松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

春の予感

2024-02-28 14:51:16 | 日記・エッセイ・コラム
 太平洋側の久慈、岩泉、宮古には申し訳ないが。東北の春は、そこまで来ている。もう植物は動き出している。

 厄介なツタの1種「ヘクソカズラ」。あっ、そうだ。丸ね。私はマナーとして以前から、文章の終わりに丸を付ける。これがケータイ世代の若者には苦手らしい。「ハイ、アナタはおしまい!」って意味で使っているのと違います。念のため。
 このへクソカズラ。根っこを切ったつもりで、これだけ伸びている。今年は、もはや猶予が無い。早く剪定に取り掛からなくちゃ。

 よそのうちの「ユキヤナギ」。もう動き出していました。予想外に早く咲くと思います。

 うちの「ハマナス」。赤い芽が顔を出していました。結構な強剪定にもかかわらず、元気に枝を伸ばしそうです。雅子さまのおしるしです。

 雅子さま。天皇陛下にさりげなく、毎日の晩酌は体に良くありませんよと訴えていると、何かで読みました。そうですよ。アルコールは「毒」です。たまにはいいですが、毎日はちょっと・・。なんか、酒で流したい事が。毎日おありになるんでしょうか。それはいけませんね。国民がもっと、しっかりしないと。特にあなたですよ。あなた。国会議員のあなた。

 「逆賊」と後ろ指、指されないように。しっかりしてくれよ。

 予想に反して。

 小言に終わってしまいました。

 ただ。秋田から選出の。寺田学。野党で頑張っています。いいことです。
 オレは奥様の寺田しずかに、1票入れたことがあります。地上イージスの事件の時です。

  本当は分かっています。陛下にお悩みがあるとしたら、そんな重箱の隅の事ではありません。日本国の行く末でしょうね。
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和時計を、再び動かす。

2024-02-27 14:56:43 | 日記・エッセイ・コラム
 けさ、気まぐれで。和時計が動くか、確かめたくなった。
 外してある錘(おもり)をフックに掛ける。うわ、こんなに重かったか。
 文字盤用と時刻を告げる鈴(りん)用の二つのおもり。

 すぐに振り子が振れた。そして何往復かして止まった。おいおいと時計を揺らす。また動いて、また止まった。

 油を差してみよう。つまようじで、重要な2カ所に差す。
 いつの間にか、昼になり。9回、鈴(りん)が鳴った。おや、止まらず動いている。

 都合約12万円掛かった。デアゴスティーニの週間「和時計をつくる」2000円×60週。
 退職する年の発売開始で、翌年まで掛かった。それから約10年。働いてくれることに感謝しつつ、一旦おもりを外した。
 そして3年。綿ゴミが積もっていたが動いた。やっぱり、いいね。何かしら音の出るものが、部屋にあるということは。

 もはや、時刻は正確でなくても構わない。そんなことは、二の次。
 自分で組み立てた時計が動いている。この何とも言えぬ充足感。

 これがあると、夜も便利。寝ていても大体の時間が分かる。ただし、2時間に1回。一時(いっとき)は2時間。半時ごとに1回鈴が鳴る。
 

 鈴の音は、澄んだ高音。仏様の鈴と変わらない。

 ひとつの結界が出来て。その中に包まれたような安心感。
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ヤセの実力

2024-02-26 05:53:53 | 日記・エッセイ・コラム
 大阪マラソン、見ました。最初から最後まで。
 今のマラソンは退屈です。30kまでは、何も起きません。ただただ耐えるだけ。無駄な筋肉と頭脳を使わないで、後半に残しておく。
 そのためには、ペースメーカーの実力も大事です。北風と雨の中、二人の日本勢ペースメーカーは健闘しました。だがシカシ、最後のガイジンが「へべれけ」でした。

 25kmまで担当した日本人二人が誇りを持って離脱した後。30kmまで担当のガイジンはペースが落ちて行きます。
 このままでは、目標としている2時間5分50秒には届かない。どんどんブレーキが掛かって、あせったのが日本人選手たちです。パリ五輪を決めている小山が前に出ます。日本人も続きます。その中から小山を追って、追い抜いたのが平林清澄(きよと)國學院大學3年生。

 「ほっそ~」平林の足を見て、思いました。この足で。マラソン走れるのか。
 しかし平林はマラソンを楽しんでいました。沿道の仲間に笑顔でサインを送る余裕がありました。

 168cm。44kg。この体で、マラソンを完走できるんですね。
 そう言えば、居ました。かつて福岡国際を2度。東京国際を1度、制覇した中山竹通(たけゆき)長野出身。180cm。58kg。若い頃の私と全く同じ。今は多少腹が出て、1kg増の59kg。
 彼の登場によって、自分は確信しました。人類の標準は、オレたちヤセの方なんだ。と。
 ちなみに中山の戦い方は、先行逃げ切り。コーチの言う事を聞かなかったらしいです。自分の走りたいように走る。だからスタミナが持たない時は惨敗しました。ここが瀬古さんと違うところ。セコい走りはしません。

 平林も、セコく無かったです。アフリカ勢の一人が最後まで食いついて来ましたが。前を譲りませんでした。と言うか、ウガンダのキッサは2度、前に出ようとしました。右から、左から。でもやめたのです。多分、向かい風が考えたより強く、最後までコイツを風除けに使おうと思ったのでしょう。セコのように。

 その点でも、平林は評価に値します。風に負けませんでした。雨も強くなりました。あの終盤の5kmの直線道路。あれを踏ん張ったのが、本当の彼の実力だと思います。
 初めて走って、このタイム。恐ろしい男が出て参りました。コースが平坦になり、30秒は縮められると関係者は考えていたようです。
 もし、天候が良かったら。設定タイムを切る数字が出ていたかも知れないんです。

 セコさ~ん。お願いっ!

 彼をパリ五輪に、連れてってえ~!
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北国の空は、鉛色をしていない。

2024-02-25 14:20:57 | 日記・エッセイ・コラム
 裏日本の空を鉛色という。

 地元アナでさえ、空が灰色です。と言う。がっかりだな。灰色は灰色の人生みたいじゃないか。

 誰も灰色の空の真実を知らない。灰色は、すべての色を映す色なんだよ。

 灰色の空からオレは、色んな色彩を見る。



 それは家の中からふと見上げた時。

 視線が移動するとき。

 何かの拍子に、さまざまな色を見せる。

 あっ、虹だ。


 
 雲はいつも同じ色調をしているとは限らない。

 北国の空は、移り変わりが速い。

 明るさも変化する。

 雲の中には、細かい色彩が、隠れている。



 それを見つけ出すのが。

 本当の北国の人間だ。

 オレと雲との間には。

 数知れない元素が乱舞している。

 浮いたり 沈んだり。


 青空には。  青しか無い。

 灰色の空には、無限の「あはれ」がある。
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白鵬の罪

2024-02-24 09:15:52 | 日記・エッセイ・コラム
 今回、相撲協会のコンプライアンス委員会から強烈な悪行が暴露されました。
 北青鵬は土俵際でただ棒立ちして時間稼ぎをしていたわけではなかったんですね。あの積み重ねで、膝を悪化させていたんですね。ま、それはともかく。22歳にしては、所業が「ガキ」でした。
 それをただ見て見ぬふりをしていた親方の責任は重かったです。委員会の調査結果と報告は、理路整然としていて、とても分かりやすかったです。
 どこがどう罪なのか。それをハッキリさせてくれました。

 ① 北青鵬に対する監督が不十分であったことにより、同人のA及びBに対する暴行及び器物損壊行為を防止できなかったこと(監督義務違反)

 ② 令和4年7月の名古屋場所中、北青鵬のBに対する暴行の事実を知ったにもかかわらず、先代親方に相談の上、すみやかにコンプライアンス担当理事に報告しなかったこと(報告義務違反1)

 ③ 遅くとも令和5年12月23日までに、北青鵬のAに対する暴行及び器物損壊行為を知ったにもかかわらず、すみやかにコンプライアンス担当理事に報告しなかったこと(報告義務違反2)  

 ④ 北青鵬のA及びBに対する暴行につき、花籠コンプライアンス担当理事が、令和6年1月22日から同月25日までの間、所属力士らに対する調査を実施するに先立ち、部屋内で内部ヒアリングを行うに際し、部外者の番組制作会社社員を関与させたことで、同人による所属力士らへの口止め工作等につながり、事実認定をゆがめる危険を生じさせて、相撲協会による調査を妨害したこと(調査協力義務違反) 

宮城野は、令和4年七月場所中、北青鵬のBに対する暴行を把握しながら、当事者であるBと北青鵬に事情を直接確認もせず、Bの被害写真の確認すらしなかった。また、北青鵬に注意もしておらず、先代親方にさえ直接報告をしなかった。この機に、宮城野が、Bと北青鵬に事情を直接確認し、北青鵬に注意をしていれば、BのみならずAに対する暴行もより早期に把握することができ、北青鵬の暴行が常態化することも阻止できた可能性がある。北青鵬に対する監督と協会への報告を怠った結果、被害者2名に対する一年を超える常態化した暴力被害を生じさせたもので宮城野の責任は重大である。 

また、AとBは、令和4年8月以降、北青鵬の暴行を日常的に受けていたにもかかわらず、そのことを宮城野に相談しなかったが、これは、令和4年七月場所中における宮城野の発言が契機となって、同親方が被害を受けた若い衆を軽んじ、暴行の被害を受けても加害者である関取は不問に付されるとの認識が同部屋内に広まったことに原因があったと認められる。 

宮城野としては、被害の状況を正確に把握した上で、北青鵬の暴行に関する対応方針について被害者を含め若い衆に丁寧に説明をすべきであった。実際、宮城野は、令和4年七月場所後の同月28日には、師匠として正式に所属力士らを監督すべき立場に就いたにもかかわらず、Bに対し、その後の被害の有無を一度も確認しておらず、部屋付き親方やマネージャーに確認をするよう指示することさえもしていないから、宮城野部屋内の関取による暴行は不問となるとの認識がその後も解消しなかったこと自体、宮城野に責任があったと言わざるを得ない。 

さらに、Aの両親が、北青鵬の暴行について相撲協会において正式に問題として取り上げることを必ずしも希望していなかったとしても、相撲協会は、公益法人として、協会全体を挙げて暴力根絶に向けた取組を継続しており、今回のような暴行問題は、北青鵬とAの個人間の問題にとどまらず、相撲協会全体の問題であり、この機に北青鵬の暴行を報告しなかった点については、弟子らを預かる師匠として、問題の認識に不足があったと言わざるを得ない。 

加えて、部外者による口止め工作については、宮城野がこれを意図的に指示又は依頼した事実までは認められないとしても、宮城野が内部ヒアリングに部外者を同席させる等の関与を依頼したことに原因があったと認められ、これによって本件調査がゆがめられる恐れを生じさせた点においても、その責任は重い。実際、口止め工作を受けた所属力士らは、部外者を暴力事案の調査という部屋内部の重要な問題に関与させた点に違和感を持ち、疑問を述べているが、それも当然である。 

以上の事情に加え、宮城野が現役時代に3回の処分を受けていることを勘案すると、公益法人であり、かつ、暴力根絶を誓った相撲協会の委員の職にとどまらせることは不適当であり、また、その責任は極めて重大であるから、降格および報酬減額の併科の懲戒処分が相当と判断した。

 白鵬がこれを受け入れて、下っ端で悶々と我慢していられる性格だとは思わない。そこまでプライドを捨てて居られる人間ではない。

 日本古来の相撲というものを、何も分かっちゃいない。

 二人そろって反省の弁を述べた後の「おざなりな」礼を見て、それを確信した。
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