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●差別の掛算…「権力者が決めたことなのだから建設計画に従うべき」×「沖縄は黙って受け入れるべきだ」

2016年11月18日 00時00分50秒 | Weblog


沖縄タイムスのインタビュー記事【二重の差別意識が隠れている 精神科医・香山リカさん【インタビュー「土人」発言・18】】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/71009)。

 《自分で意識していない人もどこかで沖縄を見下している。これは沖縄に対する差別にほかならない。…「権力者が決めたことなのだから建設計画に従うべき」という権力側にいる機動隊員として一般市民を見下す意識、さらに「特に沖縄は黙って受け入れるべきだ」と沖縄に対する差別が加わっている》。

 足し算ではなく、沖縄差別の掛算。《権力側にいる機動隊員として一般市民を見下す意識》が3乗、4乗…となり、「歴史的暴言」へと。差別感情の増幅。「本土」の社会も歪んでおり、その差別意識の3乗、4乗…に何の疑問も持たない人々も多い。選挙時の「本土」の投票行動を見れば、一目瞭然。自公や「癒」党に投票できるのですから。

   『●沖縄差別、その究極の姿:「報道の自由」「知る権利」の
           破壊に立ち向かわない「本土」マスコミの差別意識
   『●安田浩一さん「沖縄の新聞は本当に『偏向』」? 
      …沖縄への「思い込みによる差別で、それを許す日本社会」
   『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」「事実関係を
       無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担
   『●沖縄出身脚本家上原正三さん、「民意を顧みず、
      基地を押し付け…沖縄を植民地としてしか見ていない証拠」
   『●「歴史的暴言」、アベ様のシモベらの度の過ぎた
      差別意識の酷さ…無数の「沖縄差別」の氷山の一角が露見
   『●沖縄差別・沖縄破壊の「やりたい放題」…
     「歴史的暴言」から想起されるナチソネ氏や「産経のドン」等々
    「沖縄タイムスのコラム【我々は皆「土人」である 【金平茂紀
     新・ワジワジー通信(20)】】」

   『●高江破壊と歴史的暴言: 「みんなが嫌がる“仕事”を押し付け、
              無用な衝突を招いている張本人は誰か」?

    「「民意圧殺」=高江破壊での「歴史的暴言」とその周辺の酷い反応。
     それを「歴史的暴言」と感じないヘイトな人々。ニッポンの
     社会そのものが相当に歪んでいる…《今の日本の病んだ空気》。
     《みんなが嫌がる仕事を押し付け、無用な衝突を招いている張本人
     誰か》?、を理解できないようだ」

   『●「差別意識に基づく、官憲による歴史的暴言」
       …ガルトゥング氏「非常に深刻な状況となる兆候…」と警鐘

   『●前泊博盛さん「在日米軍は、本土から…
      ウルトラマンに見えるが、沖縄から見ると怪獣でしかない」
   『●沖縄差別: 「両論併記は比較すべきものでもないものすら
                     “論”に昇格させてしまう危険なロジックだ」
   『「どっちもどっち」論と云う暴論の上を行く、
      鶴保沖縄北方相「差別だと断じることは到底できない」論

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/71009

二重の差別意識が隠れている 精神科医・香山リカさん【インタビュー「土人」発言・18
2016年11月14日 10:00 土人発言問題 香山リカ 著名人 沖縄差別

 9月に短い期間だったが高江に行った。地元住民が静かに粘り強く抗議する姿に、「これは政治闘争ではなく暮らしを守る闘いだ」と思った。しかし東京に戻ってこの話をしても、正直言って反応は鈍い。「大変なのはわかるが、ここは沖縄の人たちに我慢してもらって」と思っているのだ。自分で意識していない人もどこかで沖縄を見下している。これは沖縄に対する差別にほかならない。

   (香山リカさん)


 「土人」発言には、二重の差別意識があると思う。「権力者が決めたことなのだから建設計画に従うべき」という権力側にいる機動隊員として一般市民を見下す意識、さらに「特に沖縄は黙って受け入れるべきだ」と沖縄に対する差別が加わっている。そして残念ながら、後者の「沖縄への差別」は多くの人の意識の中に隠れていることは先に言った通りだ。

 人は真実を指摘されると、かえって否定して認めないことがある。「差別ではない」と取り繕う鶴保大臣らの態度にもそれを感じる。沖縄の人たちはひるむことなく、「差別するな」と声を上げてほしい。

 応援する人たちは本土にもたくさんいる。私たちは、もう決して沖縄を見捨てたりしない。そう心に決めたのは私だけではないはずだ。
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