幕末気象台

おりにふれて、幕末の日々の天気やエピソードを紹介します。

笞で五つ打の刑

2015-04-12 14:37:06 | Weblog
知人の御父さん(五十嵐賢吾氏)が解読なされ「歴史春秋」と言う雑誌に載った
「天保十四年以来 落着罪銘書控」と言う史料を、知人からお届けいただきました。
内容は軽犯罪の処分記録です。

今でも起こりそうな事件ばかりです。

面白いので少し内容を紹介します。六丁原代官所の裁きやいかに。
答えは、庭の青木の花の写真のあとにあります。

①酔っぱらった与左衛門は、右太郎に自分から突き当り、「お前がぶつかってきた」と
 因縁をつけました。しかしへべれけの酩酊で自分では少しも覚えていません。



②いせ は離縁した後に離縁した婿、鉄衣と再び関係をもっていて、正式な手続きもせず夫婦を名乗っていた。



③下柳原村の留蔵は願いを出さず抜け参りで、伊勢参りに出かけた。


④奉公人 八田野村長助妻は奉公先の主人に告げず、家に帰っていた。


⑤強清水新田村の芳二郎と右太郎は、御停止の踊り物真似一座に宿を貸し興行を行った。














  ①笞にて五つ打ち


  ②杖で三十打ち 
 

  ③囲入の上、罰金千五百文(20000円位か?)


  ④笞で十打の刑


  ⑤笞にて十五打ち







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