ＩＳ資金不足でテロ様変わり？

　最近起こったＩＳが関連するテロ事件では、先日のバルセロナのように自動車の暴走運転で人を殺傷することが多くなっています。

　以前は、爆弾テロによるものが中心でしたが、ＩＳが資金不足のため世界中にいる仲間たちに「お前たちができることをしろ！」と命令を下し、手軽に使える自動車を利用した犯行が増えているとか…。

　普通に走ってた車が急に歩道に乗り上げてきて、猛スピードで走ってきたら逃げようがありません。

　日本でも、いろんな原因で車を暴走させて「誰でもいいから殺したかった」という訳の分らん犯人がいますが、テロリストたちは明確な目的を持ってやってるから怖いですね。

　爆弾による犯行は難しいから周到に準備しないと実行に移すことはできませんが、自動車による暴走運転なら簡単です。

　日本に隠れているテロリストが世界中に流されるネットで指示を受けて、混雑する日曜日の繁華街で暴走運転して多くの人を殺傷するテロ事件が起こるかもしれません。

　単独犯でも実現が可能ですから、成立した「共謀罪」法なんて、何の役にも立ちません。

　安倍政権は、「国際組織犯罪防止条約」を締結するために「共謀罪」が必要と説明していましたが、この条約の主旨は「組織的な犯罪集団への参加・共謀や犯罪収益の洗浄（マネー・ローンダリング）・司法妨害・腐敗（公務員による汚職）等の処罰、およびそれらへの対処措置などについて定める国際条約」で政府が言うテロ対策とは何の関係もありません。

　「政権批判する国民の自由な発言を取り締まるため」というのが、本当の目的なんでしょう。

　もちろん、そんな裏側にある本当の理由は言えませんから、何のかんのと言い訳がましい理由をつけて、国際条約まで引っ張り出したり、テロ対策と言ってみたりして「国民」を騙くらかしているんじゃないでしょうか。

　「暴走運転によるテロ」には、何も役に立たない法律を成立させるために貴重な時間を使うんじゃなくて、高齢者対策や少子化対策にしっかりと時間とおカネを使って欲しいと思います。

　北朝鮮のミサイル開発にウクライナの技術（旧ソ連時代から続く）が使われているんじゃないかというニュースが流れています。

　安倍さんはいろんな国に出向いて北朝鮮包囲網や中国包囲網を作ろうとしていますが、おカネだけ援助させられて、ちっとも日本が安全な国になるような約束はできてない…。

　日本から取れるだけのカネを巻き上げようとしてる東南アジアや中東の国々に足元を見られて、右往左往してるだけです。

　安倍さんの手腕は、第１次安倍内閣の時の体たらく（前政権から引き継いだ問題もありましたが）ぶりが本来のもので、第２次では「ダメダメだった民主党政権を批判する国民の期待感」でしか支持を集めることはできていません。

　選挙制度の影響で、多くの自民党議員が国会で大きな顔をしていますが、不祥事続き…。

　テロ対策にしても、北朝鮮や中国問題にしても、経済政策にしても、また憲法改正にしても「よくやってる」と評価できるものはありません。

　結局、安倍政権のやろうとしていることは「国民に不幸な未来（財政・防衛など）」を味合わせてしまうことになりそうな気がします。