日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

待つこと

2019-09-30 09:30:17 | Weblog
 自分の子どもの教育にしても、新入社員の教育にしても、学校での生徒の教育にしても、言えることだと思うのですが、教育では、「待つ」ことが大切ではないでしょうか。
 変化の早い時代、直ぐに結果を求める傾向にありますが、教育に関しては、直ぐには、結果が出ないこと、多いですね。
 入学試験に合格したとしても、その後、努力しなくて、留年し、更には、退学になった例、私が知る限りでも、少なからずあります。
 大学の教養部の先生が、大学に入って、初めの講義(何の講義だったか、忘れましたが)で、言っていましたが、「入る前に、頑張り過ぎているので、大学で、勉強しなくなる、そうではなくて、ゆとりを持って入って、その分、大学で勉強して欲しい・・・」と。
 教育なんて、学校を出てから、何年も経ってから出ることも、更には、第二の人生になってから、出ることもあるかと。
 そんな感じで、長い目で見ることが大切だと思います。
 桜丘中学の西郷校長先生が、教育する上で、大切な事を言われていました・・・→「多様性を認める」「個性を大切にする」、そして、「待つこと」、正に、その通りだと思います。
 周りを見ると・・・→
 子どもの教育に失敗して、「私は、お金も地位も名誉も、全て、要りません、この子さえ、まともな普通の社会人になれば・・・」と言う社長さんがいましたが・・・。
 反対に、親が起業に失敗して(それを直接見てきて、これではいけないと思い)、立派な起業家になった人、私の周りにも、少なからず、います。その父親は、既にいませんが、お金でなく、生き方を、財産として残したんですね。
 大分県では、「千代大海」の話、有名ですね。かって、パトカーで追われていた男が、相撲で優勝して、大分合同新聞に、堂々と、パトカーを先導して凱旋している写真が、第一面に堂々と掲載されていましたが。(断髪式の時、苦労を掛けた母親から、土俵の外で、髪を切ってもらっていましたが←千代大海の希望で)

 写真は、茶箱のお点前をしている長男です。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E4%BB%A3%E5%A4%A7%E6%B5%B7%E9%BE%8D%E4%BA%8C


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入学試験

2019-09-29 12:40:45 | Weblog
 入学試験って、その多くは、競争ですね。
 学校側も、有名大学に何人合格したのかって感じで、一生懸命になっているケース、少なくないですね。ガチガチの校則の下で、ガチガチの教育方針の下で、どんな生徒になっていくのでしょうか?21世紀を逞しく生き抜く為の真の人間教育が、なされているのでしょうか?
 社会に出れば、自分の頭で考え、責任持って、自分なりに行動しないといけません。ある時には、答えが誰にも分からない感じの出来事にぶつかります。そんな時、それまでの教育がものを言いますね。
 学校での入学試験では、誰かが落ちます。努力は報われるなんて言われても、他の人がもっと頑張っていれば、落ちます。極端なこと言えば、落とす為の試験ですね。
 自動車免許の試験の場合は、どうでしょうか?あるレベルに達していれば、誰しも、合格しますね。人数制限、ないですね。その為のペーパー試験を受けるのに、1年前から勉強なんて、聞いたことありません。
 合格しても、それで、優秀なドライバーなんて、誰も思っていません。自動車免許証を取っても、それからが、問題で、いろんな経験を積んで、いいドライバーになって行きますね。
 本来、入学試験とは、そうあって欲しいと思うのですが・・・いい方法がなかなか見当たらないのは(特に、人間性をじっくりと見る試験がないのは)、いたしかたないことだとは、思うのですが・・・。
 現実は、小学校から塾塾って感じで、それに行ってないと、いい中学に入れない、入れないと、いい高校に行けない、いい高校に行けないと、いい大学に行けない、って感じで、で、いい会社に入って、これで安泰と思ったら、会社が突如、倒産して、どうしたらいいのか、困ってしまうって例、現実にありますが・・・自分から脱サラして、自営業に踏み切った人も、います。
 人生、100年、そのスパンで考えると、初めの20年間の生き方、変わるべきだと思っているのですが・・・。
 体力を付け、社会性を身に付け、チャレンジ精神を持ち、自分なりに計画が立てられ、行動力のある若者が沢山出てくることが望ましいと思うのですが・・・そう思うと、学校教育、大切ですね。
 今の様に、学校が生徒を縛ってしまうと、どうなるのかな?
 昨日(令和元年9月28日)、東京の桜丘中学校の西郷校長先生が出て、教育の在るべき姿を話されていました。全く、同感ですね。

https://bunshun.jp/articles/-/12217



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亡き母の思い出

2019-09-29 09:41:48 | Weblog
 母は、認知症でした。13年間。
 開業時、私が傍にいましたが(駐車場を挟んで、病院の前のアパートに住んでいて、703号室に両親が、私が702号室に)、母の手作りの料理をしばしば頂いていました。
 「たはら小児科医院」が閉院になって、私の兄夫婦の世話になり、私は、県外で、単身で、福岡県大川市(→大分市→上天草市)の病院に就職しました。
 父は、私が開業している時に、亡くなりました(閉院2年前)。
 私が県外に出て、しばらくしてから、母の精神状態が普通でないことに気が付きました。帰るたびごとに、どんどん、症状が確実に悪くなって行き、私の方も、そんな母を見ると、精神的に、参っていました。
 母は、料理に凝っていて、お茶会のお菓子も、全て、母の手作りでした。
 亡くなる前の3年間は、(その前に、救急車を何度か呼んで大騒ぎすることもあって)施設に入りました。施設に入ると、加速度的に悪くなった感じがしました。
 佐伯に帰った時は、必ず、篠笛を母の前でいつも吹いていました。母は、「青葉の笛」が一番のお気に入りで、それを特に念入りに吹いていました。(葬儀の時にも)

 ある時の母と私の会話ですが・・・
「あんた、仕事は、今何してるんか?」
「お母さん、何してると思う?」
「さあ、何かなあ・・・先生か?」
「違う、医者。」
「ヘェー、医者か。何科?」
「何と思う?」
「(しばらく考えた後)外科かな?」
「小児科。」
「ヘェー、小児科か。」
 母が、昔、外科の看護師をしていたので、外科と言ったのでしょうか。今、思い出すと、つい、笑ってしまいますが・・・。
 働くは、傍を楽にさせる為に働く、身体は借り物、魂は不滅、信仰する心が大切(どの宗教でもいい)、高慢のほこりが一番いけない、と何度も言われていました。

https://www.youtube.com/watch?v=VN0OBOW1-3A

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サウジアラビア観光ビザ解禁

2019-09-28 10:35:40 | Weblog
 令和元年9月27日より、サウジアラビアが、観光ビザを初めて解禁しました。
 やはり、石油だけでは、生きていけないと思ったのでしょうか?
 カナダに行った時、英語を一緒に勉強した人に中に、バンクーバーでは、サウジアラビアの男性が、トロントでは、サウジアラビアの女性がいました。話して、楽しかったですね。アラビア語での会話は、全くしませんでしたが。
 トロントでの英会話の先生も、よく、親が、女の娘を異国に独りで出したものだなあ、と言われていましたが・・・。
 NHKの10月からの後期の語学番組、2012年4月から、半年モノを、ずっと繰り返していました。何と、15回も。初めは、繰り返しでも、新鮮な気持ちで見ていたのですが、次第に、飽いてきました。そして、令和元年10月1日から、新しいアラビア語「アラビーヤ・シャベリーヤ」になったのです。が、標準語のフスハーでなく、モロッコ弁でのアラビア語講座で、アラビア文字でなく、アルファベットですが。
 でも、今回のアラビア政府の発表、嬉しかったです。
 いつかは、サウジアラビアに行って、アラビア語で話して、人生を味わいたいものです。

https://www.afpbb.com/articles/-/3246687




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奇遇

2019-09-27 11:13:13 | Weblog
 海外で、前もって知っていたのでなく、そこに行って、偶然に経験したこと(奇遇)、4つ、あげます。

1、2005年1月22日~2月8日まで、日本で、(2年近く)ベンガル語を教わった先生(APUの学生)の(バングラデシュのダッカにある)家で、ホームステイしました。行った時、牛が無残に切られて、アチコチの道路が新鮮な牛の血で、真っ赤に染まっていて、驚きました。たまたま、その時、「イードゥ アル・アドハー(犠牲祭)」だったんですね。
 これって、恵まれない人に、これを分け与えるんですね。恵まれない人に、食べ物を分け与えることで、お互いの気持ちをつなげて、みんな、幸せになれるんですね(喜捨)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%8F%E3%83%BC(←イードゥの説明)

2、2005年3月1日~3月31日、インドネシアのバリ島で、超暑い中、ロングステイしました。で、その時、偶然に、「ニュピ」を経験しました。
 電気を付けていると、警察が来て、連れて行かれるなんて、言われていました。家で暗くして、一晩明けるのを待たないといけないんです。
 青森のねぶた祭の様に、いろんな大きなオブジェが作られていました。素晴らしい出来上がりでしたね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%94(←
ニュピの説明)

3、2005年4月18日~5月18日まで、イタリアのフィレンツェでホームステイして、イタリア語の語学学校に通いました。で、その間、ローマやピサやシエナに行ったりしましたが、ローマのバチカン市に、日曜に、日本でコックをしている人と一緒に行った時、そこでの凄い数に驚いて、これは、何かあるなと思っていたら、その時、新たに交代した新法王の挨拶が、その時、ありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%81%E3%82%AB%E3%83%B3(←バチカン)

4、2005年6月11日~7月31日まで、前半バンクーバーにホームステイして、英語の語学学校に通い、後半、トロント大学の寮に住んで、英語の講義を受けました。
 トロント在学中、偶然に、ブルージェイズとマリナーズの試合を見ることが出来ました。日本のプロ野球で、球場に行くなんて、一度もなかったのに、それが海外で、しかも、イチローの試合前の練習姿も見れて、ラッキーでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA(←ブルージェイズ)







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9月の受診

2019-09-26 12:00:31 | Weblog
 7月一杯で退職したのに、自分の身体のメインテナンスで、結構、忙しいかな・・・。
 9月だけで
・9月2日(月)・・・宮崎市の外科受診
・9月2日(月)・・・歯科受診(治療)
・9月9日(月)・・・歯科受診(治療)
・9月11日(水)・・・眼科受診(検査)
・9月12日(木)・・・歯科受診(歯石)
・9月20日(金)・・・循環器内科受診(紹介状を持って受診)
・9月25日(水)・・・循環器内科受診(心エコーの検査)
・9月30日(月)・・・日向市の眼科受診(手術の説明のみ)
 となっていて、8回もあります。(それに、26日(木)、25日に処方された降圧剤で、調剤薬局になかった分を取りに行って、28日(土)には、紹介状の返事をもらいに行くことになっていて)
 10月2日(水)、消化器専門医により、上部消化管の内視鏡検査をすることになりましたが(ピロリの検査も)。
 で、10月8日(火)は、眼科受診して、眼科の手術日が決まりそうだなあ。
 12月2日(月)に、宮崎市まで行って、大腸の内視鏡検査になっているけど。
 自分の場合、手術で、眼科や外科に行かざるを得ないけど、それが解決したら、しばらく、解放されるのかなあ。まあ、眼科には、時々通って、循環器の薬は、ずっと飲まないといけないだろうけど。

 次の様なサイトがありました。
https://www.youtube.com/watch?v=QApxMiea11A&t=26s

 日本の場合、年齢に関係なく、検診の受診率がほぼ一定だとか。
 周りを見ていると、睡眠不足や不規則な生活をして、ストレスを過剰に長期に抱えていた人に、(免疫力が低下して)ガンになっている感じがしますけど・・・そんな人は、高齢でなくても、検診した方がいいと思いますが・・・。
 高齢になって、病気になっても、仕事してもらって、税金を増やそうとしたり、言うことがコロコロ変わる政府には、もう、国民の大多数が、信用してないのかなあ・・・?!
 世界の薬の40%もが、日本で使われ、欧米では、ガン検診の上限があるのに、日本では、ありません。(←これって、少しでなく、かなり、おかしいかな?!)

*写真は、私の長男が、置き炉で、お茶を点てています。



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自己分析

2019-09-25 08:49:44 | Weblog
 自己分析を、(今の時点で)以下の5つの項目で、自分なりにしてみました。

1、趣味・・・ほぼ、10の内の10に近い9かなあ?
2、仕事・・・今は、5もないけど、あっても5ぐらいかな?
3、健康・・・まあ、標準の6かな、70歳にしては、いい方かな?
4、人との関わり・・・まあ、標準の6かな、聞くよりも話す方が好きだし、相手が外国の人だと、超元気が出る感じ?
5、人生の満足度・・・まあ、マイペースでここまで来れたので、9~10かなあ?

 実際、多くの人に助けられて、ここまで来ています。もちろん、人一倍、(救急医療などで)頑張ってきた所もあるけど。もう、あんなに頑張れないなあ。どうしてあんなに頑張れたのかなあ、後輩に自分と同じ様にとは、とても言えない。それで、身体も壊して来ているから。
 ある人が、死ぬ時を自分で勝手に決めて、それまでの計画を立てなさいと言っています。
 まあ、一応、今回、いろんな検査で特に問題なければ、100歳まで生きるとして、70歳~95歳までは、それなりに、アクティブに動いて、最後の5年は、完全に終活かなあ。
 ボケない様に、それなりに努力しないといけないなあ。
 それには、挑戦意欲を忘れず、いろんな事に頭を使い、人と関わり、感謝の気持ちを忘れずに、社会の為に、無理なく、自分なりに貢献することだなあ。

 過去には、こんな内容で書いたこともありました。
 平成5年7月(今から26年前)佐伯市の直川の臨済宗のお寺の寺報16号に載った内容です・・・→
 「真剣に生きる」
 人聞は生まれた瞬聞、死ぬ運命にある。若い多くの人は、死を真剣に考える事を避ける傾向にある。死の事を口に出すと年寄りじみているように言わる。しかし、生あるもの必ず死す。どんなにあがいたって、地位・学歴・貧富・国籍・全く関係なく人間皆、わずか百年足らずで肉体は滅んで行く。体は借り物、魂は不滅。死を真剣に考えれば考えるほど、又、出来るだけ早く考えていればいる程、一日一日を如何に過ごすべきかのより良い結論がその人なりに自然と出て来るはずである。
 「誰でも老人になることは出来るが、誰でも豊かな老年を迎えられる訳ではない。貴方の晩年は今日の貴方の生き方によって大きく左右される。」とゲーテは言っている。
 「生のさなかに我々は死の中にいる、誕生の瞬間から常に人聞にはいつ死ぬかわからない可能性がある。そしてその可能性は必然的に遅かれ早かれ既成事実になる。理想的には、全ての人間の一瞬一瞬を次の瞬間が最後の瞬間になるかのように生きることが出来ねばならない。常にいつ死んでもいいつもりで生きることが出来ねばならない。しかもその為にふさぎ込むこともなく平静にである。この理念を全ての人間に求めることは無理かも知れない。しかし確信を持って言う得るのは、人間がこの理想の精神状態を手に入れる所へ近づくほど、それだけ立派なそして幸福な人間になれるということである。」とは、今世紀の巨匠の一人、英国の歴史学者アーノルド・トインビーの言葉である。 
 年を取れば取るほど苦難苦行をしなければいけないし、いろんな事に挑戦して行かなければいけないと思う。老後に楽をする為に若い時に一生懸命に働くべきだと考えるのではなく、その時その時に、今の自分がどの様にすれば社会に一番貢献出来るかを考えて行動に移すべきだと思う。
 カーライル(1795~1882)は言っている。「われらの大いなる仕事は、遠方にかすかに存在するものを見るのではなく、目の前に明瞭にあることを行なうことである。」と。
 受験の神様、有坂誠人は言っている、「もう絶対に間に合わない、ただ目の前にあるものだけをひたすらマスターすることに全力をあげる。勉強とは、全部やり終わって初めて、それが良かったのか、悪かったのか、評価が下せるものなのだ。」と。
 ハーバード大学のC・W・エリオット総長は、卒業式の時に、次のように言われた。「君達はあまりにも自分自身のことを考え過ぎている。あまり自分だけのことを考え過ぎるな。他人のことを配慮することが習慣化された人間になって欲しい。そうして正しいと思ったことは勇気を持ってやってくれ、そうすれば君達は報いられるであろう。」と。
 フランクルの書いた「夜と霧」(ナチスのアウシュビソツ収容所のことが書かれてある)を読めば、次の事が解る。「ぎりぎりの限界に人間が置かれている時、唯一の支えになるものは、目的を持って未来を信ずること。あの中で牧師と医師が生き延びることが出来たのは、自分が死ねば同僚が死んでしまうと思ったから、つまり、牧師と医帥は愛の為に生き延びることが出来た。」と。
 私の佐伯鶴城三年の時の恩師、数学の渡辺清一郎先生は(現在、故人となっておられます)、かって次のように言われた。「人間には三つの大き関門がある。 受験と結婚とそして死ぬ時だ。受験勉強なんて特別なものはない、授業即ち受験勉強だよ。採点ミスだと言って職員室に来る生徒がいる。それに輪を掛けて点をあげる教師がいる。つまらん学生になるな。教師、一体自分達が毎日何をしているのか考えてみるといい。口先だけの人間になるな、個性をなくすな。生徒の為に、私にはただこれだけ。」と。

 これが載った時、佐伯市で19床の入院設備を持って、小児科単科で開業している時でした。平成2年11月10日(土)の17時まで救急病院の医療法人西田病院に10年半勤務し、翌日に開院式を茶道でし、翌々日に開院しました。
 今、又、この文章を読むと、これを書いた時の気持ちが思い出されます。
 多くの人に、感謝感謝感謝です。






 

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基礎力

2019-09-24 13:18:18 | Weblog
 お茶の先生が言われていましたが、「初めてお茶をしたいとのことで来た人で、日本舞踊をしてきた人だと、茶道での立ち振る舞いが初めからきれいなんですね。」と。
 お茶会で、初めの動きをちょっと見ただけで(帛紗捌きや茶筅通しなどを見て)、点てる人、初心者かどうか、分かりますとも言われていましたが・・・。(←私も、少しは、分かりますが・・・?)
 そうですね、盆踊りの時、とびっきり上手に踊っている人、いますね。かなりの経験者か、先生クラスの人ですね。まあ、盆踊りでは、下手でも、本人が楽しければ、それで充分だと思いますが・・・。
 何事にも、「基礎力」が大切ですね。それには、まず、環境が大切ですね。
 ニューヨークから夏休み来た7歳の女の娘、英語、日本語、全く普通に聞いたり話したり出来ていました。ニューヨークで、日本語学校の補習校に通っていることもあるのでしょうが、両親が日本人で、周りが英語を喋る人ばかりと言うのが、バイリンガルには、最適な条件なんですね。
 大学入試も、それなりに計画を立てれば、難関校も、無理ではないのではと思っています。それには、やはり、小学校入る前からの国語力ではないでしょうか?英語も、最後は、国語と同じで、英語を使っての国語力になりますから。私には、小さい時からの読書の習慣がなかったので、これに気が付いた時には、既に、遅しでしたが・・・。
 語学に関しては、男女差は、確かにある様で、女の子の方が、覚えはいいですね。親の仕事の関係で、長く、海外で過ごす日本の子ども達の場合、一つの言語を、まず、しっかりと覚えていないと、時に、現地の言葉と母国語で、両方ともモノにならず、精神的に不安定になるケースもある様です。
 私の場合、語学の基礎は、大学での勉強でした。大学の教養部で、ドイツ語とフランス語がありましたし、その時、中国語を日中友好協会に行って、教わっていて、又、ロシア語も、自分なりに勉強していました。
 その後、APU(アジア太平洋大学)の学生さんから、50歳を過ぎても、ベンガル語(→その後、首都のダッカに行って、ベンガル語を教わった人の家でホームステイして、アチコチで演奏も)、タイ語(→その後、チェンマイに行って、ゲストハウスに1ヶ月半余ロングステイし、サンディーマーケットで演奏も)、インドネシア語(→その後、バリ島のサヌールに1ヵ月ロングステイ)、アラビア語(→その後、ドバイ・アブダビ・シャルージャに行く)、トルコ語(→イスタンブールに15泊し、教わった先生の家に訪問)と、それを母国語とする人から教われたのは、幸いでした。(51歳で、フランス語5級、ハングル5級、52歳で、中国語準4級、ドイツ語4級に合格)
 数学や物理は、暗記モノと考えると、伸びなくなるので、覚えようとするのでなく、理解しようとすることが大切だと思います。それには、先走って、問題ばかりせず、まず、教科書をがっちりして、定理の出し方なども、しっかり理解しておくことが大切だと思います。(まあ、教科が好きになる、教えてくれる先生が好きになるってことも大切ですが・・・数学が出来ないと、浪人しても、あまり伸びないと言う人もいますが・・・)
 私は、受験に失敗して、2浪して(数学は、出来ていましたが)、国立医学部に入れましたが、その時、出来る人を沢山見てきました。いろんな勉強の仕方がその時あると思いましたが、やはり、出来る人の多くは、予習の濃さが違っていましたね。授業を充分に消化していましたね。あまり、あれこれ、余分な本を買って、していませんでしたね。学校にピッタリと付いて行く人が多かったですね。
 授業を大切にする、これが一番、無駄がなくて、能率的ですね。もっと納得のいく内容を願う男の子の場合は、勝手に本を買って、あれこれしようとする傾向にありますが・・・大学に入ってや、社会に出てからは、自分で問題を作成して、それを解く感じになるので、それも大切なのですが、(答えがはっきりしている)受験では、学校の教材をしっかりとすることが、いい方法ですね。それと、運動も自分なりに気を付けてある程度して、バランスの取れた食事、いい睡眠も大切で、受験する学校の傾向と対策の勉強も大切で、それに、最後まで気を抜かずに、コツコツ勉強していくことも大切ですね。(それに、自分なりの息抜きの時間も、大切ですね、私の場合は、それは、音楽でした。)
 大学の医学部では、出来る人の多くは、講義で睡魔と闘うなんてことはなく、真剣に眼を開いて、しっかりと、講義を聴いて、講義内容を、モノにしていましたね。この見方、まず、間違いないと思っています。まあ、特殊な脳力を持っていて、一度で、とことん暗記できる人もいましたが、それは、例外ですね。
 性格も、小さい時の躾が大切ですね。当たり前ですね。趣味(語学や楽器も)も、モノにするには、まず、基礎力が大切ですね。


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輪廻

2019-09-24 08:58:55 | Weblog



 ヒトは、産まれた瞬間から、100%、この先、死ぬことになっています。どんな人も、それは同じですね。生物は、産まれて、子どもを産んで、そして、死ぬってことを繰り返しています。人間も、同じですね。で、死んでしまうと、・・・どうなるのかなあ?
 自分の肉体を構成している原子は、残ります。クレオパトラが吸っていた酸素を、現代人も、その0、・・・1%、誰しも、吸っているとか?!と言うことは、考え方によれば、不滅ってことかなあ?!
 魂はどうなのかなあ?よく、肉体は滅んでも、魂は不滅って言うけど・・・。(魂の事、しっかりと見えないだけに、正直よく分かりませんが・・・)
 お坊さんや神父さんや神主さんに、(好奇心旺盛な自分は、恥ずかしげもなく)、直接に尋ねたことがありました。
 あるお坊さんが言われました、・・・→あの世に付いてですか・・・自分の周りに、実際に行って帰って来て、具体的に言える人、いませんから、どうなんでしょうかねえ・・・。
 又、ある(カトリックの)神父さんにも、同じ質問をすると・・・→私も、実際に行ってる訳じゃないんで、詳しいこと、言えませんが・・・。
 又、ある(神道の)神主さんが言いました・・・→今、地獄は、悪い人が沢山来過ぎてしまって、超満員で、入る隙間もない。地獄に来ても入れないから帰れと言われるみたいですが(←笑って言ってたので、冗談だと思いますが・・・)。
 時々、マスコミ報道で、白骨死体で発見何てありますが、そんな場合でも、キリスト教やイスラム教で行われている土葬にしても、最後は、微生物がちゃんと処理してくれるはず。
 ハチから刺されると、時々、アナフィラキシーショックで大変なことになるけど、・・・ハチがいないと、どうなるか?・・・→ミツバチがいなくて、受粉が出来ないと嘆いているけど・・・。
 生き物って、全て、ぐるぐる回っている感じで・・・→仏教で言う輪廻って感じかな?!
 北海道でも、動物の頂点に、オオカミがいたが、滅んでしまった(ヒトのせいで!)。海の中でも、サメが頂点にいるって感じだ。アフリカの動物では、ゾウが頂点にいるのかな(←その上に、人間かな)。
 永い年限で培ったそんな地球の生態系を、ヒトって動物は、アッと言う間に壊しています。まあ、人で言えば、ガンですね。もっと、人間は、謙虚になるべきだと思います。

*写真は、(たはら小児科医院の院長室で、お茶を点てている)小学校3年生の長男と、(それから約4分の1世紀経って産まれた)長男の長男

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私の治療

2019-09-23 11:15:23 | Weblog
 以下は、9年前の平成22年9月22日に、記載した内容です。

 昨日は、大発作を起こしてICUに入院していた子ども(2泊3日)と、前から入院している子ども(4泊5日)を退院させた。何か、喉につかえていたものがやっと取れた感じになった・・・。
 昨日も、夜の9時半過ぎに寝て、今朝の4時に起きた。で、ゆっくりと朝食を野菜中心に(オリーブオイルを沢山掛けて)摂り、テレビのラジオ体操第一に合わせて体操をし、7時過ぎに病院に行った。
 救急外来のナースが、「先生、聞いて聞いて・・・」と言う。・・・→予防接種をして、熱が上がり、もう、座薬を3回使ったけど、熱が下がらない、今度、何時間あければいいでしょうか?との問い合わせがあって、それも、一番眠たい深夜の3時半にあったとのこと。で、今日ここに来そうと聞くと、「それがここにも一度も掛かったことなくて、ただ、聞きたかっただけみたいで・・・」と言う。
 まあ、こんなこと、今までに何度もあったけど・・・。(ある時、熱でけいれんが心配で来院すると言うことで、3時頃、寒い中、自転車を漕いで家から出て行って、病院で待つも、待てども待てども来ない。電話を逆にこちらからすると、子どもが眠ったので、そのまま様子を見ているとのこと。)
 昨日の午後からの予防接種で(9名いて、同時接種がその内3名いた)、その中で、前回、2回、三種とヒブをして、38度の熱が出た子がいた。で、今回大丈夫でしょうか?と心配そうに尋ねてきた。
 こんな時、私は、抗ヒスタミン剤をちょっと服用させている。発疹が出たり、三種で、腕がパンパンに張れた子も、これで、次回軽減したのを、何度も経験してるので、今回も、接種の前に、親と相談して、ペリアクチンを2ml内服させて施行した。今まで、経験的に、いい感じに思っているのだが・・・?!
 発熱って、親にとっては、とても気になる症状だ。熱を測れば、数字でちゃんと出るから、尚更、心配になるのだろう。
 私は常々、「機嫌、顔つき、食欲、睡眠の4つが、子どもの見方としては、とても大切な見方。夜、熱が上がっても、吐いても、下痢しても、咳しても、以上の4つでさほど問題がないと思えば、深夜に慌てる必要ない。それが続けば、例え熱が無くても、慌てる必要がありますが・・・」と外来で説明しているのだが・・・。
 ところで、熱が上がって、子どもが興奮状態にある時、漢方薬を注腸して様子を見ることもあります。不思議に、30分もすると、興奮が収まっていますね。当院では、救急外来で、五苓散や黄連解毒湯の座薬(1g)まで作って、使用していますが・・・。
 現在、政治的に、中国との関係がギクシャクしていますが、私は、西洋医学にはない利点が、中国医学(中医学)には沢山あり、両方が上手く使われれば、とてもいい医療ができると思っているのですが・・・?!!

*漢方薬だと、熱さましだけでも、いろいろありますが、オーダーメイド的な使い方で、それ等を使い分ける必要があります。
*嘔吐に著効する五苓散、これの注腸で、点滴するケースがめっきりと少なくなっています。
*夏の無菌性髄膜炎の時の葛根湯の注腸、よく効いている様です。
*延岡でも、病院前の調剤薬局のご厚意で、五苓散の座薬と熱証に使う黄連解毒湯の座薬、作って、使用していました。

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