たまたまメダカにエサをあげようと、庭に出ていた。駅の方から日本語に聞こえない言葉を話しながら、歩いて来る人々がいる。
9人ぐらいだが、てんでに距離を置いて自由に垣根をのぞきながら通り過ぎて行く。
と思った瞬間、うちの階段を2段ばかり上がり、かがんで何かをのぞき込み、手を伸ばして何かをつかんだように見えた。それをポリ袋に入れた。
はあ~っ? プランターはパンジーだし、あとはハマナスの実か?
納得いかないので、望遠レンズをつけて後を追った。すると方々の家で、同じようなことをしている。
博物館までつけて行った。そして受付に聞いてみた。あの団体さんは中国ですか、台湾ですか。すると、特に届けもないので分からないという返事だった。
特に熱心に展示物を見て回るわけでもなく、オレが入ったらもう、出て行く女性陣がいる。何しに来たんだ、いったい。
異国の植生に興味がある、知的な人々ならまだ許せるかも知れないが、どうも恰好からして、うさんくさい。
うちの階段を上がったということは、敷地に2mは入っている。これはいかがなものか。こんな田舎にまで、グローバルの波が来ていることに、恐怖を感じる。