5月3日付の読売新聞は各地方版で一斉蜂起をかけているかのようです。もともとこの件では、「朝日&毎日」VS「読売&産経」の構図が見られましたが、ここに至って歴然としてきたようです。
道内では野球の特待生制度は13高校に。道高野連が発表(北海道)
(2007年5月3日 読売新聞北海道版)
一方で、最終判断を委ねられた学校現場から戸惑いの声が出ている点には、「真剣に対応してきたが、各学校ごとに特色がありすぎ、高野連としても明確な基準を示すのに、時間がかかった」と釈明した。
発言しているのは北海道高野連の坂本理事長です。「各学校ごとに特色があ」るのは当り前のことです。特色を出してこそ私学なのです。そんなことさえわからないで、「あれはダメ、これはダメ」では、無責任すぎます。
「明確な基準を示すのに、時間がかかった」 はあ? いったい、いつ「明確な基準」とやらが示されたというのでしょう。(今でも)基準がわからないからこそ、みんなが混乱して、とりあえず駆け込みで「違反」を認めているのではないでしょうか?
まあ、「時間がかかったので結局は示せなかった」という意味なのかもしれません。それは順序が逆というものです。まず明快な基準があって、それに従って「アウト」と「セーフ」がジャッジされるのが筋です。今回は「疑わしきは罰す」にしかなっていません。
申告した高校のなかには、最終的には「セーフ」になる高校も出てくるかもしれません。自ら「アウト」だろうと勝手に判断して辞退したかもしれないのです。