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●「報道立ち入り規制」臨時制限区域…沖縄での「抗議活動に対する著しい暴力行為や人権侵害が横行」可能性

2017年01月23日 00時00分09秒 | Weblog


琉球新報の【<社説>報道立ち入り規制 表現の自由を侵す暴挙だ】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-430232.html)。

 《明らかに工事の加速化を意図したメディア排除だ。許し難い取材妨害であり、言論の自由を侵す暴挙と言わざるを得ない。…報道の目が届かなくなることで、抗議活動に対する著しい暴力行為や人権侵害が横行する可能性は否定できない。臨時制限区域を無法地帯にしてはならない》。

   『●最近のつぶやきから: 「原発」「沖縄」「戦争」「教育」「改憲」
   『●国会記者会vsフリージャーナリスト、次のステージに
   『●金平茂紀さん、「No Justice No Peace.
       (正義のないところに平和は来ない)…高江には、ない」
    《取材活動にあたっていた本紙・沖縄タイムスの記者や琉球新報の
     記者らを強制排除し一時的に身柄を拘束した。由々しい取材妨害である》

 《報道立ち入り規制》のための臨時制限区域…沖縄での《抗議活動に対する著しい暴力行為や人権侵害が横行》する可能性が非常に高い。《作業の安全確保》ですって?、噴飯ものです。
 アベ様らや沖縄防衛局は、そんなに見られたら拙いことでもあるのだろうか? 沖縄タイムスや琉球新報など一部の報道機関・報道者を除けば、アベ様のおかげで、どうせ「本土」マスコミの大半は「報道」する気なんてありませんってば。もはや、大半は「広報」機関。そこに、「沖縄イジメ」、「沖縄差別」が加わるのですから、沖縄は悲惨…。

   『●「政権批判を封じ込めるかのごとく…「政府広報予算」を
            ドーンと弾んで」もらったマスコミ…最早「広報」
    《総選挙前の政権批判を封じ込めるかのごとく、対メディア向けの
     「政府広報予算をドーンと弾んでいるからだ》
    「《税金で行う新聞拡販》という鋭い指摘。《新聞はその使命を放棄
     税金で賄われる新聞は政府広報とか機関紙と呼ぶべき》と続く。
     本日刊ゲンダイの記事でも、《税金を投じた言論買収》と指摘」
    「世も末です…室井佑月さんは、「政府が間違ったことをしていたら、
     間違ってると言えるのが愛国者」。「本土」マスコミこそが、非愛国者

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http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-430232.html

<社説>報道立ち入り規制 表現の自由を侵す暴挙だ
2017年1月20日 06:02

 明らかに工事の加速化を意図したメディア排除だ。許し難い取材妨害であり、言論の自由を侵す暴挙と言わざるを得ない。

 米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古新基地建設で、沖縄防衛局は沖縄県政記者クラブに加盟する報道各社に、刑事特別法の条文を示し辺野古沖の臨時制限区域に立ち入らないよう求める文書を送付した。

 沖縄防衛局は「臨時制限区域の境界を明示するとともに、作業の安全確保に万全を期すため」という理由で海上フェンスを設置した。抗議行動を展開する船舶の進入を阻止するためだ

 防衛局の文書には「1年以下の懲役または2千円以下の罰金もしくは科料に処する」という刑特法の罰則規定を示し「許可なく立ち入ることのないようお願いする」と申し入れている。刑特法適用をちらつかせた取材妨害であり報道各社に対する許し難い脅し。到底容認できない。

 そもそも刑特法は米軍の軍事機密保護や訓練妨害の抑止を狙いとした法律である。建設現場の取材活動は軍事機能に直接関係しない

 基地問題に詳しい横田達弁護士は「法の趣旨を逸脱して報道に脅しをかける国の姿勢は、表現の自由に直接介入するような行為だ」と厳しく批判している。

 米軍北部訓練場におけるヘリコプター着陸帯に反対する抗議行動に対しても政府は刑特法を適用し、市民を逮捕した。しかし、市民の抗議行動は軍事機能に関わるものではない。刑特法を盾にした不当な市民弾圧ではないのか。

 危惧することは報道の監視が広大な海域に行き届かなくなることだ。報道各社の取材を通じて市民の抗議行動に対する海上保安官過剰警備が明らかになり、社会問題化した。

 報道の目が届かなくなることで、抗議活動に対する著しい暴力行為や人権侵害が横行する可能性は否定できない。臨時制限区域を無法地帯にしてはならない。

 561・8ヘクタールもの臨時制限区域の存在自体問題だ。軍事機密があるとは言えない。設定以前は遊漁船や観光遊覧船も航行していた。広大な制限区域の設定は市民の正当な権利である抗議行動やマスコミの取材活動を排除する狙いが明白だ。

 国が取るべき道は工事中止と制限区域撤廃だ。刑特法を振りかざす言論弾圧は直ちにやめるべきだ。
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●「歴史的暴言」、アベ様のシモベらの度の過ぎた差別意識の酷さ…無数の「沖縄差別」の氷山の一角が露見

2016年10月23日 00時00分30秒 | Weblog


琉球新報の記事【機動隊員「土人」発言 激しい罵倒 その精神構造から見えるものは】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-377737.html)と、
沖縄タイムスの阿部岳記者の記事【【記者の視点】「土人」発言 歴史に刻まれる暴言 警察は県民に謝罪を】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/67183)。

 《…と発言したことに対し、市民や識者からは「沖縄への差別だ」「公務中の侮辱発言はおかしい」などと指摘する声が上がった…発言を動画で撮影していた作家の目取真俊さんは「見下しており、沖縄に対する侮蔑だ。(このような発言をしても)何とも思わないことが時代の風潮になると怖いこのような機動隊に県民の税金を使わせていいのか」と強く批判》。
 《警察官による「土人」発言は歴史的暴言である。警察は発言者を特定、処分し、その結果を発表しなければならない。ビデオがインターネットで公開されている。すぐにできるだろう。市民らは発言者が大阪府警の機動隊員だとしている。市民らは発言者が大阪府警の機動隊員だとしている。事実なら府警本部長が沖縄に来て、受け入れた沖縄県警本部長と並んで県民に謝罪する必要がある。…琉球処分以来、本土の人間に脈々と受け継がれる沖縄差別が露呈した》。

 政界を「引退」したらしい元大阪「ト」知事以来のどうしようもなさを感じます。松井一郎現「ト」知事の放言も物議を醸し、フィクサー気取りの親分の忠実なシモベであることを露呈。元大阪「ト」知事の体質を機動隊員も反映している。

 アベ様のシモベらの度の過ぎた差別意識の酷さのどうしようもなさ具合。「沖縄差別」の無数の氷山の一角が露見。それにしても、あまりに酷い。

   『●沖縄差別:目取真俊さん「多くの日本人が
      その嘘っぱちを信じている、というよりも、信じたいんでしょう」
    《「沖縄の人は別に、反基地運動のために、反戦運動のために
     生まれてきたわけじゃない」「沖縄戦から71年間、県民が自ら望んで
     米軍基地を誘致したわけでもなければ、建設したわけでもない」》
    「辺野古破壊高江破壊による「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬ
     アベ様や、スガ殿・百田尚樹氏などのその酷い取巻き連中。
     何のためらいも無く、「番犬様」に貢ぐ非道」

 目取真俊さんが怒るのも当然だ…。
 沖縄タイムスの記事【「どこつかんどんじゃボケ。土人が」 機動隊員が沖縄で暴言 ヘリパッド反対の芥川賞作家に】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/67175)によると、《目取真俊さんに対し、機動隊員が「触るな。土人(どじん)」と発言したことが分かった。目取真さんは「あまりにもひどい。市民をばかにしている」と憤った…目取真俊さん(左端)を4人がかりで押さえ込む警察官…https://youtu.be/xQdqGYsd8i8》…怒るのも当然。

   『●沖縄差別、その究極の姿:「報道の自由」「知る権利」の
           破壊に立ち向かわない「本土」マスコミの差別意識
   『●安田浩一さん「沖縄の新聞は本当に『偏向』」? 
      …沖縄への「思い込みによる差別で、それを許す日本社会」
   『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」「事実関係を
       無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担
   『●沖縄出身脚本家上原正三さん、「民意を顧みず、
      基地を押し付け…沖縄を植民地としてしか見ていない証拠」
    「《「ある日、現場で『復帰おめでとう』と言われた。何がめでたいんだ
     沖縄があれだけ求めた基地の撤去要求は無視されてさ
     『復帰』は、米国の一元支配から日米のダブル支配になるだけ
     と考えていた」 「このままだと、沖縄は翻弄(ほんろう)され続ける…》
     と言う。その予感は的中したようだ。《薩摩侵攻で、琉球王国を
     占拠した400年前の強引さが今も続く民意を顧みず、基地を
     押し付ける政府の態度は沖縄を植民地としてしか見ていない証拠だ。
     これが差別なんだ》。「本土」はあまりにも無自覚だ」

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http://ryukyushimpo.jp/news/entry-377737.html

機動隊員「土人」発言 激しい罵倒 その精神構造から見えるものは
2016年10月19日 06:30
米軍北部訓練場 高江 高江の機動隊 差別 ヘイトスピーチ ヘリパッドへの抗議

 沖縄県の東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に抗議する市民に対し、現場で警備に当たる機動隊員が18日、「土人」と発言したことに対し、市民や識者からは「沖縄への差別だ」「公務中の侮辱発言はおかしい」などと指摘する声が上がった。

 「土人」という発言は18日午後、金網越しに抗議行動をする市民らが「基地やめろ」と金網を揺らすなどしたのに対し、機動隊員が「おい、早く、立ち去りなさい」「立ち去れ」などと激しい命令口調で繰り返した。さらに「触るなくそ」「どこつかんどんじゃ、ぼけなどと罵倒した後、「土人が」と吐き捨てるように発言した。

 これを受け、市民は「おい、ヤクザ」などと反発した。暴言を吐いた同じ機動隊員に蹴られたとの証言も複数市民から上がっている。

 発言を動画で撮影していた作家の目取真俊さんは「見下しており、沖縄に対する侮蔑だ。(このような発言をしても)何とも思わないことが時代の風潮になると怖いこのような機動隊に県民の税金を使わせていいのか」と強く批判した。

 現場近くのフェンス沿いで抗議に参加した名護市の30代女性は「大阪府警の機動隊だと思うが、巻き舌気味で全て脅しに聞こえたまるで暴力団のようだった」と語った。

 横田達弁護士は「発言が侮辱罪に当たるかどうかは公然性があるかないかによる」と説明した上で「罪になるかどうか以前に発言をした精神構造に問題がある。抗議市民を個人として見ていないそもそも公務中の公務員が侮辱的な発言をすること自体がおかしい」と指摘した。

 精神科医の香山リカ立教大教授は「市民を同じ人間として見ていないのだろう。発言した機動隊員だけの問題ではない植民地のように扱ってきた沖縄への構造的差別が問題の根源にある」と分析した。
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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/67183

【記者の視点】「土人」発言 歴史に刻まれる暴言 警察は県民に謝罪を
2016年10月19日 07:10 高江 ヘリパッド 土人発言問題 阿部岳

 警察官による「土人」発言は歴史的暴言である。警察は発言者を特定、処分し、その結果を発表しなければならない。ビデオがインターネットで公開されている。すぐにできるだろう。

 市民らは発言者が大阪府警の機動隊員だとしている。事実なら府警本部長が沖縄に来て、受け入れた沖縄県警本部長と並んで県民に謝罪する必要がある。

 逆に警察がきちんと対処しない場合、それはこの暴言を組織として容認することを示す。若い機動隊員を現場に投入する前に、「相手は土人だ。何を言っても、やっても構わないと指導しているのだろうか

 この暴言が歴史的だと言う時には二つの意味がある。まず琉球処分以来、本土の人間に脈々と受け継がれる沖縄差別が露呈した。

 そしてもう一つ、この暴言は歴史の節目として長く記憶に刻まれるだろう。琉球処分時の軍隊、警察とほぼ同じ全国500人の機動隊を投入した事実を象徴するものとして。

 ヘリパッドを完成させ米軍に差し出すことはできるかもしれない。政府は引き換えに、県民の深い絶望に直面するだろう。取り返しはつくのだろうか。(北部報道部・阿部岳
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