ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ジャノヒゲ(蛇の髭)の実」 ユリ科 

2020-01-25 17:38:03 | 日記
    「ジャノヒゲ(蛇の髭)の実」 ユリ科 ☆12月11日の誕生花☆
          花言葉は… 変わらぬ想い・不変の心



 今朝の最低気温は午前7時の6.5℃。  最高気温は午後3時の10.5℃。
このところはっきりしない日が多いですが、今日も晴れたり曇ったりでした。
また明日は小雨模様の予報が出ています。 スカッと晴れて欲しいですね。


 今朝は曇り空… という事で、またテレビのお守りです(笑。
今日は “行くぞ!最果て!秘境×鉄道「マダガスカル・スマイル列車」”
色んな所で色んな生活があるんですねぇ。 でも皆んなそこで生活している。 
私たちには貧しく見えても… 皆んな頑張ってる。
贅沢言っちゃおれん(ちょっとしみじみ・笑。


 今日の花 「ジャノヒゲ(蛇の髭)」 の実です。



冬場は花が少なく実のアップが多くなります。 そして赤い実が多いですね。
ですが、今日の実は鮮やかなブルー、まるで宝石のようです。 
樹脂で固めてペンダントかイヤリングにしたい、それほど綺麗な実です。




でも、散歩していてこの草を見付けても、この実には気が付きません。
冬でも枯れない青々した葉に被われ、実はその草に隠されているからです。
草(葉)を分けて見るとこの美しい実(7mm程度)が現れます。
「ジャノヒゲ」 は寒さに強く、北海道から九州、東アジアに広く分布するそうです。


蛇には髭はありません… なのに 「蛇の髭」 とはこれ如何に!(笑。
属名は “Ophiopogon” で、ギリシャ語の 「ophio(蛇)+ pogon(ひげ)」 が語源だそうです。
日本名 「ジャノヒゲ(蛇の髭)」 はその直訳です。 ギリシャにはどんな蛇がいるんだ(笑。
「…髭」 は細長い葉姿に由来し、別名 「リュウノヒゲ(竜の髭)」 ともいうそうです。


ウィキペディアによると… 【葉状から “蛇の髭” または “龍の髭” といわれたが、
“ジョウノヒゲ” が転訛して “ジャノヒゲ” になったと考えられる。
“ジョウノヒゲ” とは “尉(じょう)の髭” の意であり、能面で老人(翁)の面を
“尉(じょう)” と云い、この葉の様子をその面の鬚(あごひげ)に見立てた】
…と書かれていました。


ここまで “実” と書いて来ましたが、果実のように見えるのは “種子” で、
果皮は成熟の過程で破れ、 “種子”  が露出したまま成熟するのだそうです。
検索したブログには… 【実(種子)の青い皮を剥ぎ取ると白い小さな玉があらわれます。

 
それを固い床にたたきつけると、スーパーボールのように数m跳ね上がる様子が面白く、
昔は子供のおもちゃになっていました(弾玉(はずみだま)】 …と書かれていました。
東アジアが原産地で、日本、中国、朝鮮半島などに自生しているそうです。
決して珍しい植物では無く、公園などの花壇の縁などに良く植えられているそうです。


 今日の子供の絵は2年生の女の子が描いた 「かもとりごんべえ」 2作品です。

これも読み聞かせを絵にしたもののようです。


ごんべえさん、なんとも言えない表情をしていますね。
初めてこの絵を見た時、プッと吹き出してしまいました(笑。
「かもとりごんべえ」 と言えば、ひげは沢山のカモに引っ張られて、
空に舞い上がる場面しか知らなかったのですが、こんな物語です。

 〖福娘童話集・きょうの日本昔話〗 より…
【むかしむかし、あるところに、カモ取りのごんべえさんという人がいました。
ある朝、ごんべえさんは、近くの池へ行ってみてビックリ。
仕掛けておいたワナに、数え切れないほどのカモがかかっていたのです。
おまけに池には氷が張っているので、カモたちは動けずにいる様子です。
ごんべえさんは大喜びでワナのアミを集めると、池の氷が溶けるまで見張る事にしました。

 そしてうっかり居眠りしてしまい、気がついた時には、もう池の氷は溶けていたのです。
「おっと、大変」 あわてた時は、もう遅く、目を覚ましたカモたちがバタバタバタと飛び立ち、
それと一緒にごんべえさんもカモたちに引っ張られて空へ舞いあがってしまいました。
カモたちはごんべえさんをぶらさげたまま、野をこえ、山をこえ、谷をこえ。
「たっ、たすけてくれー!」   叫んでいるうちに、うっかりアミを離してしまいました。

 ごんベえさんは、まっさかさまに空から落っこちると、畑で働いていたお百姓さんの前へ、
ドスン!  「なになに、カモをつかまえようとして、反対にさらわれたって?」
話を聞いたお百姓さんは、気の毒に思って 「どうだい、ここでしばらく暮らしていっては」
「はい、よろしくお願いします」 こうして次の日から、ごんべえさんは畑をたがやしたり、
種をまいたり、一生けんめいに働きました。

 そんなある日、アワ畑で刈り入れをしていると、三本だけ特別に大きな穂をつけた
アワがありました。  「ようし、こいつを刈ってやれ」
手元へ引き寄せて穂を刈ろうとしたとたん、茎がバネの様にビョーンと、
はね返ったから大変です。 「たっ、たすけてくれー!」
ごんべえさんはピューと飛ばされて、遠く離れたかさ屋のお店の前へ、ドスン!

 「なになに、アワを刈ろうとして、飛ばされたって?」
話を聞いたかさ屋の主人も、気の毒に思って、
「それでは、しばらくここで働いて、お金をかせいでいくがいい」 
「はい、よろしくお願いします」
こうして次の日から、ごんべえさんはお店の手伝いをして、せっせと働きました。

 そんなある日、出来上がったかさを干そうとしていると、風がピューと吹いて来て、
ごんベえさんはかさと一緒にまたまた空の上です。
「なんだって、こう飛ばされてばかりいなけりゃならないんだ」
ブツブツ言いながら飛ばされていくうちに、屋根の様な所に足が着きました。
「フー、やれやれ、助かった。誰かさんの家の上に降りたらしいぞ。・・・へぇ!?」
ところがそこは、なんとお寺の五重の塔のてっぺんだったのです。

 「たっ、助けてくれー!」 そこへ走って来たのが、四人のお坊さんです。
お坊さんは、持ってきたふとんを広げると 「おーい、大丈夫かー? ここへ飛び降りろー」
「そんなこと言っても、こわいようー」 
「大丈夫、大丈夫。しっかり持っているから、はやく飛び降りろー」
こうなったら、仕方ありません  「よっ、ようし。飛び降りるぞ。それ、一、二の三!」
ヒューーーン、ドスン!  ごんべえさんは見事、ふとんのまん中へ飛び降りました。
しかしそのひょうしに、ふとんを持っていたお坊さんたちの頭がぶつかり合って、
お坊さんたちの目から火花が飛び出しました。
そしてその火花があたりへ飛んで、五重の塔が焼け、お寺が焼け、
何もかもが残らず焼けてしまったということです】


今日の歩数   0歩。
コメント (4)
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