沙漠化しているので一度ぜひ見に来てよ!アメリカのNGOのHeifer internationalのカンウェイ氏が阿拉善に来たときに話していたのだが、今、西寧にいるのですぐに来てほしいという連絡があった。ここから車で1日で行くことができるというので現地を見に行ってきた。ちょうどオイスカイスラエルのラナン・カツイール氏が来たときに彼らの仲立ちをしてくれたのだ。ここで2箇所の沙漠化プロジェクト地を見てきた。今回の目的の一つは、ここのスタッフにもNGOの仕事とは何かを理解させて、自発的に問題点を見つけて動いてもらう為である。早速荷物をまとめて早朝に阿拉善を出発した。プロジェクトの車、長城のセーフ(アウトと思う)は現地に行くまでにバーストとラジエターホースが壊れて、その度に修理しながら800kmかけて現地に着いた。特にラジエターホースがすっ飛んだときには一瞬煙で何も見えなくなり車内までお湯が飛び散ってきた。その為、スタッフ達はだれも助手席に座りたがらない。平均時速120kmで走っていてタイヤがバーストしたら、さすがに座りたいという勇気のある人はいない。下手すれば命の保障がない。その為に休憩のたびにイス取りゲームがはじまる。そして後ろの席が真っ先に埋まる。皆、笑っていても目が真剣だ。そんなこんなでようやく現地に着いた。とても美しい草原の中にも同じく沙漠化が進んでいた。特に80年代からひどくなったと言う。書記は、何とかして協力してくれないか?という。カンウェイ氏も植林はやったことがないのでぜひお願いしたいという。中国は広いな。帰り道に青海湖を案内してくれたのだが、峠を抜けると下界に突然、別世界が広がった。まるで海だ!はるか先まで湖が広がっている。こんなにも美しい内陸湖があるとは正直思っていなかった。湖を眺めながら「どうしようか?」農場長の王さんに相談すると、「やろう!やろう!」という。又、悩みそうだ。
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