テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

海がきこえる

2003-08-06 | アニメーション
 (1993/望月智充 監督/82分)

 高知が舞台の、ハイティーンの男女の恋と友情の話。
 男同士の友情に、東京から来た一癖ある美少女が絡む。漱石の「こころ」のような深刻なものには当然ならないが、微妙な心理の綾は感じられる。
 一昔前の「日曜劇場」にありそうな話。今時のTVドラマでは、ありきたりな演出と型にはまったタレントの演技でぶちこわしになりそうだ。アニメーションだと無駄な演技がない分、小説の行間を読む感じがあったりして、面白い。
 高校生の娘は途中で寝たが、中年オヤジの私は2回も見てしまった。

 「平成狸合戦・・・」に、四国の古狸が出てきたが、この作品も四国の高知が舞台。土佐弁が豊富に流れるが、ジブリのどなたが四国出身なんだろう?






・お薦め度【★★★=一見の価値有り】 テアトル十瑠

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4 コメント

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リカコの性格が (宵乃)
2011-07-17 11:06:45
破綻していて笑えたんですけど、時折みせる素直なところが可愛かったです。甘酸っぱい青春という感じでしたね。
でも、タイトルはどこから来たんでしょう?
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タイトルの意味は (十瑠)
2011-07-18 09:43:36
わかりません。
ウィキペディアにも説明された文章は無いみたいですね。

リカコの性格は破綻しているとまでは感じませんでした。ちょっとエキセントリックですけど、あり得ないこともないなぁと・・・。
実写で描くとなると配役が難しそうですね。
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父が高知出身 (映画マン)
2021-02-13 09:11:02
高知の青春ストーリーとは珍しいですね。
少し昔の映画ですけど、現代とはまた違った感じのアニメーションが良いですね。
若い人にはあまり受けない作品なんですかね~。もうすぐ大学卒業の私はギリギリ大丈夫かな?
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望月智充 監督は (十瑠)
2021-02-13 10:42:25
ジブリの所属ではないらしいです。
しかもこの作品には宮崎さんも高畑さんも絡んでいないらしい。
82分という尺は、そもそも劇場用に作られたものではなくTVムーヴィーとの事。

>若い人にはあまり受けない作品なんですかね~

途中で寝ちゃった家の娘は高校生だったですけど、若いから寝たんじゃなくて単に合わなかっただけだと思います。
大学卒業まじかの方にはぴったしかも
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