テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

公園の鳩と雀と鵯(ヒヨドリ)と烏と鶺鴒(セキレイ)と

2013-11-02 23:02:36 | 日記
珍しく、朝から食料品を買いに行こうと車で出かけ、早くから開いているはずだった食品スーパーが、まだ閉まってました。
仕方がないので、裏側にある小さな公園にクルマを停めて、ベンチに座って、ぼぉーっとしてたのです。
当初、私一人しか居なかった公園に、小さなお子さんを連れた、母娘や、空き缶簒奪の浮浪民、などなどがやってきました。
お子さんを連れた母娘は、ハトやスズメに給餌しようとしてるのか、持ってきたパンを細かくちぎって投げています。ハトは見あたりませんが、スズメはそこいらの電線で騒がしく鳴いているのに降りてきません。スズメの目につくように、高く投げ上げたりもしていますが、スズメたちは、かえって、遠くへ逃げるような素振りで興味を示しません。
遠くに座って、煙草を嗜んでいた私も不思議に思いましたが、カラスも、ヒヨドリも、通りがかりはするのですが、パンくずを撒いているのに、寄ってきません。
この公園では、よく来園者が鳥にエサをあげている様子が見られ、子どもさんなどは、パンを取り合う鳥に集られ、追われるようにしている姿も見たことがあります。
セキレイが2羽、スウィーっとやってきて、尾を振りながら小走りに歩いていますが、パンくずに見向きもしません。
おそらく、この時期、木々は実を付け、羽虫や蛾の幼虫が低木の繁みに溢れ、鳥たちは、そちらの新鮮な食料で満たされているのでしょうか。
昔、この時期にトレールバイクでツーリングした頃、風を防ぐために低木の繁みに突っ込んだバイクと、荷物を置いた新聞紙に、朝になるとびっしりと幼虫が集っていて閉口したことが何度もありますが、冬を幼虫のままやサナギで越すために、まるまると太った様子は、秋の収穫、を感じさせてくれたモノでした。
そんなことを思い出して、時間を潰していましたが、やがて、一羽のハトがやってきました。すぐさまパンくずに駆け寄り、ついばみだします。子どもさんも「ポッポー」と嬉しそうな声をあげて、パンくずを放ります。あっという間に2羽、3羽とハトが現れ、せかせかとパンくずを追っています。ひとしきり、子どもさんもハトたちとたわむれ、満足したのでしょうか、遊具へと行ってしまい、ハトたちが残されます。
やがてハトたちは、座って煙草をふ化している私のほうにもよってきて、ねだるように、まとわりつきます。いつのまにか公園には他のお子さん達も来て、思い思いに遊んでいます。
フルバケットブランコと云うのでしょうか、幼児向けのブランコが人気のようです。

確認してみると、MADE IN USAのブランコでした。こんなのは昔はなかったよなぁ、などと、小さな感慨にふけっていると、ハトは相変わらず、さもしげに足もとをうろうろしていました。