仕事は変わらずですが、実家の事情で休日も落ち着かず、前の記事アップから4か月近く経過していました。
何とか片付いてきたので少しずつ作成していきたいと思っています。
以前に手を付けて中断したままだった後漢書の宦者列伝の白文から訓読文、書き下し文、訳文作成について少し纏まったら記事にしようかなぁと。
宦者列伝は主な人物として鄭衆さんから始まり、蔡倫さん、孫程、曹騰、単超、侯覧、曽節、呂強くん、張譲までありますが、これから個々の列伝を全て訳す予定です。
過去には鄭衆さんと蔡倫さんの列伝を訳しているので孫程からということになります。
あまりやる気が持てない場合は順番を変えて呂強くんの列伝からやるかもしれません。
後漢書の酷吏列伝、儒林列伝、宦者列伝などは個々の列伝に入る前に序文というか全体を総括したような作者・范曄のコメント(終わりにも論じて曰くというコメントあり)があります。
宦者列伝については序文のコメントが長めだけど内容が面白い、全て訳すという方針から、今回はこの序文について白文から訓読文、書き下し文、訳文を作りました。
枚数が多いので何回かに分けてアップします。
その後は内容を簡単にした砕けた訳文、画像やら漫画やらを作成したいと思っています。
中国に行った時の話ですが、宦官はかなり軽蔑されています。
「紙の発明(改良)者」の蔡倫さんは知名度が高く別格、「傾城傾国」の李延年さんはお墓がある茂陵付近では知名度が高いのですが、鄭衆さんについては洛陽で聞いても、出身地の南陽で聞いても歴史関係者以外は名前も知らないという感じでした。
私が宦官に興味を持つ理由、彼らの大半は世襲貴族とは違い貧しい庶民の出身であり、コネもなく自らの力により成り上がっているからです。共感するものがあります。
最初のアップは白文と訓読文です。
何の知識もない素人がやっていることなので間違いがたくさんあると思いますが、そこはご了承ねがいます。
コメント欄は訳文の記事のみにします。








