松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

朝顔のヒゲと、オレのヒゲ。

2021-07-31 09:36:03 | 日記・エッセイ・コラム
 朝早くに、逆光で朝顔の産毛(うぶげ)が良く撮れるので、気に入っている。   

 なんでかなあと思ったら、歯を磨いている時、気が付いた。

 そうか、二日も剃らないと、オレのヒゲも逆光でアサガオみたくなる。それでか。
 んなこたぁ、あるかい。

 きのうのフェンシング決勝を見ていた。点差が2ポイント差まで詰まると、異常にハラハラする。まだリードしているのに。
 そんなこととは裏腹に、日本の3人は決して守りに入らず、常に隙を狙って積極的に攻める。攻めて「同時」にランプが点いても、こっちの勝ちだ。これは、いいね。45点に近づくほど、日本が有利になる。

 でもフェンシングに集中すると、とっても疲れる。見ている方の神経も、スピードが上がっているんだろう。

 それに引き替え、柔道は見ていて楽。決して緩慢なわけではないが、体が倒れるのと、剣先が突っ込むのじゃ、スピードが違う。

 バドミントンで、アナウンサーが「スピードが上がりましたね」と一丁前な事を言う。お前、バドの何が分かる。あれは「緩急を上手に使っている」というのと同じ事だろう。攻める時は、ゆっくり攻めるやつぁいない。早く攻める。 バドを極めた人が言うのはいいが、お前は言うな。

 日本列島が感染者1万人を超えて、オリンピックは盛り上がっている。このギャップに文句を言う人たちがいる。本来、この二つの出来事の間に関連は無い。ただ自分の境遇に対して不満を言っているだけだ。
 つまり政治は悪い。明らかに「チグハグ」な政策を打っている。本気で感染者を減らしたいなら、ロックダウンで通勤電車を止めろよ。そして「検査」は控える。

 それほどの「コロナ禍」じゃないと、オレは思うが。
 一国の首相が、コロナは大した病気じゃない、とは言えないだろうが。あれは人類にとっちゃ「風邪」に毛が生えた程度の流行性感冒だよ。ガイアは、もうちょっとダニを減らさなくちゃ、と思っているかも知らんよ。
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メダルのメタルの原材料

2021-07-30 09:32:11 | 日記・エッセイ・コラム
 今回のオリンピックメダルは、市場価値でいうと5万円ほどらしい。これは大阪の造幣局で製造されているが、実際に都市鉱山から作られたかどうか、その後のニュースを聞いていなかった。
 そしたらNHKによると、小型家電などから集めた「メダルプロジェクト」によって金が32kg、銀が3,500kg、銅が2,200kg確保できたそうだ。

 いつの五輪だったか忘れたけど、ガラス製みたいなメダルもあったから、丸々本物で作るとは予想外だった。純度は知らないが、銅メダルと銀メダルは混じり気なしの純正。金メダルは、銀に金メッキを施したものだそうだ。

 集めたリサイクル品を、どこで精錬して、金属に変えたのか。非常に気になる。秋田の感覚で言うと、これが出来る業者は、小坂精錬(株)ぐらいしか浮かばない。

 実際このプロジェクトに参加した業者の名前には、DOWAホールディングスとか三菱マテリアルが出て来る。どっちも秋田にゆかりの名前だ。DOWAホールディングスの前身は「同和鉱業」だ。今でも傘下に「秋田精練」と「小坂精練」を抱えている。そのうち小坂精練は、金、銀、銅、亜鉛、錫が専門だから、その可能性は高い。秋田のテレビには、金のインゴットが出て来る様子を映した映像がたまに流れる。

 日本の選鉱技術は、黒鉱が産出したおかげで世界一になった。その技術はレアメタルの今も生きている。
 
 表彰式をあまり見ないからか、この種の話題は聞かない。もうちょっと、取り上げて欲しい。

 それと「KIMONOプロジェクト」知ってますか。213の国と地域をそれぞれ表現した、色彩鮮やかで国の特色を出した「着物」と「帯」を制作し、平和のメッセージを伝える素晴らしい企画が、開会式で発表できなかった。トラブルの原因は良く知らないが、全く残念としか言いようがない。これを持って「宝の持ち腐れ」といふ。


 いつか、陽の目を見ることがあれば、その素晴らしさに感動してもらえるのになあ。一体だれが頑固で、裏切り者なんだ。誰か、教えてくれ。
 
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金と銀の差

2021-07-29 09:50:45 | 日記・エッセイ・コラム
 メダリストに直後、インタビューするんだけど。あの質問はやめた方がいい。「テレビの前で声援を送っている日本の皆さんに、ひと言お願いできますか」 今終わったばかりで、まだ息を整えてもいない、頭がフラフラの状態の人に、その質問は酷だろう。インタビュアーは、物語を作りたがる。素直に正直に、今メダリストの頭に浮かんでいる景色、それを引き出せるかい、キミは。

 あとね。日本語の弱点なんだけど、「キン」だか「ギン」だか分からない。力を込めれば込めるほど「銀」になる。ここんところを、あまり力んじゃ、いかんよ。おまえ、アナウンサーだろう。しっかりしろよ。

 鉱物としての輝きの中で、私は黄銅鉱が一番好きだ。あの赤味がかった黄金色に神秘を感じる。昔は金も銀も価値があった。しかしオリンピックでの金と銀は雲泥の差がある。特に本家のJUDOでは銀は負けに値する。2番じゃ、イケませんか。イケませんな。

 オリンピックのJUDOに、わだかまりを持つ評論家がいる。勢古浩爾という。世界に柔道を広げたいがために譲歩を重ね、ついに膝を着いたままで相手を転がせば1本という境地まで来た。オレも常々思っていたよ。袖を絞ったりね。

 伝統って、何だろうね。ここまで崩して広げるのが伝統か。世界中の柔道家が、畳の上で礼を尽くす姿は誇らしい。しかしオレの価値観は、この人と同じだ。非常に「スッキリ」する。読んでいると。
 同じ思いをしている人が、日本列島に1人居た。そのことが、うれしい。


  
「白鵬で大相撲が廃れていく」勢古浩爾
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縄文人について、世間が誤解している事。

2021-07-28 11:16:50 | 日記・エッセイ・コラム
 北海道・北東北の縄文遺跡群、世界遺産登録おめでとうございます。これが価値を持つのは、これからボクらに何が出来るかに懸かっています。
 そこでひとつ、世間で誤解しているんじゃないかと自分が考える事を2~3お話します。

 まず、縄文人は私たちの直接の祖先だ。ということ。弥生人に駆逐されて、本州から居なくなって、細々とアイヌが生き残っている。ように思われていませんか。我々の生活様式を見て下さい。縄文と何ら変わりません。東北人は今も「狩猟・採集」で暮らしています。マタギは、縄文人そのものです。精神までも受け継いでいます。ボクらも、山菜や魚を塩漬けして保存し、冬の間食べて暮らします。

 縄文まで遡ると、今の人間よりバカだと思っていませんか。あなたは、粘土が乾く前に縄目で模様を刻み、土器や土偶を作ることが出来ますか。ウルシを採集し、発酵させて、赤と黒の塗料として使う事が出来ますか。精神構造が未開だと考えるのは、現代人のおごりですよ。

 遺跡の担当者も勉強不足だと思います。縄文人が「狩猟・採集」だけで定住する事が可能でしょうか。私は無理だと思います。どんぐり、栗、クルミを蓄えて、厳しい冬を乗り切れるでしょうか。カロリーが間に合うでしょうか。
 私は「イモ」を栽培していたと思います。ヤマノイモやサトイモ類は、昔からあったと思います。それらは種子が残っていないから、立証できません。

 今でも、イモを主食にする民族は居ます。縄文人にとっても、イモは重要なカロリー源だったと思います。

 学者は必ず遺構が見つかると、祭祀を行った場所だと言います。そんなに昔の人は、祭祀ばかりやっていたのかい。オレは、そうは思わないね。

 それよりは、1万年以上にわたって戦争が無かった。武器が使用された形跡がない。愛にあふれていた。証拠を発掘して欲しい。。

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紅葉、始まる。

2021-07-27 10:39:02 | 日記・エッセイ・コラム
 庭の木が、早くも紅葉し始めました。な~んちゃって。
 原因は、2週間続いた真夏日と、水不足のためです。「干ばつ」です。
 今頃、降って来たって、おそいワ。それにこの降り方。ショボ過ぎる。もっと盛大に降りやがれっ。

 きのうの体操男子団体。良かったです。ロシアが凄かったです。3種目終了時点で、中国と日本に3ポイント以上の差がありました。それが4種目終わって、さらに開きました。
 悪いのは実況アナです。予選の点数から行けば、ロシアは落ちて来るだろう。そのロシアは、予選と決勝で「ワザ」を変えて来ました。高度なワザを、ふんだんに入れて来て、実況アナの思う通りにはなりません。しかし5種目めで、視界にとらえました。ロシアの鉄棒が、弱かったらしいです。

 最後の種目。ロシアは床。中国と日本は鉄棒。誰も結果は予想が出来ません。それぞれ最後の一人に、託します。いよいよ橋本の出番。ここで奇跡が起きます。離れ業を全部決めた他に着地で見事、止めてみせました。圧巻の15.00。選手全員、躍り上がって橋本を囲み、もう優勝したかのムードになりました。橋本は客席に向かって、両手で煽り、アピール。

 しかしロシアは強かった。冷静にタンブリングを決め、着地も動かず。僅差でトップに。この時、ロシア選手3人は、顔を覆って、床に伏し、泣いています。普通、ガイジンはこういう時、うれしさのあまり、飛び跳ねて喜ぶはず。当てが外れました。なぜだろう。そんなに苦しかったのか。ロシアとしてではなく、スポーツ委員会として演技し、国のために尽くせなかったからか。ロシア人が、勝って泣くとはな。こっちも、祝福したい気分だぜ。良かったね。

 中国チームも、スッキリした表情で、3位を受けとめたようだし。ようやくここで、日本チームは動き出し、中国チームに近寄って、健闘を称えあった。 あれ、ロシアには、行かないのか。行った、行った。そう来なくちゃ。

 もう銀でも銅でもいい。どうでもいいの銀じゃない。立派な銀だ。キミたちは良くやったよ。橋本の度胸にも感心したよ。やっぱり体操の華は「鉄棒」だろう。そういう意味で、日本の銀は価値がある。鉄棒の弱いロシアは、龍の絵に、目を入れないのと同じ。日本が一番さ。
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