NHKがシティポップを取り上げて、分析を試みた。
音響の専門家によると、シティポップの音は低音から高音までまんべんなく出ていて、自然界の音に似ている。リズムが心臓の鼓動とほぼ同じ。軽作業中のリズム。分析した音源は、竹内まりやのプラスティック・ラブだった。
また、聞いていて人間が最も血圧が下がり、リラックス出来る(ストレス軽減効果の)音だそうだ。クラシック音楽よりも効果があった。
ちなみに音響研究所の先代所長は鈴木松美という。
今度はAIが分析した最も良く使われる言葉を散りばめた歌詞を元に、AI自身が曲をつける。
タイトルが確か「涙のリクエスト」ならぬ「○○のリクエスト」これが、そうです。と流れた曲に、一同???
確かにリズムはいいし、それらしいメロディが流れている。でも、なんか違うなあ。
多分、平均化し過ぎていて。ごちゃ混ぜ感があって。悪いモノに当たったみたい。な、感覚。
情緒だよ。AI君。情緒を勉強するんだな。キミのは、情緒に訴えない。情緒を刺激しない。
レコードは今、値段が爆上がりしている。貴重なアルバムは10万円を超えてレコード店で売られている。二匹目のドジョウを狙って、押し入れに眠っていたレコードを査定してもらった。
竹内まりやのREQUESTだと思った。約4千円。ジャケットにカビが生えていて、額が落ちた。
実際オレは妻のシングル・コレクションを再生してみた。「不思議なピーチパイ」。
針が大丈夫かと思うくらい上下する。変形しているのだ。これは縦に並べて、圧力を掛けてなかったから。
そのうちの数枚は、また聞きたいので、本の間に挟んでいる。それを忘れていた。今、思い出した。
短時間のリクエストタイムに9000通ほど集まったそうだ。第2位に「ルビーの指輪」が入っていた。さもありなん。オレは寺尾聡が好きじゃなかった。歌い方もサングラスなんか掛けてカッコつけていた。
5位がユーミン「中央フリーウェイ」4位松原みき「真夜中のドア」3位稲垣潤一「ドラマティック・レイン」第1位大滝詠一「君は天然色」以上。
結局1万通を超えたそうだ。歌手別ではユーミン、達郎、大滝詠一、竹内まりやだった。
当時の音源は、とっても質がいい。スタジオ・ミュージシャンの実力もあるだろう。
亜蘭知子のミッドナイト・プリテンダーのイントロ部分を使った曲が、話題になって2億6千万回を超える世界的大ヒットというのもある。
40年前の遺産に。世界が憧れて夢中になっている。
なんという不思議の国。
ps.
8時15分に始まって、リクエスト受付ますと言ってから、8時50分に締め切った。すぐに集計結果が出た。それが、9時のニュースをはさむ前にだよ。どういう手品使ってんだ。最低2種類あるはず。FAXも読んでいたし。メール、FAX1万通。あり得ねえ。