テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

異なる視点

2013-11-21 23:58:32 | シロートの戯言
ちょっとオモシロイと思った理屈の展開があります。
旧ソ連のT-54/55、T-62/64、T-72と続くMBT(主力戦車)では、乗員の体格に制限があり、165cm以下、一説には160cm未満でないと戦闘時に多大なストレスを感じるほどだと言います。

ただこの戦車は、旧ワルシャワ条約機構の国々のみならず、中東、フィンランド、中共などの国々の軍隊であまねく採用されました。当然その乗員の体格に制限を設けてまでこだわった車体の小型化(シルエットの低さ)、軽量で高機動性など高性能と、大口径主砲の威力、そして安いのが原因なのですが、その影で、従来の陸軍では使い物にならない率の多かった小柄な兵隊、いわゆるおちびさん達を活用するのに、多大な貢献をしたのだ、という理屈です。実際、兵隊に限らず高身長の男性は、そうでない人に優越するかのような風潮があって、現実社会の延長の具現とも云える演劇界でもしかり、極端な例では、シークレットブーツ疑惑のあった生前より更に伸びている共産朝鮮の前僭主の霊廟での遺体などもあります。

このような、高身長礼賛に歯止めをかけ、小柄でこそ最大に威力を発揮できる旧ソ連の戦車(後継のT-80、T-90含む)はまさに軍人の資質の革命であった、というものです。

かの私感によると、一世紀前の日本の覇権主義の台頭も、高身長の欧米型思想が、小柄でも良しとするアジア思想に屈服を強いたが故になるそうで、私もそれはどうかと思いますので、大丈夫かい?と言ってあげたいのでした。