琉球新報のコラム【<金口木舌>政治の病は言葉から】(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-416612.html)。
《▼首相の言葉は実態と懸け離れていることが多い。「沖縄に寄り添う」がいい例だ。…▼虚偽も目につく…▼適菜氏は「病はまず『言葉の扱い』に表れる」と指摘する。本は個人攻撃のためではなく、こんな政治家を増長させた社会、批判できないメディアの問題点をあぶり出したかったという。問われているのは私たち一人一人である》。
アベ様が歪ませたニッポン社会がアベ様を増長。悪循環が続く? 選挙制度のなせる業ですが、2~3割の与党・自公や「癒(着)」党・お維への投票者と5割ほどの「眠り猫」の皆さんが、アベ様の「政」を支え、彼・彼女ら投票者・支持者・「眠り猫」の《二つのムチ(無知、無恥)》に付け込み、この社会を歪ませていく。
「沖縄イジメ」「沖縄破壊」「沖縄差別」に勤しむアベ様へ、「大学時代の恩師は二つのムチ(無知、無恥)を挙げ「彼は歴史を知らない」」と評したそうです。ロクな「政」をできない訳です。
『●「差別意識に基づく、官憲による歴史的暴言」…
ガルトゥング氏「非常に深刻な状況となる兆候…」と警鐘』
「やはり「歴史的暴言」でした。アベ様定義の「積極的平和主義」の
産物な「歴史的暴言」。「本土」による差別意識が顕在化し、
表面化した「歴史的暴言」。安田浩一さん《社会的少数者や弱者を
たたき、引きずり降ろすのを楽しむ空気が日本社会の一部に
流れている》。歪んでる」
『●高江破壊と歴史的暴言: 「みんなが嫌がる“仕事”を押し付け、
無用な衝突を招いている張本人は誰か」?』
「「民意圧殺」=高江破壊での「歴史的暴言」とその周辺の酷い反応。
それを「歴史的暴言」と感じないヘイトな人々。ニッポンの
社会そのものが相当に歪んでいる…《今の日本の病んだ空気》。
《みんなが嫌がる“仕事”を押し付け、無用な衝突を招いている張本人は
誰か》?、を理解できないようだ」
『●差別の掛算…「権力者が決めたことなのだから
建設計画に従うべき」×「沖縄は黙って受け入れるべきだ」』
『●アベ様参院選公約「子育て…」: 「3歳児、おなかすいて盗んだ」
…アベ様のニッポン、病んでいないか?』
『●差別主義者を東京「ト」知事にできる、
そんなニッポンの社会そのものが歪んでいる』
『●2016年報道の自由度ランキング72位:
「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪』
『●「植民地意識丸出し」(安慶田光男副知事)な番犬様に
尻尾をフル「言葉の偽装に長け」た政権(琉球新報)』
『●「10・23通達」と教育破壊:
「石原都政では、教育行政も歪められた。…愛国心教育を強制」』
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【http://ryukyushimpo.jp/column/entry-416612.html】
<金口木舌>政治の病は言葉から
2016年12月23日 06:00
先週の日ロ首脳会談で北方領土交渉はゼロ回答だった。にもかかわらず、安倍晋三首相はその夜、各局の報道番組にはしご出演し、「平和条約への重要な一歩」と自賛した。成果のなさを冗舌な語りでごまかしていた
▼首相の言葉は実態と懸け離れていることが多い。「沖縄に寄り添う」がいい例だ。過去の発言を哲学者の適菜(てきな)収(おさむ)氏が検証している。近著「安倍でもわかる政治思想入門」は手厳しい
▼大学時代の恩師は二つのムチ(無知、無恥)を挙げ「彼は歴史を知らない」と評する。首相はポツダム宣言を「つまびらかに読んでいない」と吐露した。三権分立の基礎も乏しいのか、「私は立法府の長」は9年前に1回、今年は2回も発言した
▼根拠のない断言も多い。「総理大臣として言っているんだから間違いない」「政権が代わっても徴兵制はあり得ない」は安保法論議で出た
▼虚偽も目につく。「私はTPP断固反対と言ったことは一回もない」は、実は自著「新しい国へ」に記していた。最近では「安保法で自衛隊のリスクは下がる」「結党以来、強行採決を考えたことはない」もそうだ
▼適菜氏は「病はまず『言葉の扱い』に表れる」と指摘する。本は個人攻撃のためではなく、こんな政治家を増長させた社会、批判できないメディアの問題点をあぶり出したかったという。問われているのは私たち一人一人である。
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東京新聞の清水俊介・生島章弘記者による記事【内部文書「黒塗り」の中… TPP内幕本の出版未定に】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016040890135933.html)。
nikkan-gendaiの記事【交渉過程が赤裸々に…西川元農相「TPP暴露本」衝撃の中身】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179030)。
《環太平洋連携協定(TPP)に関する衆院特別委員会の西川公也委員長(自民)が近く出版する予定だった本…。政府がTPP交渉の経過は明かせないとして、ほぼすべてを黒塗りにした内部文書を特別委に示したのに対し、民進党は7日の審議で「西川氏の著書はTPP交渉の内幕に触れ、守秘義務違反ではないのか」と追及…民進党は、石原氏の答弁が不十分なのに審議を進めようとする西川氏の議事進行に問題があるとして、委員会室を退席」》。
守秘義務違反という「マンガ」の様な展開の内幕本《西川リークス》、それがTPPの委員長ですって。この環太平洋連携協定(TPP)に関する衆院特別委員会の西川公也委員長(自民)、皆さんご記憶ですか? 農水「大臣を辞めながら反省どころか、威張っている人」、竹中直人さん張りの「珍芸」(©東京新聞)を披露した方です。「責任政党」の不祥事があまりに多すぎて覚えきれないですね。
『●今さら言ってもしょうがないが
・・・自公投票者や投票棄権者の「民度」を口にもしたくなります』
『●「不正文科相が子どもに「道徳心」を説き得る」
「大臣を辞めながら反省どころか、威張る」・・・「珍芸」』
「不正者自身も、「頭を下げるどころか、胸を張っていらっしゃる」…。
アベ様や西川氏は内心、「辞めさせたから、イイじゃん」
「辞めたんだから、イイじゃん」、といったところでしょう。
アベ様の周りには、「不正文科相が子どもに「道徳心」を説き得る」
「大臣を辞めながら反省どころか、威張る」……
「珍芸」の持ち主が多いようだ。まあ~、アベ様ご自身もねぇ……」
《俳優、竹中直人さんの往年の形態模写の演目に「笑いながら怒る人」
というのがあった。…昨日、自民党の西川公也さんが農相を
お辞めになった。業界との「癒着」が疑われかねない政治献金を
批判されての辞任だろうが、頭を下げるどころか、
胸を張っていらっしゃる。少なくともそう見える▼「私がいくら
説明しても分からない人は分からないということ」。
こっちが怒られている気分さえする。閣僚を辞めるという褒められない
「現実」と、西川さんの「態度」が大きくズレているが、
もちろん笑えるはずもない▼西川さんにしてみれば、やましいことは
ないという気持ちがあるのだろうが、批判され、その後に返金せざるを
得ないような献金を受け取ったことも事実である▼大臣を辞めながら
反省どころか、威張っている人。この「珍芸」は国民に深いため息しか、
もたらさない》
《中身を審議しようにも、交渉について公開されたA4判の45ページにわたるペーパーはすべて黒塗り。交渉役を務めた甘利明前経済再生担当相は、UR(都市再生機構)をめぐる“口利き裏金疑惑”で国会を欠席中で、事務を統括した鶴岡公二首席交渉官も7日付で駐英国大使に“トンズラ”だ》。
《“西川リークス”ではこのほか、TPPを取材する大マスコミの記者がウイスキーを買ってきて、西川議員らと酒宴を開くことが「恒例化していた」と書いているらしい。何のことはない。政府も与党も大マスコミもグルとなってTPPを推し進めていたのだ》。
おまけに、肝心のカネメ=ノビテル・石原伸晃経済再生相は答弁能力無し。しかも、マスコミも批判精神無し。
アベ様の(息吐く様に噓つく)「私自身、TPP断固反対と言ったことは一回も、ただの一回もございませんから」というトンデモ発言、黒塗り内部文書やマンガのような経過をたどる内幕本“西川リークス”……呪われたTPPですが、甘~い利氏や「珍芸」元農相、カネメ=ノビテル経済再生相により多大な被害を被るのはニッポン市民です。ISD条項一つとっても。
『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、
騙す阿呆に、騙される阿呆』
『●公約破りの自民党が推進するTPP、その旗を振るマスコミにも呆れる』
『●ISD条項はどうなった?…TPP問題、
自民党の「悪辣」ぶりは、今に始まったことではない』
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【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016040890135933.html】
内部文書「黒塗り」の中… TPP内幕本の出版未定に
2016年4月8日 13時59分
(衆院TPP特別委で質問者のいない委員席に向かって
答弁する石原経済再生相。右端は西川委員長
=8日、国会で(小平哲章撮影))
環太平洋連携協定(TPP)に関する衆院特別委員会の西川公也委員長(自民)が近く出版する予定だった本のインターネット予約受け付けページが、通販大手「アマゾン」から削除された。民進党の緒方林太郎氏が8日午前の特別委で指摘した。政府がTPP交渉の経過は明かせないとして、ほぼすべてを黒塗りにした内部文書を特別委に示したのに対し、民進党は7日の審議で「西川氏の著書はTPP交渉の内幕に触れ、守秘義務違反ではないのか」と追及していた。 (清水俊介)
緒方氏が八日朝、西川氏の著書「TPPの真実」をアマゾンで確認したところページが表示されなかった。この後の審議で「政権の隠蔽(いんぺい)体質の一環だ」と批判した。
西川氏は「特別委はTPP承認案と関連法案を審議する場で、委員長は答える立場にない」と説明を拒んだ。関与を問われた安倍晋三首相は「出版の事実について、まったく認識していない」と述べた。
緒方氏は、西川氏の著書のコピーとされる文書を示しながら、関係省庁の職員らが執筆に協力したかどうかをただした。TPP担当の石原伸晃経済再生担当相は「(緒方氏が持っている)紙の束が何なのか確認できないのでコメントできない」と繰り返した。
民進党は、石原氏の答弁が不十分なのに審議を進めようとする西川氏の議事進行に問題があるとして、委員会室を退席。特別委は同日午前、休憩に入った。野党筆頭理事の近藤洋介氏(民進)は「委員長にも説明する義務がある」と記者団に述べた。
◆西川委員長著書 通販予約画面消える
衆院TPP特別委員会の西川公也委員長の著書を出版する予定の中央公論新社は本紙の取材に対し、著書は五月六日に発売予定だったが、特別委で取り上げられた四月七日の段階で、出版日が未定になったと明らかにした。担当者は理由について「編集作業が進行中のため」と話した。
アマゾンからページがなくなったのは「出版日が未定だと掲載できないというアマゾンのシステムが原因だ」と説明した。八日午前の段階で、著書の予約を受け付けているサイトもあるが、中央公論新社はこれらも今後、掲載を見合わせるだろうとしている。
民進党が入手した著書のコピーとされる文書には、TPP交渉の経緯が記されている。米政府が二〇一四年四月のオバマ大統領の訪日を前に「従来の原則論から譲歩すると水面下で打診してきた」と紹介。西川氏が自民党TPP対策委員長として、農水省に交渉戦術を指示する場面も描かれている。 (生島章弘)
(東京新聞)
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【http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179030】
交渉過程が赤裸々に…西川元農相「TPP暴露本」衝撃の中身
2016年4月8日
(質問する民進党の玉木議員(左)と西川TPP特別委員長/(C)日刊ゲンダイ)
衆院特別委で7日、TPP(環太平洋経済連携協定)の承認案と国内対策を盛り込んだ関連法案の実質審議が始まった。野党側は再三、交渉経緯の記録開示を求めたものの、政府側は守秘義務を盾に説明を拒否。案の定、議論は全くかみ合わなかった。
そんな中でガ然、一冊の存在が注目を集めている。自民党TPP対策委員長を務めた西川公也現TPP特別委員長が出版を予定しているとされる「TPPの真実」という本だ。政府がヒタ隠しにする交渉経過の中身が洗いざらい“暴露”されているのだから、大問題だ。
「国益にかなう交渉をしたのか。過程も吟味しないと判断できない」――。民進党の玉木雄一郎議員がこう怒りをあらわにしたのも当然だ。
中身を審議しようにも、交渉について公開されたA4判の45ページにわたるペーパーはすべて黒塗り。交渉役を務めた甘利明前経済再生担当相は、UR(都市再生機構)をめぐる“口利き裏金疑惑”で国会を欠席中で、事務を統括した鶴岡公二首席交渉官も7日付で駐英国大使に“トンズラ”だ。
つまり、TPPの交渉経緯や、やりとりを熟知しているマトモな政府答弁者が誰もいない。これじゃあ、いくら審議時間を費やしても無駄だ。そこで野党が目を付けたのが、西川議員の暴露本だ。
■各国との水面下交渉が赤裸々
「28章、約460ページに及ぶ大作で、西川議員がTPP対策委員長
として携わった各国との交渉経緯が詳しく書かれている。日本側と
各国の要人が接触した日付や関わった人が実名で登場。鶴岡氏を
はじめ、交渉窓口となった省庁担当者が『政府対策本部人物』として
顔写真入りの実名で紹介されているらしい。米国のフロマン氏と
西川議員の面談も詳述されているほか、ニュージーランドとの
乳製品輸入をめぐる交渉の生々しいやりとりもあるようで、
“西川リークス”と呼ばれています」(永田町関係者)
国会や野党に対して黒塗り資料で情報をヒタ隠しにする一方で、与党のTPP特別委員長が市販本で洗いざらい記す――なんてデタラメ過ぎる。特別委で出版予定などをただした玉木議員に対し、西川議員は「答弁する立場にない」なんてトボケていたが、見逃せないのは、西川議員が本の中で日本政府の“本音”や各国との“水面下交渉”まで暴露しているとみられることだ。
「3章の中で、西川議員は『交渉の成否は農林水産関係の譲歩に
かかっていた』とハッキリ書いているようです。政府・与党が交渉前に
強調していた『守るべきものは守る』なんて大嘘だったわけで、実際、
9章の見出しも『聖域見直しバリ会合』。14章の『オバマ来日と
日米実質合意』では、『14年4月のオバマ大統領来日の
1カ月程度前からアメリカは従来の原則論から譲歩すると水面下で
打診してきていた』と明かしているらしい」(前出の関係者)
“西川リークス”ではこのほか、TPPを取材する大マスコミの記者がウイスキーを買ってきて、西川議員らと酒宴を開くことが「恒例化していた」と書いているらしい。何のことはない。政府も与党も大マスコミもグルとなってTPPを推し進めていたのだ。
出版予定の中央公論新社に問い合わせると、出版計画を認めた上で、「現在、編集作業の進行中ですので、それ以上、当社からコメントすることはありません」(編集総務部)と回答した。
同社は8日、編集作業の遅れで出版日が未定となったことを明らかにしたが、“西川リークス”が安倍政権を吹っ飛ばす日も近いのではないか。
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