テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

「ある戦慄」を観る

2012-08-03 | つぶやきメモ
 ツタヤの発掘良品に「ある戦慄」を見つけ、レンタルしてくる。
 1967年の作品。40年以上も観たかった映画だ。
 アメリカン・ニューシネマは「俺たちに明日はない」が最初となっているが、この映画やアーサー・ペンの「逃亡地帯」にその萌芽はみれるな。『良きアメリカは終わった』と云っているような姿勢にも共通点が感じられる。同じモノクロだし、そういえばやはりモノクロの「バージニア・ウルフなんかこわくない」にも人間不信が表に出ていたような・・・。
 ニューシネマよりもこれらの白黒作品の方が、ペシミズムは強い気がする。

 不良少年の一人にマーティン・シーンが。
 乗客の中にドナ・ミルズ、セルマ・リッター発見!

 ボー・ブリッジスが最後に活躍するのは知っていたが、何とも後味の悪い結末だなぁ。今なら、あまりに暗すぎると思われるんじゃないかな。

 監督はラリー・ピアース。
 フィリップ・ロス原作の「さようならコロンバス」っていうので最初に名前を知った人だけど、こちらも未見のままだ。
 アリ・マッグローのデビュー作だったっけ?

 忙しくなったので、紹介記事は書けないかも・・・。

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2 コメント

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Unknown (kiyotayoki)
2012-08-12 00:19:59
この映画は、やっぱりトニー・ムサンテですよね。
あの性悪そうな顔が幸いしたのか、その後、「刑事トマ」ってテレビシリーズで主役を演じていたのを覚えています。
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トニー・ムサンテ (十瑠)
2012-08-13 22:45:33
名前には記憶があるんですが、作品にはこれといった思い出が無いんですよね。
「刑事トマ」も、そんな番組があってたのは覚えてますけど、多分観てないなぁ。
マカロニ・ウェスタンに出てたという記憶は、どうやらフランコ・ネロの「豹/ジャガー」の記事を当時の雑誌で読んだからでしょうね。

>性悪そうな顔が幸いしたのか・・・

性格俳優になれそうな雰囲気も感じたんですが、それ程の実績は残っていないようですね。残念。
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