石というよりは岩なんだが、多分数トンから10トン位ある。学術的には「球状コンクリーション」と呼ばれる。
この名前は、聞いたことがある。化石が出来る時、有機物中の炭素と海水のカルシウムが結合して、周りを囲むように生成する。
だから「パカッ」と割った時、化石が現れることが多い。
つまり、これを思い切って割ったら、恐竜の卵が現れる。かも知れない。
専門家によると、ここのコンクリーションは「大きさと数、形状のどれもが日本一で、世界的にも貴重だ」そうだ。
これが完全に露出している状態で見られるのは非常に珍しい。ほぼ無風、快晴で、干潮時刻を確かめたら10時37分に潮位マイナス12センチとある。しめたっ、まだ間に合う。
ワークマンの防水シューズを履いて、近くまで行くことが出来た。
ついでに水面を覗くと、ダマ(ニシガイ)が居る。食用にする赤っぽいのもいる。しかし、採っても5~6個だ。これに集中すると、波が戻って来て、帰れなくなる。
しかも先客が居たから、めぼしいのは採られた後だろう。海に帰す。そもそも男鹿は密漁に厳しい。
オレは時刻が近づくと、沖には向かえない。大丈夫か、あの人たち。大分沖まで行ってるぞ。知らんからな。
急ぐと、滑るし、転んだら危ない。その点、ワークマンのシューズは、海藻の上に乗っても滑らない。優れもんだ。
こんな7cm防水で遠くまで行ける条件の日は、1年でも滅多にない。ラッキーだった。
日本新、出たのか。琵琶湖毎日マラソン。見たかったなあ。