アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

慢慢好?

2007-04-27 13:31:20 | つぶやき
今日から農大の学生3名が現地に実験に入った。大変ですが頑張ってください!!私は北京の会計事務所へ。朝、急いでタクシーを拾う。最近の北京の渋滞はひどい。「急いでいる!」というと運転手が、「私の運転は速いから!」といって突っ走ってくれた。そのおかげで間に合ったのだが、メーターを見ると、なんと「35元!」20元で行けると計算したのが甘かった。4環へ遠回りしたな、これだったら吉野家の牛丼が2回食べられる値段だ。事務所に行けば、まだ本人が来ていない。急いで損をした気分になる。帰りはバスで戻った。2元で帰れた。お昼になったので、お店で牛丼定食を注文する。すると、「20分かかるよ!」仕方なく麺であきらめた。牛丼一筋300年だもんね。と横の人を見ると、何と牛丼が来た。「早いじゃない!」この国では何事も急いで判断したり行動したりすると金銭的にもちろんの事、精神的にも損をする事が多いように思う。悠久の歴史の国では、ゆっくりズムが標準なのだ。だからいつも急ぐと精神的にろくな事がないのだ。明日か明後日、阿拉善に戻るのだが、汽車の切符を取ろうと町の切符売り場に行けば、当然のごとく「没有!、いや、硬座ならあるよ」18時間で硬座(椅子席)だと148元でいくことができる。でも、18時間座りっぱなしはきついなあ。労働節で休みになる前に戻らなければと思い、飛行機を予約しようとして電話をした。「860元+サーチャージ!」少し迷って電話を置いてしまった。貧乏性だなあ。さすがに値引きなしかあ。では、どうやって阿拉善に戻ろうかなあ。こういう時はゆっくりと考えるしかない。慢慢好だ。
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夕暮れ時の黄砂を見て

2007-04-26 23:57:33 | 阿拉善センター関係
今日も夕方黄砂が見られた。たぶん、明日は日本へ多少、飛んでいくと思います。又、ポプラの綿毛も飛び始めた。例年よりもたぶん、かなり早い。大きなホコリの玉がふわふわと舞っている。少ないと風情もあるのだと思うが、空気中、大量にどこでも飛んで入ってくるからたまらない。見えるだけにタチが悪い。今日の温度が25℃あるのだから、ポプラも勘違いしてしまったのだろう。エアコンのボタンを思わず探してしまったくらいの気候だ。今日の夕暮れ時の黄砂は、ちょうど、普段の風景に少しセピア色のバックを入れた感じだ。でも、現地にいて思うのだが、慣れてしまうと、ちょっとした台風気分で「おっ、又来たか!」くらいの感覚に慣れてしまうのが怖い。阿拉善から1300kmの北京で春先に、だんだんとこの光景が普通になってきてしまっている。このような状況を普通にしたくないなと改めて思う。
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妥協をしない

2007-04-21 04:11:56 | つぶやき
昨夜はお酒を飲みすぎてしまい、頭がガンガンして眠れない。特にワイン系は駄目だ。頭が冴えてしまう。こういった眠れない日は、何となく考えを巡らせると新しいアイディアが浮かんできたりする。先日、保水剤について協力をお願いしたところ、いろいろな方から情報を頂いた。本当に感謝、ありがとうございました。思いもしない所から連絡が来たりするととてもうれしい。来週からは農大の砂漠研究チームが現地に入る。その前に資材を集めなければならない。こんな時、妥協という言葉が浮かんでくる。まあいいか?まあまあ(馬馬虎虎:ママフフ)という言葉だ。(馬鹿はバカの意味だが)妥協せずに生きたい。
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保水剤が欲しいです

2007-04-10 20:23:14 | 植林関係
今、センターでは実験に使う保水剤と増粘剤を検討しています。今年から日本航空より援助して頂いた機械で団子を作ってばら撒く実験を長期に渡っての計画でスタートさせます。このあたりの降雨量は年間200mm以下なのですが、保水剤を使えば、水が少ない地域でも水の使用を抑えながら、ある程度のレベルまで緑化できる可能性があります。今のところ、一番の問題はコストです。今は普及する以前の問題ですが、環境コストよりも行動し、時間と普及を待ってコストを下げていくという試みの初期段階です。このアラシャンだけでも日本の2/3あり、広く使われるようになれば、それこそ生産が追いつかなくなるようになるかもしれません。といってもなかなか高いです。中国にも保水剤はあるのですが、吸収力はあるものの、あまり質がよくありません。安くて良い保水剤、又はそれに代わる原料等の情報があれば、ぜひぜひ教えてください。
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工事開始

2007-04-07 19:05:18 | 阿拉善センター関係
春になり、凍結していた土壌も緩んで植林と工事の時期になった。昨年秋に工事する予定だった、懸案の汚水導入と水道工事が、日本航空の他に阿拉善政府からも援助してもらえる事となりスタートした。もともとの計画は井戸を掘る予定だったのだが、この地域の地下水が下がっていて、無水区になってしまったのだ。そのおかげで、プロジェクトに影響が出ていたのだが、日本航空と現地政府から援助してもらい、3.5km離れている汚水処理場からの汚水を苗畑に引こうという計画に変更したのだ。これで何とかプロジェクトを立て直すことができた。一番の懸案を解決することができた。いよいよこれからだ。
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ネット環境が揃った

2007-04-03 02:38:26 | 阿拉善センター関係
今日はとてもうれしい。なぜならセンターからメールを打つことができるようになったからだ。これまでは通信設備が揃っていなかったので、町の事務所に戻ってメールをしていた。この間ようやく購入を町の電話局に予約していたネットカードが手に入ったのだ。いわゆる携帯からインターネットを繋ぐのと同じ環境になったのだ。通信方式はCDMA1Xで、速度は230.4kbpsと日本に比べると20倍近く遅いが、以前の電話回線に比べれば満足だ。この砂漠の中から通信できるだけ時代が進歩したのだなあと思う。これで常時、情報発信ができる環境に一歩近づいた。今日も風の一日、今日は報告書等で忙しく、香川県からわざわざ来てくれている長町君につまらない思いをさせてしまったのでお昼休みに沙漠に入って、少し化石探しをした。
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