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●小沢一郎氏検察審査会は機能していない

2012年01月12日 00時02分25秒 | Weblog


gendai.netの記事(http://gendai.net/articles/view/syakai/134297)。

 言い訳じみてて嫌だけど、この件でまともな報道をしているのは日刊ゲンダイだけかな。9日の朝日新聞の社説(http://www.asahi.com/paper/editorial20120109.html)も「市民目線」や中立を装ってはいるけれども、検察審査会側に立っているように感じる。
 やはりでたらめだった検察。検察審査会も同様。マスコミはこんなものに便乗して批判・バカ騒ぎしていて、何の意味があるのか。
 検察審査会委員の平均年齢問題は、こちら。

    『●「非実在検察審査会審査員」?
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/796c7532f27015dc28d197148de43da2


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http://gendai.net/articles/view/syakai/134297

小沢裁判でハッキリした やっぱり検察審は「解散」が必要
20111219 掲載

検察の追認機関にすぎない正体不明の組織
<はぐれ刑事 前田の告発がなければ闇から闇の世の中

「検察の証拠隠しがあった。検察審はすべての証拠を見ていない。証拠が全部出れば、小沢氏は無罪だ」――“はぐれ検事爆弾証言でハッキリしたのは検察審査会制度の致命的な欠陥だ。「市民目線」と称する検察審を悪用すれば検察の意のままに誰もが犯罪者に仕立て上げられる恐怖のシステム。検察審は即刻解散が必要だ。

   「ゼネコン献金は夢物語。検察幹部の妄想だ」

 16日の小沢裁判に証人として出廷した前田恒彦・元検事(44)は冗舌だった。赤裸々な捜査批判や暴露話の連続に、法廷の小沢一郎も思わず身を乗り出したほどだ。

 前田が証拠隠しの例に挙げたのは、検察幹部の「夢物語」に関する現場検事の「捜査メモ」だ。
 例の土地購入費4億円について、「妄想」を抱いていたのは当時の佐久間達哉特捜部長と大鶴基成次席検事、木村匡良主任検事のみ。佐久間部長が現場の陣中見舞いに訪れ、「4億のうち、水谷建設から5000万、○○社から1億、××社から2億」と持論を展開するのを聞き、前田は「何だそれ、夢を語っているのか」と思ったという。
 なぜなら、当時は地方から20人近くの検事が東京地検へ応援に駆り出され、小沢の地元・岩手の胆沢ダム工事を受注したスーパーゼネコンや下請け業者を総がかりで聴取した。ところが、水谷建設以外から全く供述は得られず、「小沢側に現金を渡していない」と語る業者ばかりだった。

   「特捜部は想定と違う話は調書にせず、(証拠にならない)取り調べメモとして
    ワープロでまとめ、捜査班内で配って共有する。当時は『金を渡していない
    という建設業者の供述メモが大量に出回っていた」(前田)


 5000万円を受け取ったとされる元秘書の石川議員もかたくなに否定。石川を調べた吉田正喜副部長(当時)でさえ、「アイツ、受け取っていないんじゃないか」と前田に漏らし、前田は「妄想ばかりで、現場は厭戦(えんせん)ムードが漂っていた」と証言した。

 小沢の裏金捜査は、現場レベルでは「シロ」という判断だったのだ。

 しかし、一般人11人が集まった検察審査会の議決書には「小沢氏の4億円の出どころの説明は著しく不合理だ」とある。検察幹部の妄想に引きずられた結果だ。実は取り調べメモは保管義務の対象外で捜査後に廃棄されてしまう。建設業者の「裏金を渡していない」という大量のメモは、従って検察審の目に触れられない

 前田は「審査員がメモを見ていれば、水谷の話の信用性は低くなって違った判断が出ていたはず」と、力説した。
 強制起訴の最大の根拠となった石川調書も同じだ。
 検察は検察審査会に石川議員の取り調べを巡る弁護人からの抗議文を提供していない審査員が抗議文を見れば、「小沢氏に虚偽記載を報告し、了承を得た」という調書の信用性は低下していた
 しかも、再捜査時に石川議員を取り調べた田代政弘検事はウソの捜査報告書を上司に提出。調書なら、調べられた当人の石川議員の署名が必要だが、報告書は検事が署名するだけ。検察審はウソの報告書を踏まえ、「再捜査で、石川自身が有権者から選ばれた議員であることなどを理由に合理的に説明している」と判断、石川調書を信用したのだ。
 前田は自分の公判でフロッピーディスク改ざん事件の動機について、「失敗が許されない捜査で強いプレッシャーを感じた」と語った。
 この日は田代検事について、「相当プレッシャーがあったと思う」と証言し、故意の捏造をにじませたが、さらに問題なのは検察審の隠蔽体質だ。
 小沢弁護団が再三、検察審に渡った検察証拠の情報開示を求めても、一切応じないという。100%密室の中、検察のさじ加減ひとつで、いとも簡単に検察審の判断がコントロールできるなんて、恐ろしい。ジャーナリスト魚住昭氏は「致命的な欠陥が明るみに出た以上、検察審査会制度は即刻やめるべきだ」とこう言う。

   「検察側が、素人である検察審にどんな証拠を出し、どんな証拠を隠すのか。
    極めて恣意的な判断で、証拠が足りなくて起訴できなかった人物でも、
    検察審を経由することで、裁判にかけられてしまう。しかも、捜査現場で
    『見立てが、どうも違うぞ』と判断した事件ですら、一部の検察幹部が
妄想
    執着すれば検察審で起訴できてしまうのです。本当に恐ろしい制度です」


 検察組織を追われた、はぐれ検事の
告発がなければ、闇から闇の世が続いていた。小沢を強制起訴した平均年齢34.55歳の審査員も「検察にだまされた」と不明を恥じるなら、「私たちが間違っていました」と、名乗り出て小沢に土下座すべきだ。
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