ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「柿の葉の紅葉/柿の実」 カキノキ科 

2020-11-21 14:27:40 | 日記
     「柿の葉の紅葉/柿の実」 カキノキ科 ☆9月26日の誕生花☆
             花言葉は… 恵み・優美・自然美



 今朝の最低気温は午前6~10時の14.5℃。  日中の最高気温は午後2時の16.5℃。
ですが、今日の最高気温は夜中0時の17.0℃です(昨日の熱気がまだ残っていたんですね。
朝方は曇っていましたが、日中はすっかり晴れ上がり、ほぼ快晴のお天気になりました。
しかし北寄りの冷たい風が強めに吹き、すこし肌寒い一日でした。


 今朝は “子どもの作品展(絵画)” を見に行ったのですが、幼稚園児の絵ばっかり(汗。
作品数も少なくちょっとがっかりです。
なんか予定していた絵画展が、このところのコロナ感染者増で中止が相次いでいます。
勇んで子供の絵のアップを開始したのですが、先行き不安になって来ました。 コロナ、あっち行け!  
しばらくは “児童絵画展” にアップされている絵を紹介したいと思っています。


 今日の花は 「柿の葉の紅葉/柿の実」 です。
“子どもの作品展” を早々に引き揚げ、岸和田南部に 「柿の葉の紅葉」 を撮りに行って来ました。

10日前に行った時はもう一歩の紅葉でしたが、今日は見事に紅葉(黄葉)していました。






足元は柿の葉の絨毯… 踏んで歩くのも気が引けるほどでした。


「柿」 の原産地は中国の揚子江流域で、古い時代に日本へ入っ来たと考えられています。
日本からヨーロッパや北アメリカに伝わった為、世界中で 「kaki」 の名が通用するそうです。
「カキ」 の名は、秋の山野になる赤い実からアカキ(赤木)、実が堅いことから
カタキ(堅)、つやつやして輝いていることからカカヤキ(輝)など多くの説があるそうです。
学名は “diospyros kaki” で “diospyros” はギリシャ語で “神の食べ物” を
意味するのだそうです。 なんだか誇らしいですね(笑。




  本来 「柿」 は渋柿で、甘柿は日本で突然変異種として発見されたものとか。
その渋柿が渋いのは、お茶などにも含まれている水溶性の“タンニン”のせいで、
渋抜きはその “タンニン” を非水溶性に変える作業なのだそうです。 
私の子供の頃は、渋柿をお米の中に押し込んで甘くなるのを待ったものです
(炭酸ガスが作用したのでしょう)。
“○○が赤くなると医者が青くなる” という果物はいくつかありますが、柿もその一つです。 
“柿が赤くなると医者が青くなる” と云われるほど 「柿」 の栄養価は高く、
特にビタミンCはレモン、イチゴに匹敵するほどだそうです。
ビタミンCといえば酸っぱいイメージですが、ちょっと意外ですね。




 「柿」 の収穫量が最も多いのは和歌山県で、約5万500トン(シェア21%)の収穫量。
2位は約3万600トン(13%)の奈良県、3位は約2万400トン(8%)の福岡県です。
柿の収穫量日本一の和歌山にはこんな歌が有るんですよ⇒ ♪和歌山の柿
県庁の職員が作った歌で、息子さんが歌っているそうです。
色んな柿の特徴が分る楽しい歌です。 ぜひ聴いてみて下さい。

 2017年11月の毎日新聞に 《おいしい市松》 と題して、こんな記事が載っていました…

【赤や黄、緑などカラフルな色の柿の葉で包んだ紅葉  「柿の葉すし」  が人気を呼んでいる。
奈良県桜井市の  「山の辺」  では、11年前から季節限定で紅葉した柿の葉で作った
すしを作っている。 毎年11月になると 「平核無」 の紅葉した葉を集め、包む】
…ひげがいつも親戚や友人に送っている “柿の葉すし” は緑一色ですが、これはカラフルですね。 
贈られて蓋を開けたら 「おぅ~」 と声が出そうです。

 山口銀行編纂 山口むかし話より… 《鶴柿 鶴の恩返し》
【昔、昔、ある日のこと、鶴の親子が八代(やしろ)の里を空高く飛んでおりました。
八代の里は柿の木が多いところ。 たわわに実ったおいしそうな柿の実をみて、
子鶴は、食べたいと欲しがりました。 けれども鶴は木の枝にとまることができません。 
どうやって、もいだらいいだろうと、親鶴は柿の木をぐるりぐるりと飛んでおりました。
そこへ一羽のカラスが飛んできて、熟れた柿を美味しそうに食べ始めました。 

 これをみて親鶴は柿の木の下へ降りて行き 
「カラスさん、私たちにも一つ熟れた柿をもいでおくれでないかね」 と、頼みました。 
カラスは 「もいでやってもええがの、お前さんは器量良しじゃ、よう熟れた柿じゃ着物が
汚れるじゃろうから、まぁこれがよかろうて」 といって、まだ固い柿の実を鶴に投げました。
「カラスさん、子供が欲しがりますので、もっと良く熟れたのをお願いします」とまた、
丁寧に頼みました。 「それなら、ちょっと待っちょけや」 と言ったきり、
カラスは鶴に採ってやろうともせず、自分だけ良く熟れた柿をたべ、
種やへたを下へバラバラ投げ捨てました。 
いつまでたっても採ってくれそうにありませんので、鶴はまた頼みました。 
すると、カラスは腹を立てて 「そんなら、お前さんが登って好きな物をもぎんされ」 
と言ったかと思うと、固い柿の実を鶴に向かって投げつけました。

 これを、じっとみていたお百姓さんは、ぬけぬけと柿を食べているカラスを追い払い、
良く熟れた柿を鶴に採ってやりました。 鶴の親子は喜んですっかり食べるとグルーガルー、
グルーガルーとお礼を言いながら飛んで行きました。

 それからしばらくたった、ある寒い日のこと、このお百姓さんの家に大騒動が起こりました。
お百姓さんの子供が干柿を食べていて、柿の種をのどに詰めてしまったのです。 
すると、いつぞやの鶴が、お百姓さんの慌てた姿を見て、訳を聞くなり 
「私がお助けしましょう」 とお百姓さんの家へ飛んで行きました。 
そして鶴は、苦しんでいる子どもの口を開けさせると、その長いくちばしで
なんなく柿の種をついばみ出してしまいました。
お百姓さん夫婦は大喜びで鶴にお礼を言い、「八代の柿ぁ うまいんじゃが、
種が多くてしょうがない。種さえなけりゃ、八代の柿は周防一じゃが」と言いました。 
これからです。 八代の柿は干柿にすると、どうしたわけか種がすっかりなくなってしまい、
子どもが種をのどに詰める心配がなくなった、ということです。 
こうして八代では、干した柿を干柿とも吊るし柿とも言わず、鶴の恩返しと考えて、
鶴柿(つるがき)と言うようになったそうです】


 “児童絵画展” にアップされていた絵を紹介しています。
今日の絵は小学4年生の女の子が描いた 「働くパパたちカッコイイ!」 です。


作者のメッセージ… 【私は絵を描くことが好きで、休みの日に家でよく描きます。
パパはいそがしくてなかなか帰ってこれませんが、パパの仕事場へ行くことがあって、
そのすがたを見ることができました。 パパとパパの会社の人が汗びっしょりになって、
一生けん命はたらいていました。 その時のことを描いてみたけど、
はたらく車やきかいはあまり見たことがないので、描くのがむずかしかったです。
パパや会社の人たちの真けんな表じょうは、よく見て、工夫して、描きました。
出来上がった絵を見て、家族もパパの会社の人たちも、みんながほめてくれて、うれしかったです。
でも、パパが一番喜んでいたので、よかったです】

子供に “働くパパってカッコいい” なんて言われたら最高ですねぇ。
ブルルン、ブルルンというフォークリフトの力強いエンジン音が聞こえて来そうな絵ですね。
因みに、ひげもフォークリフトの免許は持っていましたが、会社の構内を3度位走っただけの
ペーパードライバーでした。 もう失効してるのかな(笑。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする