松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

消える鑑賞温室、大潟村生態系公園。

2023-10-31 17:04:42 | 日記・エッセイ・コラム
 大分暖かくなった頃、6月だったと思う。残念なニュースを聴いた。
 いつも楽しみに訪れている大潟村生態系公園・鑑賞温室が、閉鎖されるという。

 広い生態系公園が、秋田県から大潟村に無償譲渡されるに伴い、鑑賞温室が廃止されるのだそうだ。
 えっ。聞いてないよ。何でいきなり、そういうことになるの。

 捨てられた気分だった。あれだけ通ったのに。30分も掛けて。殺風景な道路を。

 そっちが勝手に決めたなら、オレはもう知らん。って感じで、愛想尽かして、ずっと無視していた。もう無いものと思って過ごした。

 ゆうべ突然、思い出して、よし様子を見に、行ってみよう。今朝になって、そう言ったら妻はしばし黙考したあと、行くかという事になった。

 天気が良すぎて温室が暗く見えて、しかも窓にはカーテンが掛かって、電気も付いてないように見えた。駐車場には車が一台も無い。

 でもドアは開いていて、人が居た。おそるおそる「あの~、公開してますか?」「はい」「いつまで」「来年の5月までです」

 まだ大分、あるじゃんかよ~。

 帰る頃、ボツボツ来場者が来た。今回は目玉となるような花はあんまり無かった。

 正面のディスプレイは、例年だとハロウィン仕様なんだろうけど、魔女の代わりにコロボックルのようなおどけた妖精が顔を出しているくらいだった。

 ああ、こういうのを見ると、力の入り具合が違うなあ、と感じた。

 熱帯植物に詳しい人材が大潟村に居ないのか。それとも経費節約か。

 これだけの設備を、簡単にポイするなんて。もったいなくて、お化けが出る。

 お後が、よろしいようで・・。

 ps.左から、第一温室、第二温室、第三温室。
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熊のための、フィールド・ワーク。

2023-10-30 12:30:06 | 日記・エッセイ・コラム
 まったくそんなつもりは無くて。今日は天気もいいし、アレから離れて紅葉でも探しに行こうと決めて、自転車で散歩に出ました。
 するとさっぱり紅葉に出会わなくて、頭をかすめるのはアノことばかり。

 ここは出そうだな。柿の木があるし。なんて考えてしまう。シカシなぜ平らで広い田んぼを横切ってまで、住宅地に現れるんだろう。
 テレビで見たが、クマは稲の二番穂をねらって田んぼに現れるんだそうだ。二番穂、いわゆる「ひこばえ」。

 まあ、そうは言っても、暖かい地方の話だろう。せいぜい新潟あたりまで。秋田では見た事ないからな。ないない。あったよ。

 参ったなあ。あるじゃないスか。
 田んぼ以外はマメ畑。大豆の畑も結構広い。大豆は、全部収穫したろうよ。残っているか? あるよ。

 参ったなあ。するってえと、ナニかい? これを超えれば、きっと何かあるだろうと思って、田んぼに現れる。わけじゃ、無くて。
 山菜採りと同じく。あった、あった、と夢中になっているうち。いつの間にか。来ちまったぜ~。いうことか。

 いやな予感がする。
 山に雪が降る頃。食べ物を探して、里へ下りて来て・・。さっきから何かのウンチが道路わきに散らばっているんだよなあ。

 クマのウンチは見た事ないから、大きさが分からない。成犬なら、このくらいの太さだろう。シカシ、犬が路肩を辿りながらウンチしまくって歩くかな。疑問だな。それに、色が、やたら濃いんだよな。

 ちっとも、気が抜けない、散歩なのでした。 
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クマの話は騒ぎすぎ、オレも含めて。

2023-10-29 15:51:55 | 日記・エッセイ・コラム
 あのね。クマの話は、せいぜい東北で話題になるくらいで良かったのよ。世界の果てでは戦争が起こっていて、ナマで映像が入ってくる時代でしょ。日本国内では他に話題が無かったのよ。クマ以外に。
 秋田県では過去に20人がクマに襲われたことがあります。そのせいぜい3倍でしょ。今年はそういう年なのよ。

 山のブナやナラの実(どんぐり)は数年ごとに豊作と凶作を繰り返すのです。それがお前もか、お前もかって感じで、大凶作になったのが今年なんです。
 そこへ持って来て、山里から人の活動が消えて、里生まれのクマが現れたんです。母グマが人を恐れなくなったら、子グマは自然に街に現れるようになります。こういう事が重なった結果が今であって。どっかの報道が結論を出したように、最終的には「温暖化」を止めないとダメだ。なんて。無責任にもほどがあります。

 こういう話は、せいぜい東日本で止めるべきだったのよ。クマを身近に感じたことのない西の国にはニュースを流すべきで無かったのよ。愛媛を除いて。
 愛媛は最近、県民同士で友好条約を締結したので、例外とします。じゃこ天を食べましょう。

 対策もしているんですよ。生ゴミは外に置かない。囲ったゴミ捨て場に、なるべく当日に置く。
 栗や柿や作物は電気柵で囲うか、余分なものは落として、地面に置かない。
 ブッシュは刈り取って、見通しを良くする。
 音を出す。
 猟友会は頑張っているんですよ。でも若い人で、会社員でない人は少ないです。目撃報告で、すぐ現場に行ける人は限られています。

 クマは人間の頭と首を執拗に狙うそうです。致命傷を避けるために、ヘルメットを勧めています。首も見えないように保護する必要があります。
 倉庫のシャッターを開けたら、2mの距離にクマが居た。という人の話で。あまりに近くて、思わず走って逃げたそうです。すぐに追いつかれ、倒されました。うつ伏せに倒れたから助かったのでしょう。

 電話の件で佐竹知事が良く言ったと好意的な意見があったそうです。無責任な長い電話は業務妨害だから「ガチャンと切る」そう言ったそうです。
 やる時はやるんです、わしらの殿は。驚いたのは、中国の日本大使館に掛かって来る電話の数です。100万件を超えたそうです。
 一日に4万件の日もあったそうです。どうやったら、そんな数の電話をさばけるの? 一度に30件の電話を取れる。それは凄い。それにしたって、数が膨大過ぎる。県庁の比じゃ、ありません。

 ノイジー・マイノリティは、こういう時、元気になるんですよね。正義感が強いんだと思います。だから田舎の話で終わっておけば、良かったのに。
 「市街地戦」の様相を呈して来た。その通り。うまいこと言うね。ワシらはゲリラ戦の真っ最中なのです。そのくらい臨戦態勢を敷いています。
 コレ、分かってもらえるかな。
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じゃこ天vs佐竹知事、その後の展開。

2023-10-28 16:20:30 | 日記・エッセイ・コラム
 愛媛・宇和島のソールフード「じゃこ天」。話題になってます。
 秋田県知事の信用度が良く分かるエピソードを発見しました。
 その後の宇和島かまぼこ協同組合事務局長の発言は大人の対応でした。知名度アップはありがたいので、秋田県庁にじゃこ天を送る準備を進めている。「食べてもらって、感想を聞きたい」
 また、かまぼこ店では意外にも秋田からの注文が全国の半分を占めるほど人気で、ついでに励ましの言葉を添えるそうだ。「おいしいのは分かっているので、頑張って欲しい」。

 知事は秋田市長から当選したのですが。市長時代も良く知っています。全国市長会会長となり、自信に満ちた市政に徹し、馬力が顔から溢れていました。知事としても、バリバリ先頭を走っていたのですが。何度か「当たった」関係で、滑舌が思わしくなくなり、顔の表情もイマイチ冴えなく映るようになりました。
 簡潔に言えば、お年を召された、と言えるでしょう。
 プーチン大統領に秋田犬「ゆめ」を送り、代わりにもらったネコに「ミール」と名付けたことも御座います。

 政策はともかく、オフレコ発言に関して県民は、おおらかな気持ちで見守っています。

 かまぼこで、ふと思ったのですが。そう言えば仙台に、有名なかまぼこがあったなあと。そしたら仙台藩主・伊達政宗の長男・秀宗が初代宇和島藩主になった縁で、歴史姉妹都市を提携し交流を深めているのだそうです。

 だから一説に、仙台からかまぼこ職人を連れて来て、練り製品を始め、じゃこ天が生まれた。というのです。
 無関係じゃなかったかも。

 じゃこ天は骨ごと入っているのでカルシウムたっぷり。良くCMでイワシのせんべい2枚で老人1日のカルシウムを摂取できるってえのがあります。
 あれは欲しいです。本音で言えば。シカシ高い。愛知県の名物でエビのたっぷり入ったせんべい、ありますよね。あれも大好きです。

 この前スーパーで、黒い袋に入った海老せんべいが100円代で陳列されているのを発見しました。あいにく妻が会計をしている最中だったので、断念しました。
 その後行った時、すでに撤去されていました。あのスペースは、新製品をPRする場所のようなので、せんべいコーナーを何度探しても見つかりません。
 あのせんべいだけが、心残りで仕方ありません。誰か~っ。見つけたら、教えて~っ。

 ps. ワイドショーのカメラマンが秋田まで来て、猟友会につきまとい、映像をせがむそうだ。それを使った番組が「駆除」に寛容ならいいが、自然保護を主張する人も居る。また苦情の電話が増える。猟師さんに同情します。

 なおカメラマンは「ノーガード」で来るそうだ。

 言っとくよ、今度。「クマさん、あの人たち都会派で、いいもの食ってるから、味見してみて」
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紅葉は水心苑で充分、なんだけど・・。

2023-10-27 09:29:05 | 日記・エッセイ・コラム
 色づいて来ました。水心苑が。まだ、ところどころですが。こんな美しい絵が撮れます。

 紅葉の神髄は「透過光」だと思っています。いわゆる「逆光」ですね。

 日なたで赤い色を発見すると、その裏側に回って見たくなります。舞台装置は裏側に真実があるのです。

 やや画面を暗い目にすると、光が良く感じられます。紅葉とは「光のシャワー」なのだと思います。

 これから、次第に色づく景色が、毎日刻々と見られると思うとワクワクします。 水心苑が近くにあって幸運です。

 ただ、アレが怖くて、なかなか奥まで行く勇気が出ません。
 そう思って周りを見ると、お客さんの数も少ない気がするし。やっぱり皆、怖いんだろうなあと思います。

 だって後ろは山だし。見通し悪いし。一人だから、何かしら音を出しながら進みます。舌打ちなんかしながら進みます。タ~ン、タ~ン。これをしながら、コウモリのように自在に障害物を避けて歩く、目の不自由な人を見たことがあります。テレビで。

 アレの場合は、エサがあるから出るのですね。残念ながらココにはエサはありません。栗も無ければ、柿の木もありません。そうそうこないだ田沢湖へ行く時、通った西木村。もとい西木町。西明寺栗の町なんですよ。

 もう全滅に近い損害を被ったらしいです。アレが毎日、通って来るらしいです。

 だから水心苑は安全かと言うと。そうでもないんです。錦鯉が。居ますからね。錦鯉の生産地の池が、アレに狙われたそうです。

 もしそれに気が付いたら。ここも安全ではありません。
 クマったもんだなあ。おっと、ヒントを出してしまった。

 もはや、どこにでも居るもんだと思って。外出時は頭と首は守って。背中を引っ掻かれても深手にならないよう厚い上着で。いざとなれば、カメラを投げつける覚悟で。散歩しています。
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