テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

「SUPER 8/スーパーエイト」を観る

2012-08-22 | つぶやきメモ
 息子が借りてきて、今日が返却期限日の「SUPER 8/スーパーエイト」を観る。
 監督は「ミッション・インポッシブルⅢ」などのJ・J・エイブラムス。写真を見ると、黒縁メガネの明るいユダヤ人という感じで、1966年生まれというから40代半ばか。
 映画はアイディアと才気だけで突っ走った、見た目は若い時のスピルバーグ作品モドキといっていい作品。
 子供たちが沢山出てくるところは「ET」とか「グーニーズ」みたいだな。宇宙人が出てくるので「未知との遭遇」も連想してしまう。
 小出しに謎を見せていくところなんか、まさしくスピルバーグ節なんだが、まだまだ流れが途切れて荒い部分があるな。扱っている登場人物が多すぎるのも一因だが。

 スピルバーグの「激突!」とか「ジョース」などの傑作スリラーにはストーリーの背景などを無視しても気にならない突出した面白さがあるのに、すでにこの映画は後期のスピルバーグ作品のように物語の背景を少しずつ明らかにしていく展開に力をかけている。まだまだアイディアが並レベルだったということか。脚本家出身というジェフリー・エイブラムスさんの今後はどうなんでしょうかねぇ・・・。

 とりあえず、「SUPER 8/スーパーエイト」は少年少女向きには悪くない、というより面白い映画ではありましょう。

 主役の女の子アリスを演じたのはダコタ・ファニングの妹エル・ファニング。お姉ちゃんと同じく、この子も可愛いね。




*

 追加でつぶやき。
 映画の中でスリーマイル島の事故の話が出てきたから、1979年頃が舞台なんだね。ソニーのウォークマンも最新ツールのように言っていたし。
 地球にやってきた宇宙人の話なんだけど、「ET」とは違って、決して友好的な関係にはなってない。というか、結局この映画のテーマは何だったんだ?
 最後はあっと驚く展開なんだけど、あんな事が出来るんならもっと早く地球から飛び出せたでしょうに・・・。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ある戦慄」を観る | トップ | 「ライフ ―いのちをつなぐ物... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つぶやきメモ」カテゴリの最新記事